歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

愛宕駅「甘くて、塩っぱい夏休み」

2007年07月28日 | 街の風景
昨日の続きです。

昨日は「シルクロード」の本を数ページ読んで寝てしまいました。朝眼を覚ますと、左手の親指と人差し指、そして手のひらの一部の「痺れ」を感じました。

もしかして、これは脳梗塞では? と思ったのです。数日前に見た「本当は怖い家庭の医学」を思い出したのです。

寝床で天井を睨み、左の手の平を何度も、握ったり開いたりしてみました。少し痺れがとれた様な気がしてきました。

よっくりと頭を左に向け手の平に視線を向けると、何と「シルクロード」の本に手首が乗り、捻った状態になっていたのです。

痺れの原因は脳梗塞ではなく、「シルクロード 第三巻 楼蘭・黒水城」でした。良かったです。安心しました。

そんなこんなの朝でした。


そうです!野田の話です。前置きが長くなりました。中華料理店「楼蘭」を後に、砂漠のような暑さの中、先ずは愛宕駅を目指しました。

途中で見つけた、私が好きな材木屋さんです。この「増田材木店」何ですが、製材された角材や板等が見あたらないのです。



店の軒下に切れ端のような板が積まれ、奥には皮付きの丸太と云うか、山から切り出したままの状態の「原木」が積まれています。

右側の倉庫のよう建物の壁には、「立ち木・伐採処理 承ります」と書いてあります。材木屋さんと云うよりも、原木を処理する「製材所」に近いようです。

愛宕駅はもうすぐです。駅に近い「野田市立第一中学校」です。コンクリート製の校門に、野田市で最初に創立した「第一中学校」としての歴史を感じさせます。



駅前の商店街。シャッターの閉まった「元店舗」です。軒先には「がらくた」と云うか、ほとんどゴミに近い怪しげな物が平台の上や、ダンボール箱の中に入っていました。


「こちらの商品、御自由にお持ち帰り下さい」と書かれた紙が貼ってあります。誰が見ても「商品」とは思えない代物です。

特に前に置かれている、草臥れ果てたブーツは、誰かが夜間に「ゴミ置き場」と間違えて捨てていた物としか思えません。

愛宕駅に到着です。ホームと駅舎は昔のままの雰囲気です。実は、愛宕駅は「夏が来ると想い出す」懐かしい駅なのです。


母の実家は「お寺」で、夏休みの間はずっと「田舎=お寺」で過ごしていました。中学校に入る頃までは、それが私の夏休みでした。

田舎に行く交通機関ですが、小学校にあがる前頃までは、家から赤羽駅まで歩き、赤羽から京浜東北線で上野駅。

上野から常磐線に乗り取手駅で降り、関東鉄道常総線に乗り換え、水海道駅で降り、バスに乗り換え、バス停からは徒歩で30分ほど歩いてやっと到着です。

あの頃、田舎はホントに、遠い、遠い、ところでした。

小学校にあがった頃、利根川に芽吹橋が架かり、田舎に行くコースが変わりました。

赤羽から京浜東北線の下りに乗り大宮まで行き、そこから「東武野田線」で「愛宕駅」でした。愛宕駅からはバスです。

このコースを2~3度、親と一緒に経験した後、2歳年上の姉と二人きりで田舎に行ったのです。姉が小学校の5~6年の頃だったと思います。

この駅前の歩道橋の下辺りにバス停がありました。当時は人通りも少なくホントに寂しい駅でした。バスを待つ時間がとても長く感じた記憶があります。

うーん。もう、50年ほど前の事なんですね。ホントに信じられないくらい長い時が経っているのです。

あの時、この日の様に暑い日だったような・・・・・・そんな気がしてきました。夏の日の、甘くて、切なくて、塩っぱい、そんな夏の想い出です。

あの頃、夏休みは最高でした。スイカにトマトに、まくわ瓜、そしてトウモロコシ。お腹イッパイ食べた夏休みです。

また、本題から逸れてしまいました。


明日は「愛宕神社」です。ナカナカ面白いですよ愛宕神社。


それではまた明日。


コメント
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