歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

石神井公園で「年金世代」を見る。

2007年07月17日 | 東京の風景
昨日の続きです。

三宝寺池側は「庭園」と呼べるエリアから、奥に進むと池の周囲には、自然がそのまんま残っていました。

昼休みの時間帯、ベンチに座って休む人、散策する人、石神井公園のいつもの風景なのでしょう。


ここだけ切り取ると、東京都の23区内とは思えない風景です。


公園の周囲に高いビルが建っていない為、ナカナカの景色です。


上井草駅で降り、ここまで汗を拭き拭き、日陰を見つけては休み、やっと辿り着いたのですが、公園に入ってからはまったく汗をかきません。



橋の上に人が集まっています。野鳥を観察しているようです。


カワセミです。


「カワセミ」は漢字で「翡翠」と書くそうです。「翡翠」は「ヒスイ」とも読み、宝石の「ヒスイ」と「カワセミ」は同じ漢字を使うようです。知りませんでした。

宝石の「翡翠・・・ヒスイ」が先で、宝石の様な鳥なので「翡翠」と表記したようです。カワセミの別名「翡翠」と書いて「ショウビン」とも云うそうです。

オスを「翡」、メスを「翠」と云い、合わせて「翡翠」と表記してカワセミと読むそうです、段々判らなくなります。

確かに、カワセミの羽の色は光線の具合により「ヒスイ」の様に輝きます。上の写真の角度では、残念ながら輝きません。

皆さん、一瞬の輝きを狙っているのです。



平日でも、お爺さん、おばさん達が「望遠レンズ」で狙っています。年金で暮らしている世代ばかりです。



野鳥の一瞬の姿を捉えるために、一日中ここでカメラを構えているのでしょうか?

その姿を後ろから狙って撮っている私は・・・・・・、この中で一番「脳天気」な暇人?



カワセミは深山幽谷の野鳥でしたが、最近は「生き方」を変えて都会で暮らすようになったそうです。そんな事をNHKの番組で放送していました。

カワセミも山奥よりも、都会のほうが暮らしやすい事に気が付いたのでしょうか?

カメラの放列の後ろを可愛い猫が一匹、誰にも注目されず、カメラのレンズも向けられず、トボトボと歩いていました。



「ミャーオ」と声を掛けたのですが、一瞬だけこちらに視線を送り、またトボトボと去って行きました。


これまで石神井公園は、広くて、明るくて、ボートを漕いで、歩くだけの普通の公園と思っていましたが、植物観察あり、野鳥観察あり、お寺の境内的趣あり、観音様あり・・・・・・・と、石神井公園は、ホントにいろいろあってとても楽しめる公園でした。

石神井公園から、西武池袋線の駅を目指します。

そろそろ昼飯を食べる時間です。


それではまた明日。



コメント (2)
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