市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

伝ひゆく未知光らせて星出づれば髪ぬぐふ手も泳ぎ始める

2008-03-28 21:12:48 | Weblog

 夜。


 雨上がり、濡れた路面に暗い水溜り。


 街明かりがそこかしこにきらめく。


 もうじき星も覗きそう。






 
 


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海抜けていなづま奔る今宵また髪濡らす驟雨に身は匂ふらむ

2008-03-28 18:18:06 | Weblog


 ひさしぶりに稲村ガ崎をめぐる。

 黒雲が湧き、ぽつぽつと、雨。

 でも、空のいっぽうでは陽が耀いていた。


 百花繚乱。

 あちこちからいろんな花の香りが聴こえる。

 水仙、沈丁花、雪柳、杏、桜、タンポポ……木瓜に山吹、連翹。


 権五郎神社の緋桃の花がことにあざやかだった。


 由比ガ浜をあるき、桜貝をひろい、風に吹かれて。


 帰りしな、空はすっかりふさがって、今、稲妻。

 湿度があがると、香りがふかくなる。



 花も、ひとも。


 わたしのジーンズに渚の匂いが残っている。














 
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まほろばよ海にひとふさ漂へる午睡(ひるね)の汗を恋と言はまし

2008-03-28 13:20:58 | Weblog


 まひるまのまほろばに













 



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はたはたと食卓は鳴る曇り日の空がそれぞれひとつの孤独

2008-03-28 09:05:49 | Weblog

 朝に

 
 うすい陽射し。


 いろいろな物音の輪郭が鈍く聴こえる。湿度のせいか。


 天気予報では雨のはずだけど……。


 みづ色のそら。









 
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アルファポリス