歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

常総市水海道地区へ行って来ました(9/12)

2015年09月12日 | 水海道の風景
本日、常総市の市役所がある水海道地区へ行って来ました。

つくばみらい市から入ります。

小貝川に架かる橋は、緊急車両以外は日進入禁止です。


水海道側の土手に並ぶ、テレビ中継車、国土交通省の排水ポンプ車。北陸地方整備局、中部地方整備局との表示あり、朝の報道では全国から78台が?動員されているようです。


国土交通省の職員とは別に、新潟県建設業協会の方達も作業をしていました。災害時には建設業界も活躍するのです。


294号線を越えて市街地に入ります。裏通りの窪地にある民間アパート駐車場。


常総線の線路脇が水で流され車が陥没。


昨日は水没していた水海道駅。


前回の市長選挙の争点、造り酒屋の跡地、多目的広場の災害用井戸が使われていました。こんなに早く役立つとは、誰もが考えていなかった事でしょう。


354号線を越えて住宅街に入ります。市の北側です。 


こちらは水が引いていません。






埼玉県から派遣されているようです。


この通りは流れが激しかったようです。


常総市役所。まだ路面が濡れています。


市庁舎の一階も浸水、土嚢も役に立たなかった。


カヌーで避難。


常総線の線路には流木。


心配なので、急ぎ自転車をかっ飛ばし見て来ました。洪水の被害をこの眼で見たのは初めてです。

ホントに、いつ何処で、何が起こるか分からない。

自分も、いつ当事者になるか分かりません。

自然災害多発時代、あまり長生きしない方が・・・・・・。


取り敢えず、見てきたまま、撮ってきたまま、でした。


コメント (3)
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水海道“市民の広場”いろいろできそうで面白そう!楽しそう!でも公衆トイレが無い!

2014年10月13日 | 水海道の風景
前回の続きです。

こちらは諏訪町です。たぶん?

こちら銀行建築で、あちらには“市民の広場”が完成したようです。“市民広場”ではなく、“市民の広場”。間に入る「の」が微妙のようです。


これって、前回の市長選で敗れた前市長の“市街地にぎわい再生事業”の工場跡地の公園化計画と、この市民の広場とは如何なる関係なの?

でも、なかなかですよ、すっきりとした、公園ではなく、間違い無く広場ですね。


自由に使えるよ市民の広場です。“街は、民主主義は、自由な広場を中心として形作られる”何て話しを、むかし、むかし、社会科の時間で習ったことがあります。


来訪者の駐車場としても利用できるのです。


改めて、広場を見回し、いろいろできそうで、なかなか楽しそうで、面白そうで、ホント!使い方次第で、もしかして、街の再生化が、活性化が・・・何て、余計なことを考えたりして・・・・・・。


それにしても、この手押しポンプは? 災害時の給水設備?


手押しポンプを見ると、どうしても水を汲んでしまうのです。綺麗な水が出ますが飲んではいけないそうです。でも、しかし、飲めそうです。

※竹村酒造でお話を聞いたところ、この井戸の水で酒造りをしていたそうです。たぶん、いまでも飲めるのでしょう。

ポンプの傍らに眼を移すと、石製の、イスのような?柱の様な?モノが一つ倒れていたので、これは、これは、と、思いつつ、腰を落として“ヨイショ!”と持ちあげようとした途端、右腕の三角筋に痛みが走ったのです。


春頃より、鉄アレイと腕立て伏せで、三角筋、上腕二頭筋、上腕三頭筋、大胸筋を鍛えていて、それなりに筋力はアップしてきたのですが、重さを推定する能力は低下した?

