歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

『家族はつらいよ2』観て来ました!それなりに笑えました!「無縁社会」がテーマでした!でも「有縁社会」は何処に?これから創る?

2017年05月31日 | 映画の話し

面白かった!

笑えた!

それで、ヨカッタ!?

やはり、山田洋次監督です。

手堅いです。

死者と云うか、死体と云うか、遺体と云うか、やはり怖いし、気持ち悪いし、それを巡り、平常心を失った周囲のドタバタは可笑しいのです、笑ってしまうのです。

エンディングロールを眺めながら、でも、何か、それだけでは、やっぱり、ちょっと、物足りなさを感じたのです。

まあ、一つの喜劇作品で、いろいろ欲張ってみても、それは無理だとは思うのですが、泣いて、笑って、感動して、そして、そのなかで、時代が描かれ、問題提起がされ、見終わって考えさせられたり・・・・・・。

まあ、兎に角、死体発見時のドタバタ、火葬場でのドタバタ、可笑しい、面白い、笑えました。劇場内は、それなりに笑い声で包まれました。

見終わって帰り際に買い求めたパンフレット、ランチの時に開いて見たら、巻頭で山田監督の言葉・・・

『家族はつらいよ』制作にあたって・・・、

「今回のテーマは無縁社会」で、高校時代の同級生の孤独で悲しい死を目の当たりにすることで、自分達の幸せに改めて気付き、家族が新たな絆を作っていく、そんなお話しです。

と、語っていました。

えっ!そうだったの!バブル期から現代までを背景とした、「無縁社会」がテーマだったの!観ていて気が付きませんでした。

ひとり寂しく、生きていく、死んでいく、そんな人は、いつの時代にも居たと思うのです。

そして、良くありがちな、他人の不幸を見て、自分の幸せを感じるパターン、確かに、人間はそういうものです。でも、何か、それでは、ちょっと、悲しいのです。

そして、絆と云う言葉は、東日本大震災以降、かなり、かなり、手垢が付いて、安易で、胡散臭い響きを感じてしまうのです。

そして、そして、そして、「無縁社会」に「孤独死」と云う言葉。

「無縁社会・孤独死」は、世の中、バブル崩壊、ソビエト崩壊、グローバル経済、新自由主義で、やりたい放題で、格差拡大で、世知辛くなり、他人の事どころか、身内の事も構っていられない世の中に・・・。

血縁からも、地縁からも、見捨てられ、見放され、誰にも知られる事無く、一人寂しく生きていく老人・・・、死んでいく老人。

でも、ホントに、そんな老人は増えているの?増加したデーターはあるの? 10%、20%、30%・・・、2倍、3倍になった?

私が若かりし頃は、地縁、血縁の縛りを切り捨て振り払い、個人として、自由を求め都会に旅立つのが、青春だったような気がします。

そして、世の中も、高度経済成長で、親、兄弟、親戚、隣近所との、助けられたり、助けたりが無くとも、生きられる時代になりつつあった、と、思っていたのです。

都会の下町でも、隣近所が、助け、助けられ、他人の子供も叱りつける、そんな下町人情は、鬱陶しく、プライバシーの侵害とか、親の教育権への介入だとか、そんな風潮でした。

家族主義から、個人主義の時代へと、経済成長が後押ししていたと思うのです。

そして、いま、時代は低成長で、個人主義から家族主義へと、振り子が戻り始める?

行き過ぎた個人主義が、行き過ぎた権利の主張が、家族を崩壊させ、地域社会を崩壊させ、そして、国家を崩壊させる、と主張する、そんな、そんな、風潮が、そんな政治勢力が、かなり、かなり、世の中で息を吹き返し始めているのです。

美しい日本の伝統文化を、家族制度を復活するには、明治憲法の時代に戻ることが、一番の解決策と唱える方達が、政治の中心に陣取っているのです。

教育勅語、修身、明治憲法の復活で、親に孝、国に忠、美しい日本の復活!と、云う主張は、自由よりも秩序を!で、それなりに受け入れ易いのです。

「無縁社会」と云う言葉を、負の要因として、安易な批判を受け入れると、その先には、かなり、かなり、危険な事が待っている気がするのです。

でも、しかし、です。“インテリ”の山田監督は、庶民は、一般大衆は「寅さんの世界」を、下町人情の世界を、有縁社会を、ホントに居たら困る寅さんの世界を望んでいると・・・・・・・。

そも、そも、です、明治憲法下の世の中は、暮らしは、家族は、社会は、国家は、今よりも、ずっと、ずっと、安全で、暮らしやすかったの?

