歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

西武池袋線で見た「10割蕎麦と野性」

2007年07月21日 | 東京の風景
昨日の続きです。

石神井公園駅を後にして、「豊島園駅」を目指して歩き始めました。高層マンションを望む畑けを過ぎたところで、「あの10割そば」の看板を発見。

「手打ち10割」とあります。これに何度も騙されてきました。そば粉100%だから「完成品の蕎麦」が旨いとは、そう単純ではないのです。

以前にも書きましたが、10割蕎麦の看板に釣られて3回失敗しています。旨い蕎麦屋は「材料」だけを売り物にはしません。

材料に加えて、打ち方、茹で方、茹で後の水通し、そして、最後に汁です。

材料プラス「加工技術なのだぁ!」 と声を大にして云いたい。少し興奮してしましました。兎に角、10割看板は良くないのだ!

「10割看板」を睨みつつ、ペットボトルのスポーツドリンクを飲み、心を落ち着かせ歩き始めたのです。


路が線路から遠ざかりつつあるので、線路沿いに出ようと路地に入りました。すると、路地の真ん中に「ゴミのような物」が置かれているのです。

「何じゃコリャ?」と、「ゴミ」に近づくと、壊れたポリバケツの中に「私道」と書かれた「板きれ」が入っています。

なるほど! そう云う事ですか、「私道だから車は通行するな!」の意志表示なのです。もう少し、何とか、それらしい「表示」を・・・・・・、何て思ったりしました。

路地を突き当たると線路沿いの路に出ました。ここから線路は「高架」になります。

この左のワンボックスカー何ですが、京都ナンバーで車内には若い男女が一組、地図を見ながら何やら相談をしていました。「残念」ながら特に妖しい雰囲気は有りませんでした。


線路沿いに公園を見つけました。先ずはトイレです。用を済ませ木陰で帽子をとり、小鳥のさえずりを聞きながら汗を拭いていると、猫が現れました、右端のおじさんが飼い主です。


小鳥の声に、猫は「野性」を呼び覚まさし「狩猟態勢」をとり樹に登り始めました。姿勢を低くしてゆっくり静かに脚を前に送り出します。



辺りは、一瞬にして緊迫した雰囲気となり、私もペットボトルを口にくわえたままで、息を殺して猫を見つめました。

小鳥と猫の距離が縮まると、小鳥は上の枝に移って行きます。「縮まると上へ、縮まると上へ」と、何回かくり返すうちに、猫はかなり高い所まで上がって行き、結局は小鳥は樹から飛び去って行きました。

この時、飼い主と視線が合いお互いに「ニヤリ」としてしまいました。



完全に、猫は小鳥に「からかわれた」ようです。この時点でカメラのメモリーがイッパイになりカードを交換です。

猫は木の上からなかなか降りられず、何を迷ったのか途中で他の枝に移って、上に登りかけたり、かなり混乱した様子で、最後は飼い主に助けられていました。

この猫、本能のままに小鳥を追いかけたのですが、小鳥を捕獲する能力はとっくの昔に失っていたのです。

逃げられた後、高い樹の上で混乱し恐怖を味わい、人間に養われている、ペットとしての自分に気付いた事でしょう。

しかし、姿勢を低くして小鳥を追いつめていくところ迄は、カッコヨカッタ!と誉めてあげたいと思います。

ハンティングを見終わり、スポーツドリンクを一口飲んで出発です。


「豊島園」はまだ先です。


それではまた明日。

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西武池袋線石神井駅「高層マンションと畑と・・・想い出」

2007年07月20日 | 東京の風景

昨日の続きです。

歯の間に挟まったニラを気にしつつ表に出ると、西武バスが見事なコーナーワークでカーブを曲がり駅前に入って行きます、通行人とバスの間隔は数十㎝の狭い路です。


郊外の私鉄沿線に良くある風景です。西武池袋線石神井公園駅は西武新宿線上井草駅より賑やかです。


池袋線沿線より、新宿線沿線の方が都会的と云うイメージだったのですが、今回歩いてみて、この認識は訂正しなければ・・・と、そんな気がしてきました。

今回、調べてみたら池袋線(池袋~飯能間)は1915年(大正4年)(44.2kmの)開業でした。

新宿線(高田馬場駅~東村山駅間)の方は、1927年(昭和2年)(23.7km)開業です。池袋線の方が12年だけ歴史が古いのです。

それにしても、この高層マンションの「偉容」は、周囲の景観とはかけ離れ「異様」です。



この辺りでもこの様な高層建築が可能になったのです、これも「規制緩和」の影響でしようか?