痛めた筋肉を手で摩りつつ、誰かに、この様子を目撃されたのではないかと、周囲を見回したのですが、人影はなく一安心。

右腕を庇いつつ、人影のない広場を自転車を押して竹村酒造さんの直売所?に向かいます。


日本酒は身体にイケナイのでなので、これまで遠くから眺めていただけでしたが、今回、それとなく、なんとなく、気になって覗いてみる事にしました。


お茶から、あめ玉から、お米から、オリーヴオイルの無添加石鹸まで扱っているようです。オリーブでなくオリーヴと、“フ”ではなく“ウ”の濁音表記。何となく、それとなく、それなりの拘りを漂わせています。


店内に入ると先ず眼に入ってくるのは時代物の金庫。地方の町のでは、醤油や酒の醸造業はお金持ちだったのです。竹村酒造もこの金庫にいつも札束の山が積まれていたのでしょう。


見学していると、隣の事務所から責任者と云うか、竹村酒造の代表者のような方が応対に出て来たのです。

それとなく、いろいろと、世間話や、酒のお話をして、それなりにお礼のつもりで、“京の夢”一合瓶288円(税抜き)を買い求めました。

12時ちょっと前に店を出て、カスミ諏訪店で豚カツと酎ハイを買い求め、いつものランチ場所へ向かいます。


この眺めが好きなのです。


トラス橋の鉄骨は明るい黄緑色に化粧直しをしていました。所々塗装が剥げ、錆の浮いた鉄橋も味わいがありますが、青い空、白い雲の下、ランチを食べるには錆よりも、この明るさがイイです。


アルコール度9%の500缶で豚カツを頂きます。揚げてからかなり時間が経過しているようでパサパサでした。チキンカツの方がヨカッタ?と反省しつつのランチタイム。


酎ハイを飲み、豚カツをモソモソ食し、ふと傍らのベンチに視線を向けると、一匹の赤とんぼ。この時期にしてはかなり赤色が鮮やかです。

一人酒盛りに、秋の風情をプレゼントしてくれた、一匹の赤とんぼに感謝しつつのランチタイムでした。


食後は、市街をブラブラと一回り、こちらの歯科医院も健在。


こちらの歯科医院も屋根を修繕して健在。


ブラジルカフェ?は閉店。


21世紀の夢見台も健在。


銀行建築裏の居酒屋“迷い道”は、


影も形も無く雑草の生い茂る空き地に、いつか、きっと、この店で一杯と思っていたのですが残念です。


黒塀の先に居酒屋のある風景が好きでした。


いろいろなモノが消えてしまいましたが、市民広場には、ホント、何か、それなりに、いろいろと可能性が有りそうで、楽しみです。今度、何かのイベントがある時は来てみたいと思います。

それと、余計なことですが、公衆トイレが設置されていないのは、とても、とても、残念です。来年度に予算を付けて下さい高杉さん。年寄りはトイレが近いのです。


と、云う、事でした。


それでは、また。


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水海道で錆びに漂う寂しさに想いを馳せつつ街中を漂います

2014年10月08日 | 水海道の風景
久しぶりの水海道です。

行って来たのは先月の26日ですから、10日ほど前?

兎に角、この日はお天気が良くて、空は青く、雲は白く、木々は緑なのでした。

それで、いつもとは異なるルートで市内に潜入したのでした。すると、すると、こんな風景が眼前に出現。


以前は工場だったような、トタンは朽ち果て、ガラス窓は割れ、全体は赤錆に覆われつつ廃屋へ向かっています。


錆びには哀愁が漂うのです。寂しさが漂うのです。錆びは寂びなのです。


久しぶりに錆びに触れ、錆び好きのスイッチが入ったようです。


青い空を背景に、赤錆びたガードレール、“侘び・寂び”の風景


鉄の錆びた匂いは、遠い昔に、幼い頃に、想いを馳せる薬効がある?


