散 歩 B L O G

歩くことが唯一の趣味ですから。

御岩神社

2019-07-27 | Weblog
アポロ14号の乗組員エドガー・ミッチェルや、スペースシャトルに搭乗した向井千秋が宇宙から地球を眺めて
日本に「光の柱」が立っているのを認め、あとでその場所を調べたら茨城県日立市の御岩神社だったという。
そんなことがあるんだろうか?


推定樹齢600年といわれる三本杉

もちろん現地に行ってみても「光の柱」が立っているのを見ることができるわけもなく、立っているのは杉の木
ばかりに見えた。この三本杉が芽を出した当時、ここは修験道の霊場だったんだろう。


なぜなら修験霊場ってハッキリ書いてあるし

御岩神社といいながら神仏習合しているという。明治維新のとき、廃仏毀釈であらかた神社と仏寺は分離
したはずだけど、ここは習合したまま。さすが水戸藩、薩長のいうこと素直に聞かない気骨があったのかと
思えば、いちどは徹底的に破壊されたそうで、この楼門も平成の再建らしい。


阿弥陀如来坐像とか残ったものを安置してる

社務所でもらった案内には、「神仏を祀る唯一の社」と印刷されているけれど、仏像を安置してる神社なら
ほかにもあるから「光の柱」が立つ理由になりそうもない。


ちなみにこれがその阿弥陀如来坐像

御岩神社の手前にある斎神社に仏像があり、天井には龍の絵が描いてあった。なかなかの迫力だけれど、
それが「光の柱」の元だとも思えない。


ちなみにこれがその天井の龍雲図

江戸時代には境内に21の神社仏事が立ち並び、寺町と呼ばれたそうだけれど、いまはそんなこともない。
かつて大日堂というお堂があったところに、いまは御岩神社の拝殿がある。


ちなみにこれがその御岩神社の拝殿

向こう側に標高530mの御岩山があり、昔は「かびれの高峰」と呼ばれたらしい。常陸風土記に「清らかな
山かびれの高峰に天つ神鎮まる」と書いてあるそうだから、「光の柱」が立つならそこかも。しかし、結局
わけもわからず帰ってきた。

Comment    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 雲の中へ | TOP | 横蔵寺のミイラ »
最新の画像もっと見る

post a comment

Recent Entries | Weblog