緊急事態の解除が25日に決定されました。
何処の国でもそうですが、経済的な打撃と感染犠牲者数とのバランス判断です。
解除はされても、不要不急の外出自粛と、三密を回避する生活は続きます。
元の当たり前の日常に戻る事は、とても、とても危険だと、専門家も、政府も、知事も、市長も警告を発しています。
経済も、日常生活も、元には戻らない?戻れない?
仕事も、教育も、買い物も、娯楽も、スポーツも、医療も、在宅リモートが中心の生活移行していく? 全人類が引き籠もりですか? まあ、それは絶対に無理。
たぶん、リモート生活もコロナへの恐怖心が持続している間だけだと、人間は慣れます、忘れます、そうして、いつしかパンデミックは「終息」していくのだと・・・。
それにしても、北九州市では、第二波と騒いでいるようですが、解除されて3~4日で感染者が数日間続いて増加したくらいで、それは無いと思います。
いったんピークアウトしても、その余韻と云うか、余波というか、多少の増減を繰り返しつつ、第一波は「収束」していくものと考えます。
第二波が、いろいろな方たちから、色々云われているので、へそ曲がりな私としては、たぶん来ない気がするのです。
第二波とは言えない程度の、増減を繰り返しつつ「終息」する気がするのです。
地震の専門家が、来る、来る、起きる、起きると云った場所には地震は起きないのです。感染症の専門家が「来る来る第二波」も、そんな気がするきょうこの頃。
それにしても、やっぱり、気になるのは、あらゆる災害は、これまでの、経済とか、政治とか、文化とか、世の中の動きを加速させてきた歴史。
衰退傾向のものは、より衰退が加速し? 新しい動きは、より拡大が加速する?
これって、新自由主義、市場原理主義、グローバル主義、そして資本主義も衰退し終焉を迎える?そうであれば、まことに喜ばしい事です。
人間の生理を越えて、働いて、働いて、生産性を向上させ、物質的豊かさを追い求める時代は終わりを告げる。まことに喜ばしい事です。
それにしても、気になったのは安倍晋三くんが、日本の新型コロナ対策を世界と比較して、感染者も死者も桁違いに少ないと、誇らしげに語っていた事です。
感染者数が少ないのではなく、確認された感染者が少ないのです。世界と比較して桁違いにPCR検査が少ないのですから当然の結果。比較すべきは、感染死亡者の数です。
感染死亡者の比較は、当然人口あたりの数です。
5月末での10万人あたりの感染死亡者数を比較すると、
欧米では、 アジアでは、
アメリカ 30.10 日本 0.70
イギリス 56.21 韓国 0.52
イタリア 54.96 中国 0.32
フランス 43.91 シンガポール 0.39
スペイン 62.11 マレーシア 0.36
ドイツ 10.13 インドネシア 0.56
日本は欧米と比較すれば、確かに桁違いですが、アジアに限ればトップに立っているのです。
どや顔で誇らしげに語っていた安倍ちゃんですが、できの悪いグループと比較しての話です。知っていたとしても、知らなかったとしても、どちらにしても、指導者として信頼できません。
このアジアと欧米の差は、生活習慣とか、遺伝子とか、いろいろ云われています。
私として、アジア地域では、従来型のコロナウィルスによる、季節性インフルエンザによって、それなりに抗体をもっているとの説に、それなりに傾いています。
まあ、兎に角、時代はニューノーマル・新常態を向かえるのか? それとも、みんなで忘れて、元に戻ったりするのか?
何たって、福島での原発メルトダウンで放射能汚染の恐怖も、私を含めて皆さん、お忘れになったようですかすら、新型コロナ騒動も、そのうち綺麗さっぱり忘れてしまう?
でも、今回は世界を巻き込んだ騒ぎですら、日本人が忘れたとしても、世界はしっかり忘れずに、新しい時代がやってくる?
それでは、また。