眼下を流れる、生活排水の混じる流れも、戦後の、生まれ故郷の、東京の端っこの、工場脇の川を、風景を、あの頃の事を、想い出させてくれます。


こちらの錆びは、川に流れ込む小さな水路の開け閉め装置。


何故か、こんな処に、置かれた?置き忘れた?竹箒が一本。わびさびの風景です。


土手を下り、狭い路地に入ります。何だか?よく判らない古タイヤ関連の工場ですかね?。こう云う工場の風景も好きです。


屋根の上の雑草に、お父さんの後ろ姿に、哀愁が漂います。


こちらの波板トタンもイイです。ホント!“サビスイッチ”が入ってしまいました。


工場?倉庫?脇の空き地。破れたフェンス、大地に帰りつつある木製パレット。侘び寂びです。


サビにひたりつつ、常総線の線路を越えます。常総線のレールはピカピカです。

“ブラジル銀行群馬支店茨城主張所”が消えていました。寂しいです。日本経済の低迷が影響しているのでしょうかね。寂しいです。


駅前の“ブラジルスーパー”は頑張っているようです。“魚民”が進出してきたようです。


観光案内所も無くなっています。コンビニも無くなっています。


こちらにあった、田舎のスーパーも無くなっています。


建造主氏名欄にカスミの名前を発見。調べてみたら、どうも、あちらの諏訪町から、こちらの栄町にカスミが移転して来るようです。来年2月に開店するみたいです。

他人事ですがヨカッタ!ヨカッタ!なのでした。それにしても、カスミはあっちに行ったり、こっちに行ったりしてますね。

それでは、私も、あっちに行ったり、こっちに行ったりで、諏訪町のカスミの方に行ってみます。


それでは、また。




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水海道の“竹村酒造”が復活していました!

2012年09月27日 | 水海道の風景
昨日、食後に朝刊を見ていたら、地方版に大関の稀勢の里が母校の長山中学を訪問した記事を発見。


写真の下に眼を移すと“市長給与50%減条例改正案可決”あり、その脇に小さく“常総市議会”とあり、常総・・・? 常総・・・? 常総・・・? あっ!水海道ねェ! 

常総市と云われても、直ぐには、水海道に繋がらないのです。筑西市も、それって何処?状態で、直ぐには思い出せません。 

水海道で、給与で、50%減と云う事は、あの“奇跡の高杉さん”です。そうか、そうか、副市長や教育長の人事で議会に虐められているようです。

それで、天気もイイし、涼しいし、今日は水海道となったのです。

季節は、もう秋、誰も居ない海・・・ではなく、誰も居ない田圃道。


見えて来ました。


以前の建物にそっくり!


間違い無く、醸造元竹村酒造店です。


こちらが販売所ですかね。


この感じは、ホント、前と同じです。突然消えて、突然復活です。


私は残念ながら糖尿病で日本酒は“禁止”なのです。飲めるならば、店を覗いてお土産に1本なのですが、ホント!残念。買わないのに店を覗くのはちょっと憚れるので、外から眺めるだけにしました。

なかなか、イイ佇まいです。


それにしても、広大な空き地の片隅と云うのが・・・、ちょっと残念です。これからこの空き地は、いったいどう活用するのでしょうか?


それにしても、突然消えて、突然の復活。市長選挙絡みの、政治絡みの、思惑絡みの、いろいろ絡んだ結果の風景なのでしょう。

帰り道、今日は運動しているから、特別に昼飯に糖質を摂取してもOKと、すき家で牛丼を食べることにしたのです。

ところが、何と!メニューを見ると、“ライト牛丼330円”なるものを発見。迷った末に、サラダ100円、卵50円とライト牛丼を注文。


具の下は“豆腐”です。


豆腐牛丼は、やっぱり、何とも、情け無いものでした。やっぱり、ここは、普通の牛丼を食べればヨカッタ!と、反省しつつの食事でした。

それにしても、“ライト牛丼”とは、世の中、それなりに“糖質制限ブーム?”


