歩く・見る・食べる・そして少し考える・・・

近所を歩く、遠くの町を歩く、見たこと食べたこと、感じたことを思いつくままに・・・。おじさんのひとりごと

「ちひろ美術館」はチョット!チョットでした?

2007年07月08日 | 東京の風景
昨日の続きです。

住宅街の路地を抜け「ちひろ美術館」に着きました。

これが「ちひろ美術館」です。ちょっとイメージと違いました。もっと可愛らしい色使いを想像していたのです。

明るく、柔らかく、心優しい・・・・・・そんな建物を想像していたのですが、外壁の色が暗く、堅く、重く、拒絶感があります。

「いわさきちひろ」の、それなりの権威を象徴しているのでしょう。


この方が「いわさきちひろ」さんです。今回、始めてお目にかかりました。なかなか可愛い女性です。

1918年に生まれ、1974年55歳の時に肝ガンで亡くなられています。ご主人は共産党の元衆議院議員の松本善明さんです。

「ちひろ」さんも、敗戦の年1946年に日本共産党に入党しています。この頃、文化人の入党が「流行った」頃です。

戦時中の治安維持法下で、恐怖の為にじっと黙っていた人、体制に融合した人、そんな中にあって「命を懸けて」体制を批判した共産党員は、敗戦後は「英雄」でしたからね。

「ちひろ人気」は根強いようです。平日、そして、この暑い日に、都心から離れた美術館に、それなりに訪れる人が絶えない、これはやっぱり「スゴイ」と思います。


それで、私ですが、この日はあくまでも「様子を探り」に来ただけですので、入館はしません。

「ちひろ美術館」に、中年男が一人で絵を観ている姿は、あまり「絵」にならないと思うのです。次回、二人で観に来る下見です。


通りに面した建物脇に子馬と少女の像がありました。「ちひろ」の絵のイメージが頭の中にイッパイ詰まった入館者は、ちらっと視線を向けるだけで、通り過ぎて行くような気がしました。

何だか、とても・・・・・・とても、子馬と少女が可哀想に思えました。

それでは、ここで、私の「可愛いマナちゃん」の「ちひろ的」写真をご覧下さい。

朝顔を、優しく持つ、手、指、花に顔を近づる様子・・・・・・まさしく天使のようです。

アッ! スイマセ~ン。じじ馬鹿をやってしまいました。


それで、美術館の様子を探り終え、次の目的地「石神井公園」を目指し、新青梅街道を「北?」に向かって歩き始めました。


それではまた明日。
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