家庭では、父親を頂点として、世の中は、天皇を頂点にして、安全で、秩序正しく、みんなが助け合い、犯罪も少なく、みんな仲良く安心して暮らせる時代だったの?

でも、しかし、どうも、そうでは、無かったようなのです。近くのモノは汚く、遠くのモノは綺麗に見えてしまう、そんな習性が働いているようです。

無縁社会ですが、単純に、そんな事は云えないと思います。

無縁化社会の前は有縁社会? そんな有縁社会は過去に存在していたの?

社会が無縁化する前は、有縁社会ではなく、縁を憂う社会で、“憂縁社会”だった?

ここちよい距離感の縁を結ぶ、“優縁社会”は、これから現れる?創られる?

と、云う、事で、気が付いて見たら、冒頭の、

『でも、何か、それだけでは、やっぱり、ちょっと、物足りないのでした。一つの喜劇作品で、いろいろ欲張ってみても、それは無理だとは思うのですが、泣いて、笑って、感動して、そして、そのなかで、時代が描かれ、問題提起がされ、見終わって考えさせられたり・・・・・・。』

は、それなりに、目的は達成されていたのです。

さすがに、山田洋次監督の作品です。

でも、7百数十円パンフレットを見てテーマが「無縁社会」と知ったのです。でも、しかし、無料のチラシにもたぶん書いてあるのでしょう。

映画は、やっぱり、それなりに、多少の事前準備は必要?

数百日を費やして創り上げた作品を、2時間ちょっとで理解するのは不可能?いや、それでも、作品だけを観ても解るように創るべき?

でも、しかし、そんなコムズカシイ事は横に置いといて、泣いて笑って感動すればよい? 

まあ、お金を払った人が、それぞれの楽しみ方をするのは当然!

皆さん、それなりにお疲れなので、泣いて笑って明日への活力でOK。

それで、当日、28日の日曜日の9時40分、最初の上映で、180余りの席は、ほぼ3割程度の入りでした。年齢層はほぼ60代から70代前半の方々でした。

「男はつらいよ」は、若い人から年寄りまで幅広かったのですが、いまでは、どんな監督でも、そんな映画は創れない?

まあ、と、云うことで、時間もよろしいようで、本日は、これで、おしまい。

 

それでは、また。

 

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5月場所は10日目にしてもう終わりました!?でも!しかしモンゴル時代は終焉間近!

2017年05月24日 | 相撲の話し

十日目にして興味は半減です。

稀勢の里は4敗です。こころにもケガをしているようです。先場所の“強さ”から期待していたのですが、やっぱりでした。

予想や、期待を裏切るのが稀勢の里です。先場所は予想を裏切り二連覇。

今場所は三連覇の期待を裏切り十日目にして4敗。

※本日昼のニュースで休場の報道がありました。

力士 初日 二日目 三日目 四日目 五日目 六日目 七日目 八日目 九日目 十日目 十一日目 十二日目 十三日目 十四日目 千秋楽

横綱
稀勢の里
6勝4敗
黒丸 白丸 白丸 黒丸 白丸 白丸 白丸 白丸 黒丸 黒丸
嘉風 隠岐の海 千代の国 遠藤 千代翔馬 大栄翔 御嶽海 碧山 栃煌山 琴奨菊

 

玉鷲

 

今場所は、稀勢の里以上に期待していた高安ですが、六日目に玉鷲に一方的に敗れて、昨日は白鵬にも敗れ、優勝の目は消えました。まあ、大関は間違いありません。

 


関脇
高安
8勝2敗
白丸 白丸 白丸 白丸 白丸 黒丸 白丸 白丸 白丸 黒丸

大栄翔

豪栄道 琴奨菊 御嶽海 遠藤 玉鷲 千代翔馬 嘉風 千代の国 白鵬 栃煌山

モンゴル勢の復活?でしょうか?

優勝は日馬富士か白鵬で決まりです。

これで、大相撲人気に陰りが?

後の楽しみは、八勝二敗の宇良だけです。


前頭十枚目
宇良
8勝2敗
白丸 白丸 白丸 黒丸 黒丸 白丸 白丸 白丸 白丸 白丸
荒鷲 石浦 栃ノ心 琴勇輝 逸ノ城 蒼国来 阿武咲 松鳳山 魁聖 正代  

それにしても、前頭筆頭に上がり、今場所勝ち越せば初の三役入りが期待された遠藤ですが、三勝七敗で、もう、絶体絶命。

三役に昇進したら四股名を付ける手筈でしたが、このまま行くと本名のまま引退の可能性が大?

