店頭からコメが消えて、価格が高騰して、大騒ぎになって、政府備蓄米を放出して、それでも直ぐには店頭にはコメが並ばず、価格は高騰を続けました。
そんな騒動の最中に、江藤農水相が「コメは買ったことはない。売るほど家にある」などとバカな発言しクビになりました。
そして、小泉進次郎の登場です。備蓄米を現在の販売価格の半値以下、5㌔2千円程度で販売できるように、複雑な中間流通業者をすっ飛ばして、直接小売業者に販売。
世間は、小泉進次郎に喝采を送り、石破自民党の支持率も上昇。
対して、先の衆院選で "手取りを増や" すで、支持率を大きく伸ばした国民民主党は、玉木代表の "備蓄米は動物のエサ" 発言に加えて、"不倫騒動の山尾志桜里" の参議院選挙公認で、『不倫政党』となり、儚くも、支持率は急降下。
因みに、私的には、へそ下の問題を、へそ上の論理で語るべきでは無いと考えます。政治家の評価は政策で評価すべきと考えます。
それにしても、玉木は不倫相手を参院選の公認候補した? しようとした? こういう、へそ下、と、へそ上の区別がつかない玉木は、アウトです。
話を、へそ上に戻します。
政治の、選挙の、メインテーマは、減税からコメへ、玉木から、小泉へ、政治情勢は、一気に変化。でも、この状況が7月の選挙まで持つのか? 新たなテーマが登場するのか? 未だ予断を許さない状況? 兎に角、与野党ともに、レベルの低い争い。
自民党は、これで参議院選挙で勝てる、いや、この際、小泉を担いで、衆参ダブル選挙で、一気に、衆議院の過半数も獲得と、勢いづいているようです。
政治の流れが変わったようです。それにしても、マスコミは進次郎人気を、殊更に煽り、世の中は、進次郎フィーバー状態。
テレビは『進次郎さんのお陰で、5㌔2千円で米が変えた買えた』と、喜ぶ様子を映し出します。"進次郎と5㌔2千円" で、視聴率を稼いでいるのです。
米価騒動の原因を、深く、詳しく、易しく、報道することは、控えている? 避けている?
そんなことで、後期高齢者の私が、米騒動の原因を、大胆にも ? 鮮やかに? 解き明かしたいと考えます。犯人捜しの鉄則として、この騒ぎで、誰が利益を得たのかです。
大きな背景としては、"減反政策" の失敗です。まあ、ある意味で価格つり上げとしては成功? 政府の生産調整という名の、事実上の "減反政策" の継続で、 需要が供給を上回りつつあった。
この需給バランスを利用して、より流通量減らして、価格高騰を企てた輩が居た事です。価格高騰の、答えは簡単、生産と流通に、大きな力を持つ農協、そしてそれに連なる中間の流通業の暗躍です。
農林水産省は、減反政策の失敗を隠す為に、問題を流通に押し付けました。確かに、初期は、一部の店頭で、品薄状態が発生。この時、テレビは、スーパーのコメ売り場の空っぽの棚の映像を、さかんに報道。
農協と流通業者は、品薄を 価格引き上げのチャンスとして、流通量しぼり、騒ぎを拡大、消費者も買いだめに走り、結果、価格は高騰、店頭からコメが消えました。
この騒動の犯人は、農林省、自民党の農林族議員、農協、流通業者、彼らが「結託して企てた」とは申しませんが、彼らによる "未必の故意による犯行" と考えます。
この問題に対して、農家の声があまり聞こえて来ません。偶々みた、コメ農家のデモのニュースで、" コメ農家の時給は100円? " と訴える声がテレビの画面から流れました。価格高騰騒ぎは農家の収入に無関係との訴えです。
これを聞いて、私としては??????・・・でした。根拠はまったく示されませんでした。テレビは、面倒な発言より、キャッチな発言です。
そうなのです。進次郎は父から受け継いだ、ワンフレーズポリティックスで、テレビ的。まあ、理路整然と自説を解くほどの能力は、親子共に持ち合わせていないのです。
それで、です。問題はコメの価格です。安いのか? 高いのか? 適正価格は? です。
お米の生産の、主要な労働は、春の田植えと秋の稲刈り、5月から9月の約5か月間で、残りの半年は農閑期。
我が家の近所には、見渡す限り田圃が広がっています。東京から引っ越してきて早30数年。田植えと稲刈りを見て来ました。そして、十数年前より、朝と昼の2回、あぜ道をウォーキング。
この経験から、先ず、農繁期でも、連日、田に出て働いている姿は見かけません。忙しいのは、田植えと、稲刈りの時期だけです。
よく言われるのが、コメだけでは食えないとの、農家の声。しかし、これは、価格だけではなく、食えるだけの耕地面積を所有していない、と云う側面がかなり、大きいと考えます。
いわゆる、大規模化の必要性です。協同経営、農業法人、委託・代行業者の利用、等々です。
近所の田圃は、ざっと見、5~6割、いや、7割は、代行・委託業者が行っています。これは、農家の高齢化・後継者不足が原因と云われています。
後継者が居ないから、高齢化し、後継者が居ないのは、コメ作りに魅力が無い、魅力が無いのは、コメの価格が安い、収入が少ない、と、なるわけです。
米作りの将来は、ご多分に漏れづ、大規模化、自動化、AI化です。
田おこし、田植え、雑草取り、水位・肥糧・病害虫等々の管理、稲刈り等々は、すべて、自動化、AI化で対応するようになる筈です。
以前に、そんな最先端技術を導入した農業法人がテレビで紹介されていました。その経営者は、農業は "知識・情報産業" と云ってました。そういう時代になったようです。
それにしても、この騒ぎ、以前より、シナリオを書いていた、黒幕が、いるような? いないような?
はい、このへんで、本日の認知機能低下対策は終了します。
それでは、また。
【追記】
話は変わりますが、先日、面白い? 珍しい? 出来事に遭遇しました。それは、夕方のNHK総合の "ニュースーン" を、たまたま見ていたら、映像と音声がほんの少し、コンマ何秒? 『ずれた』のを1~2分目撃したのです。 音声よりも映像が遅れるのでした。
はじめは、もしかして、俺の、耳が、眼が、頭が、変になった? それとも、我が家のテレビが壊れた? かと、他のチャンネルに変えてみたのですが、そちらは正常。
一瞬、不安になったのですが、以前、生放送では、事故対応の為に、映像・音声を数秒送らして放送していると、何かで聞いたことがあったので、これは放送システムのトラブルでは?と判断しました。
まあ、それで、それに対して、特に、放送中に、お詫びとか説明は有りませんでした。放送局側は気付かなかった? それとも、あまり公にはしたくないとの判断?
まあ、兎に角、面白いものを体験したので、誰かに言いたくて記ました。
以上。