このマンションも10年も経てば、周囲の変化にとけ込んで行くのでしょう。しかし、少子高齢化で住宅需要は低下傾向にあると思うし、都心回帰傾向もあるようですし、この辺りは、マンションの立地としては中途半端ではと・・・・・・。

まぁ。私が「マンション業者」の事など心配するのは、余計なお世話でした。


この駅舎、装飾的なものを一切排除し実用性のみを追及した、低コスト無味乾燥建築です。「もの悲し感」が漂っています。


直線のホームより、カーブしたホームが好きです。ホームの全てを屋根が覆っていません。


田舎の駅はホームに屋根は全く有りません。都心と田舎の中間的スタイルです。それにしても、人の居ないホームには哀愁があります。演歌です。


踏切を渡り、少し行った処で「この工場」を見つけました。「へぇー。こんなところにあったんだぁ!」と、しばし見つめて、昔のことを思い出してしまいました。


普通の人は、この会社の社名は聞いたことも、見たこともないと思います。この会社の名前を知ったのは・・・・・・、エート、三番目に務めた会社ですから、今から30年近く前のことです。

その会社は、プラスチックの成形加工、音響、映像部品の組み立て等をしていたのです。

その時に、この会社の「Eリング」とか、「波形スプリングピン」と呼ばれる、固定したり、連結したりする、数㍉から十数㍉の小さな部品を使用していました。

この会社の小さな部品は、家庭電化製品の中にほぼ間違いなく、一つや二つ入っています。その業界ではそれなりに知られている会社です。

部品の入った箱に書かれていた、社名と住所を今でもうっすら覚えていたのです。「へぇー。こんな感じの会社だったんだ・・・・・・」と、思いながら、時間が逆戻りするような不思議な感覚でした。

駅前から数分でこの景色です。広い畑越しに望む高層マンション。



さぁてと、これから池袋線の「豊島園駅」を目指そうと思います。


それではまた明日。



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西武池袋線石神井駅前で「レバニラ定食」に再会

2007年07月19日 | 東京の風景

昨日の続きです。

住宅街を抜け、石神井公園駅の商店街に入ると、直ぐにこの「幟?」「垂れ幕?」が眼に付きました。



練馬区は、昭和22年(1947年)に板橋区から分離独立し、8月1日に60周年を迎えるそうです。「そうか! そう云う事ね!」と思いました。

西武池袋線は、椎名町の「トキワ荘」の影響か? 関係で? マンガや、アニメの制作関係の会社が沿線に集まっているそうです。練馬区も「それ」を最近は「売り」にしているようです。

「白蛇伝」(1958年公開)は懐かしい! 夏休み学校の校庭で観たような気がします。日本初の長編カラーアニメーションです。



「白蛇伝」を調べていたら、東映大泉撮影所の敷地内に1957年動画スタジオを建設し制作されたそうです。その関係でアニメーションスタジオが大泉の周辺に集まったようです。まぁ、「トキワ荘」も少しは関係があるのでしょう。

「サイボーグ009」名前を知っている程度。


「銀河鉄道999」時々テレビで観た程度。カーブミラーに私の姿が・・・。


「ひみつのアッコちゃん」主題歌は今でも唄えます。


「狼少年ケン」名前は知っています、テレビアニメで観たような?


これは、何と云っても、今でも時々主題歌を口ずさみます。


マンガ、そして、アニメーションで一番好きだったのは、誰が何と云っても!「ルパン三世」です! 2番目が「のたり松太郎」で単行本は全て持っています。

「あしたのジョー」は、当時、周りが騒ぎ過ぎて、一種の「神格化」に近い異常な状況が生まれ、私はそれを見ていて「引いて」しまいました。

さぁーてと、「アニメ垂れ幕?」を見ながら、昼飯場所を探していると、あの「福しん」の看板を発見し迷わず店内へ。

今日のように暑い日は「冷やし中華」と思い、メニューを見ると以前に「中板橋」で食べた「冷やし中華」と外観が異なるのです。

「普通」の「冷やし中華」に見えたのです。


これが「2006年6月6日13時51分」に東武東上線の中板橋駅前商店街の「福しん」で食べた冷やし中華です。

キュウリ、ハム、錦糸卵の三段重ねのトッピングがユニークでした。ヨコのトマトのあしらい方が自然でイイのです。

「普通」の「冷やし中華」は止めにしました。ここは、暑い昼日中、歩き続けるスタミナを、と思いメニューを眺めました。

餃子に、マーボに、生姜焼き・・・・・・、どれにしようか迷いました。

スタミナ、スタミナと呟きつつ眺めていると、有りました!「レバー」と「ニラ」の「スタミナコンビ」が、これです「レバニラ炒め定食」580円です。


「レバニラ炒め定食」懐かしいです。何十年ぶりの再会です!