やはり、大相撲人気の端境期、実力も将来性もそこそこに、いろいろな事情と思惑先行で急遽創られた、人気力士の悲しい結末?

もう、ここは、三役を待たずに、心機一転、遠藤改め四股名を付けるべきです。


前頭筆頭
遠藤
3勝7敗
白丸 黒丸 黒丸 白丸 黒丸 黒丸 黒丸 白丸 黒丸 黒丸
照ノ富士 日馬富士 鶴竜 稀勢の里 高安 白鵬 碧山 豪栄道 琴奨菊 玉鷲 嘉風

それにしても、小柳改め豊山ですが、先ずは幕内の壁でしょうかね。二勝八敗で来場所は十両に陥落する可能性大。


前頭十六枚目
豊山
2勝8敗
白丸 黒丸 黒丸 黒丸 黒丸 黒丸 黒丸 黒丸 黒丸 白丸
魁聖 妙義龍 千代大龍 阿武咲 大翔丸 佐田の海 豊響 琴勇輝 徳勝龍 石浦 大砂嵐

※星取り表は相撲協会公式ホームページより転載

 

モンゴル時代の終焉を間近にして、モンゴル勢最後の踏ん張り場所かも知れません。

 

一年後の5月場所の番付表は、きっと、きっと、時代の変化を表している筈です。

 

それでは、また。

 

 

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稀勢の里が負けたのはケガの所為では嘉風に失礼です!嘉風が強かったのです!

2017年05月15日 | 相撲の話し

危ないと思っていました。

やっぱり思っていたとおりの結果でした。

先場所も嘉風には“ほとんど負けていた”ので、今場所も危ないと思っていました。

可哀想なのは嘉風です!

誰も褒める人が居ないのです。

私は、嘉風を褒めたいと思います。

嘉風が勝ったのは、稀勢の里がケガをしてからではありません。

勝った嘉風が強かったのです。

稀勢の里は、まえから嘉風を苦手にしていました。

技もあり、スピードもあり、気迫もあり、そして、土俵経験もあり、稀勢の里は取り難いのです。

稀勢の里が負けたのは、ケガの所為ではありません。

嘉風が強かったのです。

負けた稀勢の里が弱かったのです。

嘉風は、もっと、もっと、褒められるべきです。

ケガの所為で勝った何て、嘉風に失礼だと思います。

と、言う、事で、今回の負けはケガの所為ではありませんから、本日、2日目からは、それなりに、稀勢の里に期待して良いと思います。

そう言う事です。

それにしても、高安は強い!大関昇進は間違いなし!

 

それでは、また。

 

 

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安倍首相はどうしたの?九条に自衛隊を追記?東京オリンピックに間に合わせる?何のコッチャ!

2017年05月12日 | 世間話し

何をやっても、何を言っても、支持率が下がらない安倍首相です。

どうしたのでしょうか?憲法9条を現行のままにして、自衛隊を追記するそうです。

9条は、

『日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。・・・戦争の放棄

前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。・・・戦力の不保持』
 
と、なっており、ここに三項として、自衛権の行使としての自衛隊を明記するのでしょう。
 
戦争は放棄するが、自衛権までは放棄していないとして、自衛隊は戦力ではないとする見解を明文化する。
 
現在、自衛隊を違憲とする政党はありません。共産党もいまでは違憲とは言わなくなりました。
 
この自衛隊の9条追記は、以前から「護憲派」と言われる文化人?からも主張されているのです。
 
自衛隊を憲法に明記して、自衛隊の役割を明確にして、時の政権が都合良く解釈されることを防ぐ、その為の明文化に重なるのです。
 
但し、護憲派?の9条改正は、集団的自衛権の否定、専守防衛を明文化することが条件だったと?思います。
 
集団的自衛権の“否定”は、民進党もほぼ賛成ですから、反対するのは共産党だけですから、明記される可能性はゼロだと思います。
 
残るは専守防衛ですが、これは明記される事と思います。これがなければ、憲法前文、9条前二項との整合性がとれなくなります。
 
でも、しかし、特異?の得意の?解釈で如何様にもなると思っている筈です。
 
いまでも、敵の攻撃を抑止する為として、適地攻撃力の保持は合憲と解釈する方達が自民党にも、民進党にいらっしゃるのです。
 
兎に角、国会で議決は、まったく、もって、ほとんど、賛成!反対!で、それなりに揉めたとしても、それは、政策論争ではなく、単なる政局騒動に終始するかも?
 
