雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

海へまた彼方遠のく音のありて素粒子さながら心が奔る

2008-03-14 22:28:14 | Weblog

 音も、粒子。

 目には見えない、微細な素子という。

 音速、光速。


 心はどちらの速度で疾走するんだろう。

 遠ざかる音、光、嵐。


 


 
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行き着けぬ空白空欄そらいろは紺碧の愛セルリアンして

2008-03-14 20:15:25 | Weblog


 そういえば、今日はWhite Day。








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春雷は祈り絶ちにき青々と駆けぬける警報天よりぞ聞こゆる

2008-03-14 19:53:27 | Weblog

 雷雨。

 今夜、テゼの祈りに加わらせていただこうかと思っていたのに…。

 行き帰り、ちょっと危うい。


 
 
 祈りってなんだろうと、自問する。


 御利益ではないので……と神父様。

 キリストは目の見えない人に問うた。

 「おまえは何を望むのか」
 
 「主よ、目が見えるようになりたいのです」

 そして、彼の眼はひらいた。



 わたしの祈りは……。

 聖堂で放心しているとき、ものすごく贅沢な時間に思える。
 
 瞑想ではなく……。

 自分にも不可解で不可視なコムニタス……混沌を、すべて主がご存知だと信じているから。
 わたしは何も考えなくていい、思い悩まなくても、と。


 神奈川県東部に、洪水警報発令。

 消防署からこだまが豪雨をつらぬいてアナウンスしきり。

 また稲妻。

 事故がないといい。交通機関は大丈夫だろうか。



 

 
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雨よりもしづかな音  胸あわせ聴きたい互いの鼓動それから

2008-03-14 16:53:22 | Weblog


 降りつのる雨のためのラブソング。

 








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抒情といふ風の視線は流れゆく時間見つめる……ま、Take It Easy 

2008-03-14 12:40:55 | Weblog

 
 イーグルスに。

 さて、出発








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つややかなリボンのやうに体ごとほどけてしまう春雨に濡れ

2008-03-14 09:36:44 | Weblog
 雨音で、戸外の物音が遠くなる。

 朝起きたら、あたたかなしづけさが室内にこもっていた。

 自分の寝息さえ聞こえそうな気がした。おかしなこと。


 わたしは目覚めているのに。


 鳥たちの声もない。巣篭もりしているのか。

 静寂……かすかに花の香だけ聴こえる。

 雨の中、そして夜の闇で、沈丁花は深く匂うよう。

 

 ぬるい白湯のような春雨のなかで、樹木は芽ぐみ、花開き、動物たちは身ごもってゆく。

 かたくなな心も、そして寒さにこわばっていた体も、この、どこかもどかしいような曖昧な温かさに、ゆっくり弛緩してゆけばいい。

 いとおしむこと、いっさいを。

 限りある時間のなかで。


 それが、わたしの今朝の祈り。




 

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アルファポリス