『レバニラ炒め!』と大きな声で、カウンターの中にいる女性に云いました。

『ハィ! エィテェ、一丁』と笑顔でね調理場に向かって叫びました。ナカナカ感じのイイ女性です。痩身で背が高く20代前半だと思います。

食事を終えて店を出る客の背中に向かって、にこやかに『アリガトー、ゴゼィマース』の言葉、中国の方のようです。

来ました。「レバニラ炒め定食」

ホントに久しぶりです。見ただけでスタミナがつきそうです。ゆっくり良く噛んで、レバーの感触を味わいました。

味OKでした。漬け物にワカメスープが付いて580円は安いです。「福しん」はご飯物もイイようです。

季節が冬になったら「広東メン」か「マーボーメン」に挑戦したいと思います。

お腹もイッパイになりました。

これからが「後半戦」です。


それではまた明日。


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西武池袋線「格子戸」と「バキューム」

2007年07月18日 | 東京の風景
昨日の続きです。

石神井公園を後にして、西武池袋線の「石神井公園駅」に向かいます。井草通りと富士街道が交差する一つ手前の信号を右折です。

地図で見ると、この道を真っ直ぐ行けば、駅に行き当たる筈です。住宅街を抜けていく駅への近道です。




ありました! 格子戸のある家です。しかしまぁ、樹が生い茂り過ぎています、陽当たりに問題ないのでしょうか?

母屋が微かに樹の間から見えます。先祖代々この地に暮らす方のお住いでしょう。格子戸を開け、瓦葺きの門をくぐり抜ける、イイですねェ~、風情があります。

公園から外に出ると直ぐに額に汗、腰に下げたペットボトルはここで飲み干し、新たにスポーツドリンクを補給。


自販機の前は空き地で、不動産屋の看板が立っていました。


「396.63㎡ 119.98坪 第一種低層住居専用地域」とあります。

スポーツドリンクを飲みつつ、この辺り坪単価はいくらなのか?と考えつつ、空き地を眺めての休憩です。

「株式会社ミオモント」とあります。住所が港区南青山です地元の不動産屋ではありません。南青山の文字を見ただけで「高そ~う!」って気になります。

調べてみたら、この物件は契約済みになっていました。こことほぼ同一条件の土地が32坪で4980万円で売りに出ていました。坪155.6万円です。

すると、この土地の値段は1億8千672万円です。安いのか?高いのか? まぁ、関係無いことですけどね。


こちらの家、見た瞬間「懐かしい」と思いました。別に私がむかしこんな家に住んでいた訳では有りませんけれど、懐かしいのです。

高度成長の初期、都心の一流企業に務めるサラリーマンが郊外に建てた一戸建てと云った家です。

私が小学校の頃、こんな家が近所にあったような気がします。当時は「大変なお金持ち」に思えたのです。

当時、私は現在の高島平の近くにあった、一棟に10所帯が暮らす「引揚者住宅」と呼ばれる木造2階建ての仮設住宅に住んでいました。

6畳と3畳の二間、トイレと炊事場は共同、そんなところに親子4人、そしてお婆ちゃんと暮らしていました。

当時は、このような2階建ての一軒家は「夢の家」でした。赤い瓦屋根、薄い水色のペンキが塗られた板張りの外壁、先端が風でくるくる回る「ブリキの換気塔」・・・・・・みんな、とても懐かしい。

先を見ると、懐かしくて、そして「臭い」バキュームカーを発見。


もしかして、この辺り、まさか、下水道がないの?