青い空、白い雲、遠くに筑波山を眺めつつ、帰路に着きました。



それでは、また。

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水海道ではいろいろ消えています

2012年06月08日 | 水海道の風景
先日、久しぶりに水海道へ行って来ました。

5月14日、たぶん水海道にお住まいと思われる方から、

『竹村酒造が店を閉めて、建物は解体され更地になりました。土地を市が買い上げ、公園になるとのことです』

とのコメントを頂き、それでは、その様子を、この眼で、と確認に行ったのです。

ホントに更地に・・・、何も無くなると、ホントに広い。


この路地の曲がり角辺りが何とも良かったのです。


板塀がミドリ色のネットに変わっています。ホントにイイ路地だったのです。


何~~にも無くなりました。


突き当たりは銀行建築。


ここは3・11の震災で、


閉鎖されています。


いろいろ無くなって、寂しいですが、これもまた、新しい町の歴史の始まりなのだと・・・・・・。

兎に角、お昼になったので、フツウのお蕎麦屋さんに入って、


フツウの“冷やしタヌキ”を頂きました。今年最初の“冷やしタヌキ”です。この日は暑かったのです。お味も価格(600円)もフツウでした。


蕎麦屋さんの直ぐ先が市立図書館なので、こちらの建物の様子も見て来ました。特に被害は無いようです。


“千姫おもてなし館”で一休みと思ったら、アレレでした。“市政一新・宣言”の幟が林立、おもてなし館は消えていました。


千姫となごみ街から“なごみ館”が消え、“竹村酒造”も消え、“おもてなし館”も消えたのです。


「市政一新の幟」から、これは市長選挙では?と思ったら、やっぱりそうでした。7月1日告示、8日が投票日でした。

現職で2期目を目指す方と、市議の方との選挙戦のようです。“市政一新”は挑戦者のキャッチコピーでした。

首長の現職2期目は強いですからね、まあ、どうなることとやら、答えが出るまで後一ヶ月です。いまはもう終盤戦に突入しているのでしょう。

それで、ちょつと調べたら、挑戦者の市議の公約には市政一新には、「市政を変えて、現在の常総市を一新させる」と云うことで、「街なか公園(市街地賑(にぎ)わい再生)事業」の凍結を叫んでいるようです。

もしかして、「街なか公園」と云うのは、竹村酒造の跡地に建設するのでしょうか? 街なかに公園はとてもイイことだと思うのですが、でも、しかし、“市街地賑わい”とは、結びつかないのでは?と思うのです。

市街地の賑わいは、市街地の住人だけでは無理があります。市街地以外の近郊から人を惹き付けないと賑わいは復活しないと思います。

そもそも、昔の賑わいを“取り戻そう”と云う発想は、チョット、チョットです。取り巻く時代環境がいろいろ変化しているのです。街中に公園を造ったぐらいで街が活性化する・・・何てことは、かなり、かなり、かなりムズカシイと・・・・・・。

何か、市長選挙の一方に肩入れするような話しになってしまいました。まあ、兎に角、挑戦者は現職との対立点を明確にするのが一番ですからね。

政治家の公約は、あくまでも、権力奪取の“手段”であって、“目的”ではないとの説は、かなり正しいと思っています。

民主党の“公約”も自民党から政権を奪取した時点で、その役割は終わったのです。ですから野田総理は公約にない消費税の増税に、政治生命を賭ける!何てことを平気で云えるのです。

それにしても、増税、緊縮財政の流れは、フランス大統領選挙でサルコジ氏が負け、オランド氏が勝利したことで、世界の流れが変わったように思われます。ドイツも緊縮政策の与党が地方選で負けています。

わが国は、昔から、外からの、影響を受けやすい体質ですから、そろそろ、財政再建路線も後退するかも知れません。

兎に角、景気は気分なのです。お金のある人は、貯金を下ろして、パッパ、パッパと札びら切って、賑やかに、楽しく、大判ぶるまいをすれば、景気はよくなるのです!世の中は明るくなるのです!未来は開けるのです!これホント、間違いない!

話しが大夫逸れましたが、これでお終い。


それでは、また。



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鬼怒川を眺めてチキンカツ弁当

2011年05月01日 | 水海道の風景
先日、常総市の水海道へ行って来ました。

何故か気になる水海道なのです。

途中、小貝川の土手からの景色、ほぼ、瓦屋根の2割はこんな状態です。


単線です。


こちらも、


市役所の古い庁舎は閉鎖中、駐車場に臨時のプレハブ庁舎。


こちらの銀行建築も閉鎖。


妙に気になる、金ぴかのドアノブ。


歯科医院の屋根瓦も。


ここからの眺めが、なかなか良いのです。


ここで、チキンカツ弁当398円を野菜ジュースと共に、いただきました。ご飯が足りません。


2日前、龍ヶ崎の“つくばの里工業団地”の公園で食べた、“ホットモット”の“のり弁”は味ボリューム、そして、価格に置いて、満足のいくものでした。

実は、丁度その日から、創業感謝祭?か何かで、のり弁290円が260円で、その上、大盛りも“無料”だったのです。何とも、ラッキーなのでした。

“のり弁”は、もしかして、この世で一番のランチ弁当だと思います。その日も、ランチにのり弁を食べる為だけに、龍ヶ崎くんだりまで自転車を走らせたのです。

途中でのり弁を買い求め、のり弁ランチを食する絶好のポイント、つくばの里工業団地の寂しい公園に向かったのです。それにしても、ホントに何で、龍ヶ崎の外れで、何で!つくばの里なの?

