「あなたの人生、逆転させます: 新米療法士・美夢のメンタルクリニック日誌」 小笠原 慧
心理療法士の資格を取れる大学院を修了し、とあるメンタルクリニックに就職を決めた森野美夢(みゆ)。
新米心理カウンセラーとしてのキャリアをスタートさせた美夢だが、彼女が担当するのは難しい患者ばかり。
精神科医で院長の奥田に見守られながら、様々な経験を積み成長していく美夢だった。
実は美夢自身も軽いメンタル障害を抱えており、自分の内面とも向き合いながら患者とも接する毎日だ。
つらい面もあるが、新たな発見も毎日のようにあり、無我夢中の人生を送る。
いやあ良いですね。
人が自分自身の悩みと向き合いながら、他人への思いやりを深めるという行為は、とても敬虔で慈愛に満ちた行為だと思う。
でも、それらの行為は、日々のつまらぬ悩みやいざこざに紛れているから、本人は尊い行為をしているという自覚は全くない。
作者の小笠原さんは医学部を卒業し、メンタルクリニックを開業している現役の精神科医なので、症例が具体的かつ詳しく、かつ誠実な印象を与える文章になっている。うさんくささは皆無だ。
自傷癖のある患者の描写は痛ましいくらい分かりやすい。
それにしても、本を読むということは素晴らしいことだと、改めて思う。
自分で学べば、10年くらいかかることを、表面的ながら、数時間の読書で知ることができる。
No book, no life である。
心理療法士の資格を取れる大学院を修了し、とあるメンタルクリニックに就職を決めた森野美夢(みゆ)。
新米心理カウンセラーとしてのキャリアをスタートさせた美夢だが、彼女が担当するのは難しい患者ばかり。
精神科医で院長の奥田に見守られながら、様々な経験を積み成長していく美夢だった。
実は美夢自身も軽いメンタル障害を抱えており、自分の内面とも向き合いながら患者とも接する毎日だ。
つらい面もあるが、新たな発見も毎日のようにあり、無我夢中の人生を送る。
いやあ良いですね。
人が自分自身の悩みと向き合いながら、他人への思いやりを深めるという行為は、とても敬虔で慈愛に満ちた行為だと思う。
でも、それらの行為は、日々のつまらぬ悩みやいざこざに紛れているから、本人は尊い行為をしているという自覚は全くない。
作者の小笠原さんは医学部を卒業し、メンタルクリニックを開業している現役の精神科医なので、症例が具体的かつ詳しく、かつ誠実な印象を与える文章になっている。うさんくささは皆無だ。
自傷癖のある患者の描写は痛ましいくらい分かりやすい。
それにしても、本を読むということは素晴らしいことだと、改めて思う。
自分で学べば、10年くらいかかることを、表面的ながら、数時間の読書で知ることができる。
No book, no life である。
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