近づいて見ると、建設現場の仮設トイレから「ブツ」をバキュームしていたのです。

長年の謎だった、仮設トイレの「ブツ」の処理を、今、この眼でハッキリと確かめることが出来ました。

これまで、交換可能な「ポリタンク方式」ではないか?と、密かに推測していたのですが、このような「本格的」バキューム処理方式だとは思ってもいませんでした。

一生のうちで一回、有るか?無いか?の、貴重な接近遭遇、そして、且つ映像に記録出来たことは、今回の大きな成果と考える所存でありま~す。


そろそろ、駅に近づいて来たようです。


やっと、もうすぐ「昼飯」にありつけそうです。

それではまた明日。 


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石神井公園で「年金世代」を見る。

2007年07月17日 | 東京の風景
昨日の続きです。

三宝寺池側は「庭園」と呼べるエリアから、奥に進むと池の周囲には、自然がそのまんま残っていました。

昼休みの時間帯、ベンチに座って休む人、散策する人、石神井公園のいつもの風景なのでしょう。


ここだけ切り取ると、東京都の23区内とは思えない風景です。


公園の周囲に高いビルが建っていない為、ナカナカの景色です。


上井草駅で降り、ここまで汗を拭き拭き、日陰を見つけては休み、やっと辿り着いたのですが、公園に入ってからはまったく汗をかきません。



橋の上に人が集まっています。野鳥を観察しているようです。


カワセミです。


「カワセミ」は漢字で「翡翠」と書くそうです。「翡翠」は「ヒスイ」とも読み、宝石の「ヒスイ」と「カワセミ」は同じ漢字を使うようです。知りませんでした。

宝石の「翡翠・・・ヒスイ」が先で、宝石の様な鳥なので「翡翠」と表記したようです。カワセミの別名「翡翠」と書いて「ショウビン」とも云うそうです。

オスを「翡」、メスを「翠」と云い、合わせて「翡翠」と表記してカワセミと読むそうです、段々判らなくなります。

確かに、カワセミの羽の色は光線の具合により「ヒスイ」の様に輝きます。上の写真の角度では、残念ながら輝きません。

皆さん、一瞬の輝きを狙っているのです。



平日でも、お爺さん、おばさん達が「望遠レンズ」で狙っています。年金で暮らしている世代ばかりです。



野鳥の一瞬の姿を捉えるために、一日中ここでカメラを構えているのでしょうか?

その姿を後ろから狙って撮っている私は・・・・・・、この中で一番「脳天気」な暇人?



カワセミは深山幽谷の野鳥でしたが、最近は「生き方」を変えて都会で暮らすようになったそうです。そんな事をNHKの番組で放送していました。

カワセミも山奥よりも、都会のほうが暮らしやすい事に気が付いたのでしょうか?

カメラの放列の後ろを可愛い猫が一匹、誰にも注目されず、カメラのレンズも向けられず、トボトボと歩いていました。



「ミャーオ」と声を掛けたのですが、一瞬だけこちらに視線を送り、またトボトボと去って行きました。


これまで石神井公園は、広くて、明るくて、ボートを漕いで、歩くだけの普通の公園と思っていましたが、植物観察あり、野鳥観察あり、お寺の境内的趣あり、観音様あり・・・・・・・と、石神井公園は、ホントにいろいろあってとても楽しめる公園でした。

石神井公園から、西武池袋線の駅を目指します。

そろそろ昼飯を食べる時間です。


それではまた明日。



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石神井公園「庭園」と「神社仏閣境内休憩所様式」?

2007年07月16日 | お寺・神社
昨日の続きです。

七夕飾りの鑑賞を終えて、休憩所の方を見ると熟年の女性が一人、「氷りイチゴ」を食べている姿が眼にとまりました。



何処か懐かしい佇まいの建物です。何処かで、いつか見たような作りです。ここまで書いて本当に、なかなか思い出せず半日が過ぎて、やっと!記憶が甦りました。

そうです、花見で賑わう上野の山で見かける休憩所です。今は東京都の公園ですが、間違いなくあそこは昔、寛永寺の境内でした。

こ様な仮設でもなく、本格的な建築でもない、この中途半端な建物の形式は、お寺や、神社の境内に良く見かける「神社仏閣境内休憩所様式」です。本日、私の一存で命名しました。

あくまでも、境内であり「参道」ではないのです。参道の、おみやげ屋と飲食店を兼ねた店は本格的な建築です。

境内には、宗教上? 税法上? 慣習上? 等の関係から営利を目的とした、恒久的建物は好ましくなく、あくまでも「一時的」で有ることを「装う」必要性から、このような中途半端な「神社仏閣境内休憩所様式」が生まれたのでは?と思うのであります。

三宝寺池? そういう事からすると、ここは昔「お寺」の境内だった?