のり弁は、寂しい場所で、一人寂しく食するのが最高なのです。

名も知れぬ深海魚のフライこれが絶妙、竹輪の天ぷらこれが懐かしく絶妙、ご飯の上に敷かれた噛み切れない海苔、その下の昆布の佃煮、そして“数本”のゴボウとニンジンの“きんぴら”に、“数枚”の大根の漬け物、何とも“ビンボークサイ”これが、また、絶妙なのです。

のり弁は、寂しくて、切なくて、悲しくて、懐かしい食べ物なのです。のり弁は哀愁です。のり弁は演歌です。

のり弁の欠点を上げるとすれば、それは海苔です。今回、気が付いたのですが、海苔にスリットが二箇所入っていました。それなりに改善はしているようです。

価格的に海苔の質に注文は付けられないのです。今度こそ、今日こそ、“のり弁、海苔抜きでェ!”と、云って見たいと思うのですが・・・・・・、やっぱり、それは、なかなか・・・・・・なのです。

水海道でチキンカツ弁当が、つくばの里でのり弁になってしまいました。

やはり、何と云っても、チキンカツ弁当と、“のり弁”とでは実力が違いすぎるのでした。


現在の放射線量は「0.10μSv/h」です。


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水海道の迷い道で京の夢を手酌で

2010年11月26日 | 水海道の風景
昨日の続きです。

竹村酒造店を振り返りつつ、いまでも酒造りをしているのか心配しつつ、

路地を出て「旧報徳銀行」の前に戻ります。

最近はこの建物もいろいろと使われているようで、何とか?健康体操の会場にもなっているようです。

よそ者としては、レストランとか喫茶店とかビャホールなんかが、こんな処の、こんな建物の中にあったら、いいなァ~、楽しいなァ~、何て思うのですが、まぁ、絶対に、採算的に無理ですからね。


そんな事を思いつつ、脇の路地を通って裏に回ると、いつの間にか、こんな洒落た空間が出来ていました。前は、ここに、何があったっけ?


隣のお宅から、可愛い声が聞こえて来ました。3人姉弟のようで、一番上のお姉ちゃんが、妹や弟と戯れながら駐車場の掃除をしているようでした。


以前に銀行建築を見学する為に、この路地には入ったことがあるのですが、路地の奥には関心が向いていませんでした、しかし、この日、奥に眼をやると、何やら趣のある板塀が続いてたのです。

“これは、これは、何とも”と思い、板塀の終わる処まで行ってみたのです。そして、振り返り、じっくりと眺めます。

大谷石を積み上げた基礎に黒い板塀、板塀越しに見える大きな庭木。黒い塀の続く路地は、何か、遠い昔に続いているような・・・・・・そんな想いにさせる、不思議な空間です。


黒板塀の終わったその先には、


居酒屋“迷い道”がありました。この景観にこの店名、なかなか巧いネーミングです。

水海道の路地裏の“迷い道”で、ひとりカウンターの隅に座り、ここは、やはり「竹村酒造」の“京の夢”などを手酌で一杯なんて、かなりイイかもしれません。

二、三本飲んで店を後にし、ここに腰掛け路地を眺め、ぼんやりと酔いを醒ます。


ぼんやりしたところで、これで、今回の“水海道路地裏シリーズ”を終わります。


それでは、また来週。



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水海道に三井財閥と肩を並べた醸造所が!