国会で改憲が議決された後は、国民投票になります。過半数が賛成すれば改憲はOKとなります。
 
公職選挙法とは異なり、国民投票法では、戸別訪問の禁止は明記されていないので、賛成派、反対派の戸別訪問が活発に行われる筈です。
 
この時に、改憲反対の意志表示は、かなり、かなり、勇気がいると思います。どんなことでも、兎に角、反対は少数派で、あまり良くない事とされているのです。
 
反対派として、反体制派として、危険人物として、共謀罪として、情報収集の対象として、マークされる可能性があります。反対の方は賛成派の戸別訪問には、ニコニコ笑って賛成と言って下さい。ドアを閉めて立ち去ったら“アッカンベ~”をして下さい。
 
反対でも賛成と意志表示するのは、それなりに問題ないのですが、賛成か反対か迷っている人とか、何が何だか理解していない人達は、反対よりも、兎に角、賛成に投票となる可能性は大きいのです。
 
いよいよ、ホントに、憲法改正が目の前に迫ってきました。でも、やっぱり、直ぐに日常生活には影響しないので、結局それほどの盛り上がりもなく、関心もなく、すんなり改憲されることでしょう。
 
改憲されれば、何もなかったように、忘れてしまい、馴染んでしまうのです。
 
と、言うことで、安倍首相は、兎に角、憲法改正を自分内閣で成し遂げ、歴史に名を残したいのでしょう。一度やってしまえば、後は楽だと思っている筈です。
 
それにしても、次期首相候補で、右傾化した今の自民党では、それなりに保守穏健派で、宏池会の岸田外務大臣ですが、「9条の改正はいま必要無い」との発言ですが、どこまで本気で言っているのでしょうか?
 
もしかして、我々の知らないところで、安倍首相の権力基盤に、かなりヒビ割れが発生しているの? 
 
それにしても、味噌も糞も東京オリンピックに託けます。
 
東京オリンピックに群がる輩は、すべて糞野郎!ですか?
 
汚い言葉を発したところでお終い。
 
本日は来、かなり、書き飛ばしました。
 
明日になったら見直します。
 
 
それでは、また。
 
 
 
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技術革新でグローバル化で自由貿易で!賃金平準化で格差拡大で大衆迎合?で何が起きるの?起きないの?

2017年05月08日 | 世間話し

日本全国世間様は、ゴールデンウィークとか、大型連休とか、兎に角、最大で9連休は昨日で終わりました。

こちらは、一年365日、大型も、中型も、小型も関係無く、365連休の毎日です。

それは、それとして、脇に置いといて、兎に角、大衆迎合問題を考えます。

フランスの大統領選挙はマクロン前経済相の勝利が確定しました。日本の金融界、経済界、自由貿易派も一安心で、東証の株価もそれなりに上昇しました。

大衆は、特に、右派に、民族主義派に、排外主義に、自由貿易反対に、結びつき易い?

大衆とは、教育水準が低くて?低収入で?単純反復現場労働者?

大衆迎合とは、当面の選挙に勝利するため、政治指導者が本来の主張を変え、兎に角、大衆の要求に合わせて票を獲得し選挙に勝利し、政権に就くため手っ取り早い、安易で、やってはいけない手段とされているのです。

有権者迎合でもなく、選挙民迎合でもなく、国民迎合でもなく、主権者迎合でもなく、大衆に迎合なのです。

ここでは、大衆も、迎合も、ともに、否定的な言葉として使われています。

大衆が望むことは、自分勝手で、短絡的で、感情的で、後先も考えないで、一面的で、複雑に絡み合った問題に無理解で、結局は何の問題解決にも成らない・・・と、学識も、教養も、分別も、人格も、豊かな方々は、そう考えているのです。

世の中の主導的立場の方々は、大衆に政治的な判断を求めるなんてことは、無理!無理!と、思っているのです。

そうだ!その通り!と、時として、云いたくなるのですが、そう短絡的に賛同しては、民主主義の否定となってしまうので、大衆迎合はとても、とても、ムズカシイ問題です。

国民主権なのです。でも、ホントに、ホントに、ホントに、主権は国民にあると云っても、国民の多数が正しい判断をする保証はどこにも無いのです。

でも、選挙の結果に対しては、主権者は正しい判断を下した!何て事も時として彼らは云うのです。大衆は主権者ではない?その時々の都合で使い分けている?