この、うどん、かき氷、ラーメンの幟、なかなかケッコーな風景です。うどんだけには「名代」と付いています。自信があるのでしょう。


この平台に並んだ「駄菓子類」、賑やかさを演出した商品の並べ方にも「神社仏閣境内休憩所様式」の特徴が「滲んで」います。


うどん、そば、ラーメン、カレー、カツ丼、天丼、おでん、何でもあります。価格は町中よりも1~2割高いようです。これが「神社仏閣境内休憩所価格」なのです。


味に付いても、とりわけ旨いと云えるものはなく、又、客の方もその事はある程度は承知で入って来ます。

「割高で美味しくない」のが、「神社仏閣境内休憩所」の全国的な「統一規格」なのです。

有る意味、ここで食する事は一つの「宗教的行為」として、不味いこと、高いことに対して、不満を述べることは「差し控えて」いるのです。

見学だけと決めていましたので、一通り店の様子を眺めて裏側の出口から散策路にでました。店には、氷りイチゴの一人客と、熟年女性のグループが3組入っていました。

散策路は木立が生い茂り、ひんやりとして「和風庭園」の趣です。


やはり、有りました! 小さな祠に観音様です。

都立公園に観音様です。ここは、もしかして、やはり「お寺の境内?」だったのです。



都立の公園に宗教施設が祀られている。あまり見かけない光景です。もし、これが神道系の施設であれば、東京都は「憲法違反」として訴えられていたかもしれません。

ここは、やはり「観音様」の有り難い「お力」です。観音様を訴える人は世間にはいないのです。私も祠の前で合掌しました。

小さな池にはカルガモが2羽、日向ぼっこです。


カルガモの先には、亀の夫婦?も仲良く並んで甲羅干しです。


石神井公園の三宝寺池側は、公園と云うより「庭園」でした。

三宝寺と云う「お寺」の側にある「池」なので、「三宝寺池」と云うのですが、公園は寺の境内の一部と云ってもいい趣です。

石神井公園のイメージは、大きく変わりました。


石神井公園、もう少し「探索」します。


それではまた明日。
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石神井公園「七夕の短冊」で想いを巡らしました

2007年07月15日 | 東京の風景
一昨日の続きです。

石神井池側の探索を終えて感じるのですが、これまで抱いていたイメージとかなり異なる印象でした。

広々として明るく、人工的な公園を想像していたのですが、自然をそのまま生かした森林公園のようです。

それでは、次に三宝寺池側の探索です。

居ました、スケッチをする人達が3人ほど、キャンバスの側に描き手が居ないのでねちょっと失礼して作品を覗いてみました。

「睡蓮」です。ケッコー「モネ」しています。

休憩所の辺りに「七夕飾り」が見えました。


「おかねもち」ですか? かずまクン。もう少し何とか夢の有ること書きましょう。字は先生に書いてもらったようです。


「おおきくなったら、パパと仲良しになりたい」 うーん。何か複雑な事情がありそうな願い事です。

それとも、大きくなったらパパと仲良く「お酒が飲みたい」と云ったところですかね。


翔馬?クンも「お金持ち」ですか?


お金持ちと、体操の先生と、お花屋さんと、一人で三つもなりたいようです。願い事は一つにしなさい。


七夕飾りを作ったのは「みずほ幼稚園」の子供達でした。調べたら大泉学園にありました。

きっと、孫の「マナちゃん」も七夕飾りを作り、短冊に願い事を書いたことでしょう。何て書いたのか知りたくなりました。



ありました!「おおきくなったら宇宙飛行士になりたいです」 これが正しい子供の願い事です。相馬?クンは正しく育っているようです。


荻原誠?クン、君も後ろに居る佐高裕太?クンのように「アンパンマン」になりなさい。


知美?ちゃんお姉ちゃんなんですね、妹か弟のナッチャンがご飯の時に、遊びながら食べたりして、ママに「早く食べなさい!」何て、いつも注意されているので、心配しているんですね。

この短冊が可愛らしくて一番気に入りました。きっと仲の良い「姉弟?姉妹?」なんでしょう。

これはかなり深刻なようです。となりの西東京市から通っているのでしょうか?都内23区から通う園児と、都下の市町村から通う園児との間で「いじめ」があるのでしょうか?

それとも、単に親の願望を日頃から聞かされていて、それを短冊に書いたのでしょうか?


