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歩くことが唯一の趣味ですから。

赤い靴

2012-11-06 | Weblog
昨年の秋、日本平にうっかりサンダルで登って足の裏にマメができたとき、頂上にこんな銅像があるのを
見かけて近づくと「赤い靴をはいていた女の子」の像だった。

野口雨情の詩にメロディをつけた童謡「赤い靴」にはモデルがいて、明治37年7月15日に清水で生まれた
岩崎きみという子なんだって。きみと母親かよは北海道に移住し、かよは2歳のきみをアメリカ人宣教師
ヒエット夫妻に託して養育を頼んだらしい。

夫妻がアメリカに帰国するとき、きみは不治の病に冒されていたので、孤児院に残されることになったと。
まもなく、母に会うこともなく亡くなったきみは、東京六本木の鳥居坂教会の共同墓地に葬られて、いまも
そこに眠っているという話。で、きみの故郷が見える日本平の頂上に昭和61年に銅像ができたわけ。

そういえば、六本木鳥居坂にほど近い麻布十番にも「赤い靴をはいていた女の子」の銅像が立っている。


これがその銅像です

「異人さんに連れられていっちゃった」っていうから、外国に連れていかれたのかと思ったら、北海道に
残されたまま死んじゃったんですね。写真を整理していたら日本平の写真が出てきたので、東京の像と
対にして並べてみました。……今回、字ばっかり!


関連記事: 草薙神社から日本平へ
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