2010年11月25日 | 水海道の風景
昨日の続きです。

駅前から来た道とは別の路地伝いに、“おもてなし館”方向に戻ります。この辺りは何度も通っているので、特に目新しいモノはないのです。

と、思いつつ、何気なく“旧報徳銀行”向かいの路地に眼をやると、奥の方に“竹村酒造店”の“立て看”を発見。“酒店”ではなく“酒造店”です、売っているのではなく、醸造元です、造り酒屋です、酒蔵です。


水海道には何度も来ているのですが、こんな町中に醸造所があるとは、今の今まで知りませんでした。商工会の観光パンフにも、何度も覗いた“おもてなし館”にも、そんな紹介あった?

あったとしたら、もしかして、たぶん、“ほう、水海道でも酒を造っている会社があるのねェ”で終わっていたのかもしれません。

通りすがりに、路地の奥に眼をやり、“おゃ、これは”と思ったのは、この佇まいで、そして、町中で、路地奥で、それが造り酒屋であったこと、この組み合わせ、この重なり合いが、魅力的で、とても心惹かれたのだと・・・。 


この日は日曜日、構内には人影もなく、


麹の匂いも酒の匂いもなく・・・、ふつう外部には漂わないものなの?・・・、


何となく、これは、もう“醸造元”ではなく、もしかして“元醸造元”になってしまったの? そんな空気が辺りに流れていました。


兎に角、塀に沿って観察します。灰色の上塗りが剥げ赤茶色の錆止め塗料が露出した波板トタンの塀、赤茶色の板戸、板張り外壁の建物、そして、ゆるく折れる路地、とても“わびさび”です。


折れた路地は、何故か、ふりかえりたくなります、塀に取り付けられた“清酒富士龍”の
琺瑯看板が哀愁です。


この白い建物が酒蔵でしょうか。


奥の住居のような建物、視界を遮蔽するような、火災の際に火を遮蔽する“卯建”ような壁、崩れかかり、倒れかかり、つっかい棒で支えられています。

手前のコンベヤー、大きな樽に“もろみ”を入れ時に使うのでしょうか?何か、そんな映像を見たような気がします。でも、このコンベヤーは、もう現役ではなさそうです。


こちらの板張りの建物を見上げていたら、


こんな片隅に、何とも、秋の彩りが・・・、板張りを這い上がる“蔦紅葉”風情です。俳句でもひとつ、ひねりたくなります。


こちらが酒蔵でしょうか、外壁が膨らんで湾曲しています。かなり老朽化しているようです。


板塀越しの酒蔵、なかなか趣のある路地です。この先は通りに出ますので、ここで引き返します。


帰り際、入り口脇の塀に貼られた“水海道商人博物館”の案内板に気が付きました。


この竹村酒造は、何と“近江財閥七人衆のひとり”に数えられ、“三井、高島屋に並ぶ豪商”だったようです。

それにしても、三井と高島屋と竹村酒造店が同一に並んでいますが、三井財閥は、三菱財閥、住友財閥と並んで“日本三大財閥”のひとつでした。

高島屋は近江商人ですが、近江財閥との言葉はあまり耳にしません。遠い昔は、近江財閥七人衆何て言葉があり、あの三井と、高島屋と、近江財閥七人衆のひとり竹村酒造が肩を並べていたのですか?

しかし、この水海道の、この路地の奥で、ひっそり営む、この造り酒屋さんが、一時代、あの三井財閥と、肩を並べていた豪商であったとは、もう、大変な驚きです。

竹村酒造さん、ホントに“恐れ入谷の鬼子母神”でした。

水海道には、まだ、まだ、いろいろ有りそうです。


それでは、また明日。




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水海道は路地裏の理容所に歯科医院がイイです

2010年11月24日 | 水海道の風景
昨日の続きです。

354号線を越えて市街地に入ります。

水海道は時々来たくなるのです。寂れ感、うらぶれ感、田舎町感がとても良いのです。

“おもてなし館”の前を通り過ぎ、駅前に続く“絵画の道”を進みます。

この米屋食堂さんは、数年前にはじめて水海道を歩いた時には営業していたのですが、


最近、とうとう店仕舞いしたようです。


営業中だった頃のサンプルケース、食品サンプル達が痛々しい姿で陽に晒され、哀愁を漂わせていました。通りすがりの傍観者には、こんな風景がイイのです。


これまで数回訪れて、曲がったことのなかった角を曲がり、路地に入りると、見つけました哀愁漂う“小林理容所” 「アイパー・コールドパーマ」の赤い文字がイイです。こちらは、しっかり営業中。


