「つぼみ 」宮下奈都
宮下奈都さんの小説は、過去に「誰かが足りない」を読みました。
「誰かが足りない」は一言でいうと「男性的」な小説。
構成と主張の内容が明確で、ぶれがない。
良いにしろ悪いにしろ、言いたいことが明確なので、勝負は早い。
しかし、この「つぼみ」は何が言いたいのか自体が明確でない。よく読めばわかるけど、はたして、どれくらいの読者がそこまで読み込んでくれるのか?ということになる。
という前提での書評になる。
で、この本は良い本である。
この本の良さを、理解する読者が何割いるかわからないにも関わらず、私は素晴らしい小説だと思う。
というのは、人間は、本来あいまいな存在である。
その、本来あいまいな存在である人間が、恋愛に関して論理的であることはありえない。
社会的に論理的であると思われていた人間が、こと恋愛に関してのみ、否論理的な行動をとることは、決して、希なことではないということだ。
ま、この先は、この小説を読んで確認されることをお勧めする。
宮下奈都さんの小説は、過去に「誰かが足りない」を読みました。
「誰かが足りない」は一言でいうと「男性的」な小説。
構成と主張の内容が明確で、ぶれがない。
良いにしろ悪いにしろ、言いたいことが明確なので、勝負は早い。
しかし、この「つぼみ」は何が言いたいのか自体が明確でない。よく読めばわかるけど、はたして、どれくらいの読者がそこまで読み込んでくれるのか?ということになる。
という前提での書評になる。
で、この本は良い本である。
この本の良さを、理解する読者が何割いるかわからないにも関わらず、私は素晴らしい小説だと思う。
というのは、人間は、本来あいまいな存在である。
その、本来あいまいな存在である人間が、恋愛に関して論理的であることはありえない。
社会的に論理的であると思われていた人間が、こと恋愛に関してのみ、否論理的な行動をとることは、決して、希なことではないということだ。
ま、この先は、この小説を読んで確認されることをお勧めする。
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