正しくと云うか、適切にと云うか、民主主義が機能するためには、それなりに国民が日々、いろいろな問題に関心を持ち、いろいろな知識を学習し、正しい判断が可能になる努力を日々重ねることを求められるのです。

ここが、「味噌、醤油、味の素」なのです←古い!ダサイ!でも、語呂がイイ。

でも、しかし、そんな事は、働いて、飯喰って、寝て、それだけで、いっぱい、いっぱいでは、そんな努力の日々は重ねられないのです。

そして、また、大衆は、それなりの余裕があっても、旅行をしたり、映画を観たり、テレビを見たり、スマホを擦ったり、賭け事をしたり、酒飲んだり、スポーツをしたり見たり、友人とたわいもないお喋りをしたり、そんな事の方が、ずっと、ずっと、気楽で大好きなのです。

これまで、そんなお気楽生活がこれからも続くと思っていたら、ある日、突然、お気楽生活の継続が不可能な状況となり、さあ、さあ、どうする、どうする、となって、自分にとって都合の良い、お気楽な解決策を期待する?

また、これまでの時代は、自由とか、平等とかは実生活での物質的な豊かさに直結する言葉として、これまで肯定的に捉えていたのです。

でも、しかし、自由と云う文字が、経済と云う文字と一緒になって、自由競争とか、自由貿易とか、金融の自由化とか、国家間の移動の自由とか、いろいろな自由が溢れだし、気が付いたら、実生活が、とても、とても、脅かされていたのです。

突然ですが、兎に角、です。

大衆迎合は、特に、日本とか、欧米とか、これまで経済先進国と云われていた国々の問題なのです。

技術革新の問題なのです。

産業構造の変化の問題なのです。

経済のグローバル化の問題なのです。

賃金の二極化の問題なのです。

格差の問題なのです。

欧米、日本、アジア、アフリカ、中近東、南米、中米、世界中何処に暮らしていても、すべての国民が競争相手なのです。

経済先進国の労働者も、経済中進国の労働者も、経済後進国の労働者も、賃金は平準化に向かっているのです。上が削り取られ、その分は下に回されるのです。

経済先進国の賃金が下げ止まり、先進国も、中進国も、後進国も、同じ条件になるまでは、この混乱が続くのか?

そして、製造業の現業部門の ロボット化、間接部門のIT化、そして、そして、更に、想像的な仕事までが人工知能の置き換えられたら、人間は働くところが無くなるの? それとも、毎日遊んで暮らせるの?

それにしても、大型連休ですが、空港で、新幹線ホームで、高速道路で、大勢の国民が移動しているように、新聞テレビは騒いでいますが、移動している割合は、ホントは極々一部の方々だけなのです。

と、云うことです。

それでは、また。

 

 

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今の?これからの?世の中は大日本帝國憲法派と戦後憲法派のせめぎ合い!

2017年05月02日 | 世間話し

前回、国力として、経済力として、日本とロシアの不釣り合いに触れたのですが、何と不釣り合いかと云えば、軍事力、そして、外交的な影響力です。 

外交的影響力は、主に軍事力に裏打ちされる訳です。経済力に比較して、日本の外交的影響力が低すぎる、何とかして、戦前のような、世界の強国としての地位を取り戻したいと考える事は、それなりに自然?

敗戦で打ちひしがれ、自信を喪失し、ひたすら経済成長を目指し、世界第二位の経済国となり、暫くは経済的な自信だけは取り戻しました。

経済成長は生活が豊かになった時点で、国際的な競争力は低下し、後発の中国に、台湾に、韓国に、低価格、低付加価値、大量生産・大量販売方式の主導権を譲りました。

日本経済は長期低迷で、中国にはGDPが追いつかれ、一気に抜き去られ、韓国には一人当たりのGDPは、もうすぐ追いつかれそうで、自信喪失?面目丸潰れ?意気消沈?

