2007年 6月9日(土)
チューリッヒから西へ60キロほど行ったところにバーゼルという街がある。
サッカー好きの方はもちろんご存知だと思うが、中田浩二の所属するサッカーチームの所在地、あの「バーゼル」である。
フランス、ドイツと国境を接する産業と芸術の街。
街の真ん中にはライン川が流れる。
この日は土曜日で会社がお休みだった従姉妹のダンナさんが車を出してくれた。
駐車場に車を止めて、いざ街を散策。
お天気雨が降ってきたが、幸いすぐに止んでくれた。
こじんまりとまとまった街の雰囲気。
この街の名物、レッケルリというお菓子を買い食いしながら街を歩く。
シナモン味のスパイシー濡れせんべい??
なんとも表現のしようがない微妙な味と食感なのだが、食べだすとくせになって
「やめられない、とまらない」不思議なお菓子。
まずは第一目的地、Puppenhausミュージアムへ。
ここはスイスの大金持ちの女性が集めたテディベアとドールハウスのミュージアム。
ミュージアムを作ってからどんどん買い足していったのだろうけど、
その数たるや・・・・じっくり見て行ったらまる一日かかってしまう。
ベアとドールがい~っぱい。
残念ながら館内は撮影禁止だったので、ホームページから写真を拝借。
雰囲気のあるかわいいドールたち。
こちらは織物屋さん。
ミニチュアの世界がすさまじい!!その繊細さには絶句。
おもちゃ屋さん。写真ではよく分からないなあ。
目を皿のようにして顔をガラスケースにくっつけて見るのが
ドールハウスの醍醐味。
自転車屋さん。雑然とした雰囲気が出ている。
くまの学校。かわいらし~い。
4階建ての建物にこれでもか!!というほどたくさんの作品が詰まっている。
ここまでの規模だとは思ってもみなかった。
素晴らしい!!
とても刺激を受けたし、勉強になった。
さて、気がつくととっくにお昼を過ぎており、良さそげなレストランで昼食。
そして、午後からは市立美術館へ。
ピカソ、ゴッホ、シャガール、ルノワール、マネ、ロダンなどなど、
大巨匠の作品がさりげなく並んでいる。
こちらもびっくりするくらい広くて、半日で見るのは厳しい。
もったいないけれど、さっさと急ぎ足で偉大な作品の前を通り過ぎる。
ヨーロッパの美術館はやはり日本とは規模が違うのだ。
美術館を出るともう夕方。とは言ってもまだまだ明るい。
ライン川に渡し舟があったので、乗ってみることにした。
ライン川の流れは速く、舟は流されないように岸に渡されたケーブルに固定されて進む。
このライン川で面白いものを見た。
水に浮くプラスチックケースを抱えて川を流されていく水着のカップル。
こちらではよく見る光景らしい。
プラスチックケースの中には服やら財布やらが入っていて、
流れ着いた先で着替えてバスや電車で家に帰るのだという。
・・・楽しそう・・・
他にも真っ裸で池や川で泳ぐ人、更衣室があるのにその辺で着替えちゃう人など、スイスの人々はけっこう自由人。
ライン川沿いにしばらく散歩を楽しんで、5日目終了。