いよいよ明日は、手作りアートギャラリー開催日です。
作った作品に値段を付けていて、とても複雑な気持ちになってしまいました。
例えばこの子、作るのに2時間半かかっています。
でもお客さんが妥当と感じる値段と言えば、300円?500円?
どんなにお人よしの方でもせいぜい800円ぐらいしか出せませんよね。
材料費を無視しても、作った私の時給は100円~300円ぐらいのもの。
がーん、がーん、がーん。
そもそも私達の手工芸品に対する「これが適正」と感じる値段は安すぎます。
普段何気なく買っている100円均一の袋物や、1000円ぐらいの激安服。
それだって、中国の農村部の女の子達が一生懸命手作業で作ったものだったりする。
その子達の時給たるや、本当に微々たるものに違いありません。
そんな事は考えずに私達は「お買い得!!」「ラッキー!!」
仕方のないことなんだろうけど、なんだかな~。
時給を上げようと思ったら、方法はふたつ。
一つ目は高く売ること。
これは、はっきり言って、売れません。却下。
二つ目は、材料費を安くして早く作れるものを売ること。
それは可能だけど、でも自分で納得出来るものを作りたい。
結論。手工芸品はもうからない!!
でも、それでもね、自分が作ったものを誰かが「かわいい」「素敵」って思ってくれたら、
それはとってもとっても幸せなこと。
そして、自分が作ったものが誰かの生活の一部になってかわいがられていることを想像すると、
どんなに自分の時給が安くても、やっぱり作って良かったって思えるのです。