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立憲民主党!連合におんぶに抱っこで!風任せ! 

2021年11月05日 | 世間話し

選挙は終わりました。

与党は解散前より「35議席」増えました。

自民党が276議席から261議席で15議席(5.4%)減。

公明党が29議席から31議席で2議席(6.9%)増。

維新が11議席から41議席で30議席(272%)増。

限りなく与党に近い、国民民主党は8議席から11議席で3議席(37.5%)増。

そして、野党は解散まえより「12議席」減らしました。

立憲民主党は109議席から96議席で13議席(11.9%)減。

日本共産党は12議席から10議席で2議席(16.7%)減。

れいわ新選組は0から3議席。※元立憲民主党の前議員は除外 

社民党は1議席で変わらず。

と、云う事で、野党は負け、そして、枝野代表は辞任。

と、云う事で、野党共闘は失敗したのか? 巷では色々云われています。

まあ、最大の原因は立憲の取り組む姿勢に、党の体質にあると考えます。

選挙結果が出た翌日、枝野代表が連合の本部へ選挙結果のご報告に赴いたのです。このような関係が、敗因のすべてなのです。

立憲の選挙は、連合におんぶに抱っこなのです。

選挙区ごとの党組織も、候補者独自の個人後援会も、とても、とても、貧弱で日常活動もほとんど機能していないのです。すべては連合におんぶに抱っこ。

それで、その連合ですが、もう、その役割は終えたと云おうか、そもそも、連合の発足自体が、労働運動の終わりの始まりだったのです。

総評と同盟が手を組んでから、労働組合の組織率の低下が始まり、労働分配率の低下による賃金の低下が始まり、非正規雇用の増加が始まったのです。

社会党、共産党が大嫌いな連合です。今回の共産党との共闘に反対していた連合です。

連合を意識して、遠慮しての共闘は、そっと静かに、ひっそり、黙って、共産党の票だけを貰いたい立憲民主党。

そんな枝野立憲ですから、党首の顔が、姿勢が、発信力が、マスコミ露出度が、人気が、影響する比例区で、解散前の61議席から22議席減らして39議席となったのでした。

国民の共産党アレルギーを利用した、自公、維新からの野合攻撃に、堂々と反論することは有りませんでした。

はい、結論。

立憲は連合と手を切る。連合は、ほんの一部の労働者を、有権者を、国民を、代表しているだけの組織です。

愛知で見られたように、トヨタ労組の組織内候補を告示直前に下ろし、自民党候補に相乗りした事実は、連合のこれからの方向を示唆しています。

立憲にとっても、連合にとっても、今の関係は互いにメリットは無いし、方向性も、利害も、異なるのです。早いところ連合とおさらばして、原発問題も、環境問題もスッキリとした政策を打ち出すべきです。

と、まあ、いろいろ並べ立てましたが、以上のような事は、枝野立憲も、当然、百も承知二百もガッテンなのです。

でも、出来ないのです、むずかしいのです。

連合と手を切って、独自の地方党組織とか、個人後援会とか、とても、とても、むずかしいのです。手間も、暇も、金も、掛かるのです。

自民も、公明も、共産も、長い時間と手間をかけて、独自の組織を作り上げてきました。それに比べて立憲は歴史が浅いのです。

立憲としては、連合と、風に任せて、乗っかって、これが、とても、とても楽ちんなのです。

ここは、ひとつ、来年7月の参議院選挙に向けて、新しいリーダーで、あたらしい風作戦を打ち出しますか?

それにしても、兎に角、連合と云う組織は、国民にとって、百害あって一利無し、分裂、再編成される事を、願ってやまない今日この頃。

れいわ新選組が非正規労働者を組織できれば、あらたな時代の、あらたな本格的政党に、なれそうな、そんな気がする今日この頃。

それにしても、やっぱり、自民党と立憲民主党、政策的にはそれほど差が無いのです。対立軸が不明確なのです。

だからと云って、 目先の政策レベルではなく、理念とか、理想とか、未来のビジョンとか、あるべきかたちとか、長期的視点での対立軸をつくりだし、選挙の争点にしても、票には繋がらないのです。

まあ、兎に角、東京8区の石原伸晃さんの落選は、とても、とても、喜ばしい出来事でした。危ないと言われていましたが、まさか、比例復活もなく、完全なる落選、ホントに、ホントに、8区の皆さん、おめでとうございます!

 

それでは、また。

 

 

 

コメント (2)
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