「みずほ幼稚園」の園児達の願い事、大変!面白かったです。公園の探索を忘れ、短冊を眺めていろいろと想像してしまいました。


明日は公園の探索です。


それではまた明日。


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バケツで稲作 庭の野菜「ほぼ実物大」!と稲

2007年07月14日 | バケツで稲作
今日は土曜日、「西武新宿線から西武池袋線を歩くシリーズ」を一休みします。

まぁ、一年中日曜日の私にとって、土日も平日も無いのですが・・・・・・。一応週末と云うことです。

台風4号が接近しているため、熟した野菜が風雨で落下しないうちに、記念撮影をしました。

どうです! 旨そうな「胡瓜」でしょ。ホントにうまいですよ! 一番旨い食べ方は、何と云っても、味噌を付けての「丸かじり」が最高です! そして、ビール!


トマトは、こんなにイッパイ実を付けました。


このトマトは「アイコ」と云う品種です。皮は固めで酸味が少なく甘いトマトです。可愛らしくて、美味しいトマトです。


トマトと胡瓜は、孫の「マナちゃん」が「だーい好き!」なのです。早く食べさせてあげたい。

カラーピーマンと苗に表示してあったのですが、ピーマンは完熟すると「赤く」なるのですが、このピーマンは「黄色」になるの?

ピーマンはこれが最初の一個です。野菜炒めか、サラダにでもと考えています。

ナスは大夫収穫しました。何と云っても「ぬか漬け」が最高です。採りたてを漬けるので色が綺麗に漬かります。



夕方に漬けて朝食に、朝漬けて夕食に、「ご飯に漬け物」これが日本の正しい食事です。

自分で育てた野菜は美味しくて!そして、安全です。



台風です、これまで順調に生育している稲が心配です。


それではまた明日。
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石神井公園「邸宅と大木」と・・・・・・・。

2007年07月13日 | 東京の風景
昨日の続きです。

練馬区「郷土資料室」の階段を昇り外にでました。石神井公園はもうすぐです。この通りの両側は木立に囲まれた「邸宅」が並んでいました。



ホントにお金持ちの家ばかりです。昔からこの土地に済んで居るのでしょうか? どのような人が? どのような暮らしをしているのでしょうか?

緩い登りが終わると直ぐに緩い下り坂になります。下った先が「石神井公園」です。されにしてもです、この通りの佇まいは静かで、落ち着いていて、ゆったりとした空間です。




ここも東京、青砥の飲屋街も東京、山谷の泪橋も東京、尾久の町工場も東京、北千住の商店街も東京、堀切駅前のラーメン屋も・・・・・・みんな、みんな、東京何ですねェ。

異なる場所、異なる環境、異なる暮らし方・・・・・・、考え方は当然、それぞれ異なりますよねェ。

芝生の庭を眺め、ティータイムを楽しむ人、冷房も無く騒音のする工場で黙々と、日々同じ作業をくり返す人、そして、昼日中、首にカメラをぶら下げて、ウロウロ、キョロキョロと歩き回り、写真を撮っている人・・・・・・。

何て事を考えたりしていると、石神井公園に到着です。先ずは案内板を見て、公園全体の構成を把握し頭に記憶させます。


今まで歩いて来た路は「井草通り」でした。新青梅街道から、消防署のところで右折して、公園に到着です。


井草通りが公園の真ん中を通っています。先ずは公園の右側から探索です。

広いです、大木です、木陰が多く涼しそうです。

このモニュメントなかなかイイです。柔らかな曲線の組み合わせが、周囲の自然景観と一体となり、一つの作品を形作っています・・・・・・ナンチャッテね。


三澤憲司 さんが1984年に作った作品です。
 
平日ですが、園内にはそれなりに散策する人を見掛けます。池の魚にパンをやっている、孫を連れた爺ちゃん婆ちゃん、それを見ているおばさん二人。正しい公園の風景です。


池の対岸には「お屋敷」がずらりと並んでいます。最高のロケーションです、高級住宅地です。


どんな事して稼いだのか? 何て、つまらない事を考えてしまいます。


メタセコイヤの大木です。ホントにここが東京の23区内とは思えない景観です。まぁ。直ぐ埼玉県何ですけどねェ。それにしても、なかなかの公園です。


右側半分の探索はほぼ終了しました。

さて、次は左側半分の探索を開始します。

それではまた明日。 



※追記
昨日書き忘れたのですが、一昨年に始めて挑戦した沢庵漬けの味なのですが、それはもう「絶品!」でした。減っていく本数を惜しみつつ大切に頂きました。ことしは、忘れずに2度目の挑戦を考えております。昨年は時期を逸してしまったのです。