向かいは“中村歯科医院”二階が診察室のようです。ガラス越しに白衣を着た中年女性の姿がチラット見えました。


年季の入った看板には、一桁局番の電話番号だけが風雪に耐え、僅かに往事の姿を留めて・・・いや、失礼しました、まだ歯科医院は現役バリバリでした。


床屋さん、歯医者さん、そして、お煎餅屋さん、この路地は新しい発見の連続でした。


路地を出て。通りの向かいには、どことなく?、なんとなく?、惹かれる、屋根に煙突の工場風の建物が、


赤茶けた塀、木製の大扉、スレート屋根に煙突。この感じがイイのかも。


歩道が広く取ってあります。前はここに“名残のクネクネ模様”が描かれていました。昔ここには小川が流れていたそうで、道路を拡張整備する際に埋めたそうです。


“ロコ・レディ”洒落た名前の洋品屋さんです。


よく見ると、こんな貼り紙が、“5才若く見える洋服たちが舞い踊っています” 5才ぐらいだと、何となく納得して店内に入るかも。

かなり若くない客層を狙ったお店のようです。


駅前に出ました。“ブラジルスーバー”はそこそこ繁盛している様子。


駐車禁止。ポルトガル語ではこう書くようです。


水海道は、千姫と、羽田美智子と、ブラジルなのです。


それでは、また明日。



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水海道二高で月には行かなかった羽田美智子?

2010年11月23日 | 水海道の風景
昨日の続きです。

旧つくば市役所谷田部庁舎を後に、354号線を走ります。みどり野駅前の二股を右側方向に進みます。こちらが354号線です。左側方向は何号線か分かりません。

左側方向に進んだ方が水海道市街に入るには近道なのですが、途中で歩道が無くなり車線走行になるのです。この道は大型トラックの通行量が多くとても危険なのです。

みどり野駅前を過ぎ、福岡堰脇の福岡橋を渡り、294号線を渡り、裏道伝いに市街地に入ります。途中、あの“羽田美智子サン”が卒業した水海道二高前を通過するのです。

それで、その、通過する、何故か?その時、

“えッ! えッ! どうして?なんで? ココに「一高」がァ?”

一高と二高の、校舎と周囲の風景の、記憶が頭の中を、走り周り、衝突し合い、転び廻り、混乱したのです。

何故か見え隠れする校舎の影を遠目にして「一高」と“見間違えた”ことが原因でした。段々、歳を重ねてくるにしたがい、見間違いとか、言い間違いとか、聞き違いとか、勘違いとか、“違いの起きる歳”に差し掛かったようです。

それで、あの羽田美智子サンの“勘違い”なのですが、彼女が旅行雑誌のインタビューを受けていた時、
「京都へはよく行かれるそうですね」
「ハイ」
「月に、何度ぐらい行かれます?」
「えっ!?・・・月には・・・一度も行ったことは・・・」
彼女はかなりの“天然ボケ”のようです。

黙っているときの表情は、かなり“キツイ感じ”がします。また、そんなイメージの役柄も多かったかと思います。

こんな話しをテレビでする、と、云う事は、イメージチェンジを計った営業政策の匂いがしないでも・・・・・・。まあ、女優として40歳を一つ二つ過ぎて、そろそろ、いろいろと、考える年頃に差し掛かっているのでしょう。

それで、市街に入ります。

それで、この橋なのですが、それなりに演出はされているのですが、どうも、まわりの景観とは“いまいち”です。この先に、神社とか、お寺とか、古い民家とか、そんな風景の中にあればと、思うのです。


まあ、こんな風景も、それは、それで、イイのですが、橋の造りを良く見ると、プラモデルチックなのです。塗装が色褪せた所為もありますが、もうすこし、何とか・・・です。


橋を渡り、354号線を越えて市街地に入ります。

水海道と云えば、どうしても羽田美智子サンが登場するのです。

本日は“勤労感謝の日”で休日です。

まあ、そんなことで、今日のところは、これで・・・・・・・。


それでは、また明日。


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