そして、韓国からは慰安婦問題と竹島問題で、中国からは南京事件と尖閣で、ロシアからは北方四島で、いろいろと揉め、日本は押されっぱなしで、国民の不満と苛立ちは増大。

外からの圧力が増すに連れ、排外主義へ、民族主義へ、世の中の流は増しています。

中国との尖閣諸島での小競り合いでは、日本単独では対抗できず、アメリカの軍事的支援頼みの現状。

GDPが日本の3分の1程度の、あのロシアが、アメリカと対等に渡り合っているのに、我が日本はどうして!と、なるのでしょう。

そこで、戦前の、あの輝かしい帝国憲法下の日本を、世界の強国として、アメリカとも、ヨーロッパとも、ロシアとも、対等に渡り合っていた日本を、その地位を、名誉を、もう一度、何て考えるのは、それなりに自然?

帝国憲法下の日本は輝いていたとすると、もう一度輝くためには、もう一度、帝国憲法を取り戻し、自信を取り戻す、そう考えるのは不自然?

そこで、軍事力なのですが、ランキング付けは、いろいろあってムズカシイのですが、一位はダントツのアメリカで、二位は評価方法がいろいろですが、中国で、3位がロシアで、そして、我が日本は4位なのです。

経済力で3位で、軍事力で4位で、しかし、外交的な影響力はG7でも、いつも端っこで、議論をリードする事は皆無。

その原因は、日本を政治的に弱体化させた戦後憲法にあり、帝国憲法の時代を復活すれば、もう一度、輝く日本を取り戻せる!と、考えている方々が、現在の政治をリードしているのです。

日本の精神をで、教育勅語を、軍人の精神をで、軍人勅諭を、となり、終着点は帝国憲法なのです。

日本の軍事力を、フツウの国として、自衛隊を他国並みに、戦争のできるフツウの国軍とする。

原発の稼働は、ロケット開発との組み合わせで、いつでも、直ぐにでも、核弾頭とミサイル保持の意志表示として、外交・軍事のカードとして保持する。

日本は、ハード面ではフツウの国ですが、ソフト面では憲法的な規制でフツウではないと、帝国憲法派は、そう思っているのです。

天皇の退位問題でも、天皇は終身制で退位は特例とし、女系天皇も女性天皇も議論さえ拒み、あくまでも帝国憲法を目指しているのです。

全体像を明らかにしないまま、いろいろな事が、いろいろと変えられているのですが、ひとつ、ひとつの事柄を、全体像から置付けし、眺め直し、いろいろと議論する必要があります。

でも、そんな事は、面倒くさいし、複雑だし、解りにくいし、兎に角、勝手に御やりなさい、兎に角、関心が無いなのが、フツウの国民なのです。

“知らしむべからず由らしむべし”路線は健在なのです。 

でも、しかし、世の中、いろいろな、モヤモヤが、イライラが、ヘイソクカン感が、まじり、からまり、誰かが、マッチを一本擦ったなら、燃え上がる危険な状態は、もう、直ぐ、目の前?

いや、未だ、未だ、発火点は、かなり先?

日本にも、トランプ的、ルペン的、政党も、政治家も、ま見当たらない?

次の総選挙は、もう、そろそろだと思うのですが、何をやっても、安倍自民党政権はそれなりに国民に承認される筈です。

兎に角、既成の野党が、いくら選挙協力をしても、政権には手が届かないのです。

兎に角、自民党的な政党はひとつあればいいのです。第二自民党はいらないのです。

これからは、大日本帝國憲法派と戦後憲法派のせめぎ合いとなる?

それにしても、総選挙ですが、我が町の路上周辺に各党の候補者ポスターを見かけるようになりました。

ポスターの顔を見ると、どこの政党も、若い、お兄ちゃん、お姉ちゃんばかりなのです。最近の傾向かと思ったのですが、違いました。

一晩考えたら、単に私が歳をとっただけとの答えがでました。

現職の総理大臣も私より年下ですし、次の総理総裁候補と噂される方々も皆さん年下です。

だから、それで?の問いかけには、まあ、俺もずいぶん歳をとったなァ~、と思う次第。

でも、しかし、聴力と視力は衰えを感じるのですが、体力と気力は、まだまだ衰えを感じません。知力の方は、これまでどうり、ぼちぼちで、特に大きな変化はありません。

こうなったら、これからは、嫌がられ、バカにされ、疎まれ、無視され、踏みつけられても、意地悪爺で、小言幸兵衛で、“連帯をもとめて孤立を恐れず“←懐かしい、云いたい事は云っていきたいと思う、今日この頃なのです。

何か、今日は、ちよっと、カッコつけちゃいました。

今、書き終わって、もしかして?と思って3歩ほど歩いて、カレンダーで確認しました。

明日は憲法記念日です。

これは、ホントに、ホントに、偶然です。

それでは、また。

 

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