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石神井「郷土資料室」の「鮫と沢庵」

2007年07月12日 | 東京の風景
昨日の続きです。

この日はホントに暑かったです。前日の予報から覚悟はしていたのですが、木陰を見つける度に休憩をとっていました。

当日は、いつもの「装備」に加えて、「百金」で買った「ペットボトル用断熱袋?」に「お茶のボトル」を入れ、ウエストバックのベルトにぶら下げ、炎天下歩いていました。

この川沿いの木陰は風が通り抜け、とても快適な休憩所でした。


通りに架かる橋の名前が「蛍橋」、なかなかイイ名前です涼しくなります。


ペットボトルのお茶を飲みながら、通りの向かい側を見ると「たつみ庵」の看板が眼に入りました。そろそろ昼時ですし、冷房の効いた涼しい処にでも入り、イスに腰掛けたいと思ったのです。

よくよく看板を眺めると、「とんかつ・そば・和食処」とあります。的が一つに絞られていないのです。失敗する危険性が高そうと思い、たつみ庵は棄権しました。

「昼飯」の事を頭に入れて、蛍橋を渡り石神井公園に向け歩き始めました。

10分も歩かないうちに、「郷土資料室」の看板を発見し迷わず、階段を降りて行きました。郷土の資料を見たいのではありません。きっと室内は冷房が効いていると思ったのです。


半地下になった資料室の入り口には、七夕飾りが立てられていました。この日7月5日です、「七夕祭り」が近いのです。


中は冷房が効いて涼しく、誰も見学者は居ません。こんな平日の暑い昼日中、郷土の資料を見に来る物好きは居ないのです。


展示品は極一般的な物です。古い農機具、古い家庭用品の類です。兎に角、避暑が目的ですから、何が並んでいようと問題ありません。



適当に見学者を装い、ボンヤリ眺めていると、「何これ!」「何でダイコン!?」


近寄って見ると、「練馬の沢庵漬け」の説明が書かれていたのです。「エッ!どうしてここで、練馬大根なの?」そう思ったのです。


西武新宿線の上井草駅で降り千川通りを歩き、ちひろ美術館を探り、新青梅街道を歩き、石神井公園を目指していたのです。

これまで、ずっとずっと「杉並区」を歩いて来たと思っていました。しかし、ここは何と!練馬区だったのです。

当初の目的である「西武新宿線、西武池袋線、東武東上線の各沿線間の空白を埋める」旅に、もう一つ「思い込みと勘違い」の訂正を追加することにしました。

「練馬大根」は東武東上線沿線の産物だと思い込んでいました。西武新宿線と「練馬大根」のイメージは繋がらないのです。

地図を確認すると、千川通りを越えたところで練馬区に入ったのです。ちひろ美術館も練馬区なのです、何か変な気がします。

西武新宿線の都会的イメージが壊れていきます。田舎の匂いが漂い始めました。それにしても、入り口の看板ですが、単に「郷土資料室」だけって変だと思います。

「○○町とか○○区とか」地域を前に表示するのが普通です。まぁ、大したことでは有りませんけど・・・。

それと、沢庵漬け何ですが、展示品わ見ていて面白い発見をしたのです。

一昨年の暮れに、太さと云い、長さと云い、沢庵漬けにピッタリの大根が一本50円で売っていたのを見つけたのです。一度、沢庵を漬けて見たいと思っていたので10本購入しました。

沢庵漬けは先ず乾燥からです。葉っぱの付け根を紐で結び、ベランダに吊して干したのです。

その時、何故か首から下の10㎝ほどまでが、なかなか乾燥しなかったのです。下の方は乾燥して、シワができ「しなしな」になったのですが、首の下の部分がいつまでも「みずみずしい」のです。

何故なんだろう? どうして何だろう? と疑問に思っていたのです。その疑問がこの「郷土資料室」で解けたのです。スッキリしました。

地表に出ていた部分は皮が厚く、乾燥し難いと云う事だったのです。その部分を乾燥し易くするために、「鮫の皮」で擦るのです。

まさか、鮫も自分の皮が沢庵漬けに役立っているとは夢にも思わないでしよう。

大根と鮫の出会い、面白かったです。


それではまた明日。 



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