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歩くことが唯一の趣味ですから。

雲の中へ

2019-07-18 | Weblog
左からミラクルひかる、ホリ、山本高弘、原口あきまさ……この4人のスペシャルものまねライブ
「変人7」の東京公演のチケットが取れなかったので、仙台公演を見に行ってきた。面白かった。
ときどき仙台にくるけれど、ちゃんと観光したことがない。そこで伊達政宗の廟所である、隋鳳殿
に寄ってみた。



極彩色の豪華絢爛な厩は、1945年に戦災で焼失したのを、1979年に再建したもの。震災では
無事だったんだろうか。仕事ついでに、伊達政宗を祀る青葉神社を2013年に訪ねたときは石の
鳥居や灯籠が倒壊していたのを覚えている。



厩の中に、こんな木像があるらしい。独眼竜政宗なのに両目が備わっている。親からもらった目を
片方なくしたことが子供のころからコンプレックスだった政宗は、自分の肖像や彫刻を両目がある
ように作らせたという。隻眼の萌えキャラに描かれるのは遺憾だろう。



政宗の厩のそばに立つ忠魂碑は、誰のためかと思ったら、幕末の戊辰戦争で奥羽越列藩同盟の
一員として薩長と戦って落命した仙台藩士や、旧幕臣・米沢藩の仙台応援隊士ら1260名と、民間
で犠牲になった多くの人のため、伊達家の14代藩主と仙台藩士が出資して明治10年に建立した
鋳鉄製の忠魂碑だった。



青葉城に行ってみると、こんどは佐賀の乱や西南戦争、日清戦争などで犠牲になった多くの兵士の
ための昭忠碑があった。トンビのブロンズ像は元々は碑の上に掲げられていたが、東日本大震災で
落っこちたので、それからは碑の前に置いてあるそうだ。



初めて見るような気がしない、伊達政宗の騎馬像。もしかしたら学生のとき、一度ぐらい見たことが
あるのかもしれない。わからない。あの政宗も、両目があるパターンだろうか。城址の売店で買って
飲んだ、ずんだシェイクおいしかった。



他に行きたい場所もないので山にオカマを見に行くことにした。五色沼とも呼ばれる、蔵王のお釜。
その日の午前中は見えたというが、バスで上がっていくとモヤが濃くて視界がよくない。オカマの姿、
はたして見えるか?



標高1700mぐらいまで上がった甲斐もなく、オカマぜんぜん見えなかった。レストハウスの食堂の
窓に貼ってある写真を見て、白いモヤの向こうに美しいオカマを想像する。大きさの見当がつかない
けれど、たぶん巨大だろう。



オカマの気配だけでも感じようと外に出てみる。霧雨が降っているというか、水滴が空中を漂っていて
傘なんか差しても腕や胴や脚が濡れる。この白いのはモヤではなく、雨雲なのだそうだ。雨雲の中って
こんな感じなのか。オカマより雲の中へ入れて、よかったかも。



利用した観光バスのコースに組み込まれていたので、雲の中からキツネ村へ。元は毛皮にするミンク
を飼育していたのだが、動物愛護の意識が高まるにつれてミンクが売れなくなり、扱うのをやめるころ
たまたま譲り受けたキツネを育てているうちに、6種類100頭に増えたという。



その他 うさぎ・ 

点のあとに何かいたはず。その動物は、どうなったんだろう? 心配になったけど、ヤギがいたから
「ヤギもいます」の文字が消えたと思うことにした。



大自然林の中に棲むキツネをご覧

「ご覧」のあとが途絶えてるのは、増築して文字が隠れてしまったようだ。



キツネの檻に人間が入る施設です。

なんかこわい。注文の多い料理店みたいに、「服を脱いでください」「バターを塗り込んでください」
とか書いてあったら、どうしようと思った。



でも入ってみたら、意外と大丈夫だった。キツネがみんな、雨に濡れて哀れな感じだった。晴れの
日はもうちょっと、ふさふさ、モフモフしてるだろう。



キツネは犬のなかまだというが、鳴き声はネコみたいだった。キャー、キャーと泣きながら大きな
口をあけて、お互い噛み合うふりをした。どちらの口が大きいか比べるだけで、実際に噛むことは
なかったが、人間が不用意に近づいたり、人間が背を向けて逃げたら噛むという。



向かって行けば噛まない。キツネ同士も、背を向けて逃げたら噛むのかもしれない。向かい合って
大口をあけてキャー、キャー鳴いてれば噛まない。そういうものらしかった。キツネ村から仙台まで
バスで戻って解散後、新幹線で帰る前に牛たん食べた。



2013年に地元の人に勧められた、仙台駅東口の司。あれからビルになって店の構えが変わった
ような、変わらないような。焼き場の人の顔は同じだった。店より顔のほうが記憶に残るようだった。
味はもう忘れていたけど食べたら焼き加減がよくて、おいしかった。

関連記事:   瑞巌寺

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