森友学園疑惑と云うか、安倍昭恵疑惑と云うか、もう、何か、過去の事件になってしまいました。
新聞、テレビ、週刊誌が取り上げないと、そんな事は、この世の中に、無かったことして、忘れ去られるのでした。
世間の関心が薄れたからマスコミが取り上げないのか? それとも、マスコミが取り上げないから世間の関心が薄れるのか?
特にテレビのワイドショーの影響は、新聞より、週刊誌より、大きいと思うのですが、最近は、もう、ほとんど森友疑惑関連の話題は消えてしまいました。
放送局側の政権への忖度も、多少は、あるとは思いますが、視聴者を惹き付け、視聴率を稼げる新たな疑惑が出て来ないことが、一番の原因でしょう。
そして、そして、何と云っても、北朝鮮の危機!です。政府自民党も、危機を煽りに煽っています。ミサイルが今にも飛んで来るとして、避難訓練まで叫び始めました。
トランプ大統領もスタートダッシュに躓いて、内政の失点を外交で挽回したい思惑は見え見えですし、安倍総理も森友疑惑を収束させたいし、朝鮮半島危機は、日米の指導者にとって、とても、とても、好都合なのだと、そう、思うのです。
そして、何と、云っても、朝鮮半島危機は、世の中に、恐怖心を煽る格好の話題です。朝鮮半島危機は、絵になるのです、判り易いのです、テレビ向きで、視聴率を稼げるのです。
確かに、金正恩将軍は、かなり、かなり、かなり、危険な指導者としてのイメージが、特に、日本では確立しています。髪型と云い、体型と云い、表情と云い、立ち振る舞いと云い、絵になります。有る意味ではお笑いとして?
金正恩は何をするか分からない狂気の指導者なのか、狂気を演じているのか、それとも、金正恩は単なる操り人形で、その後ろに真の指導者がいるのか?
よくわからないのが、北朝鮮の恐怖なのです。でも、しかし、そのへんのホントの事情はアメリカでも、日本でも?、わかっている人達がいるような気がします。
アメリカの圧倒的な軍事力を行使すれば、北朝鮮軍の指揮命令系統の遮断、38度線に配備された、長距離砲も、多連装ロケット弾も、ミサイルも、反撃すること無く一瞬にして破壊可能? そして、朝鮮民主主義共和国は数時間で崩壊?
北朝鮮のホントの軍事力を知っているのはアメリカだけだと、そう思います。今回、アメリカは韓国に在留している民間米国人に退避命令は出していません。その程度の危機なのです。
今回の朝鮮半島の“戦争勃発危機”は、いろいろな国の、いろいろな指導者の、いろいろな事情が、いろいろと絡まって、創られた危機では?と思う次第です。
昔から、大きな声で、大袈裟に叫ぶ輩は、あまり信用できないのです。騒がしいときほど、冷静になるべきです。
恐怖心で慌てふためいていると、そのどさくさに、我々、一般のフツウの人々は、いろいろ失うと思います。
ここで、唐突多ですが、このどさくさに参加している各国の、それなりの国力の指標としての経済規模の比較です。何故かロシアが経済力に比較して、軍事力と外交力が不釣り合いなのです。
不釣り合いと云えば、日本も経済力に比較して、いろいろ?と不釣り合いなのです。
1位 アメリカ
・人口:約3億1905万人(世界3位)
・一人当たりGDP:5万5805ドル(世界6位)
・2015年GDP:17兆9470億ドル
2位 中国
・人口:約13億6782万人(世界1位)
・一人当たりGDP:7990ドル(世界76位)
・2015年GDP:10兆9828億ドル
3位 日本
・人口:約1億2706万人(世界10位)
・一人当たりGDP:3万2486ドル(世界26位)
・2015年GDP:4兆1232億ドル
11位 大韓民国
・人口:約5029万人(世界27位)
・一人当たりGDP:2万7195ドル(世界31位)
・2015年GDP:1兆3768億ドル
12位 ロシア
・人口:約1億4345万人(世界9位)
・一人当たりGDP:9055ドル(世界69位)
・2015年GDP:1兆3247億ドル
北朝鮮のGDPは国連の推計で約400億米ドルだそうです。人口は2516万人、一人当たりのGDPは1800ドル程度。
それでは、また。