プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★火に油を注ぐ

2019-06-20 07:54:22 | 日記・エッセイ・コラム
 1年前の今頃、日本政府は、米朝首脳会談の結論を受けて、非核化に必要な200兆円の費用の内、「応分の負担をする」との見解を出した。

 と同時に、安倍総理は、「これからは日本が当事者能力を発揮して」と宣言。さらに今年に入って「前提条件無しで、、、」と積極姿勢を打ち出した。

 しかし、その後は無策のままで、傍観していたら、中国の習近平主席が今日から北朝鮮を訪問する。

 一方、安倍総理は、イランを訪問し、アメリカとの仲介役を買って出たら、その最中にホルムズ海峡でタンカーが襲撃された。

 総理は、イランが好日的だと思い込んでいたようだが、「中立は無害」だっただけのことで、アメリカのメッセンジャーになれば、敵視される。

 映像の真偽の議論もあるが、安倍総理が、G20前の手柄を焦った結果、「火に油を注いだ」印象を拭えず、偶発的ではなく警告と受け止めたい。
★亡国のカネ
 北朝鮮の非核化に要する費用は、200兆円との試算を聞くと、貧乏人の性で、「日本の負担額は?」と、不安がよぎる。と同時に、「なぜ、日本が?}との疑問が頭をかすめる。 菅官房長官......

★強運に感謝

2019-06-19 08:42:32 | 日記・エッセイ・コラム
 今朝のニュースで、昨夜、新潟県村上市で震度6強の地震があったと知り、愕然とした。

 4月の新潟マラソンの際、村上まで足を延ばし、2週間前には鶴岡・酒田方面を旅していた。いずれも今回の地震で被害を受けたところばかりだ。

 くしくも、昨年の6月18日に大阪北部地震が発生した際、屋久島旅行の帰りで、延泊を覚悟したが、交通機関の遅延だけで済んだ。

 いずれも直接の難を免れ、強運に感謝しているが、改めて地震大国だと痛感する。

 ついては、8月に予定していた秋田竿灯まつりの計画を急遽、中止することとし、災害時の備えについて、改めて妻と話し合ったが、「座して待つ」以外の妙案が浮かばなかった。


★食堂車が懐かしい

2019-06-18 08:14:54 | 日記・エッセイ・コラム
 6月5日、酒田から新潟まで乗った特急「いなほ」では、車内販売のコーヒーを注文した。

 西日本管轄の特急「サンダーバード」と「しらさぎ」の車内販売は、かなり前に廃止されていたので、意外だったが、コーヒー党には有難い。

 私は、車内販売の弁当は冷めていてまずい気がして買わないが、かつて、食堂車がついていた頃が懐かしく思い出された。

 列車の揺れを気にしながら、テーブルを押さえて食べたカレーの味は、ささやかな贅沢で格別だった。

 今では、豪華さが売り物のイベント列車に様変わりし、私には無縁になった。時の移ろいは、色々なところに変化を及ぼすが、流れに身をゆだねるしかない。

★行き帰りの旅⑦酒田→金沢

2019-06-17 07:42:49 | 日記・エッセイ・コラム
 6月5日、酒田から金沢までの移動は、急ぐ必要が無いので、酒田駅で乗車券の変更手続きをした時、ちょっとしたトラブルに遭遇した。

 担当者が、精算方法を間違えたらしく、ホームに入ろうとしていたら、追いかけて来て「料金をお返しすべきところを追徴してしまった」と謝った。

 発車時刻が迫っていたので、「そのままで構いません」と断り、列車に飛び乗ったが、駅員は気が済まないらしく、改札口で見送ってくれた。

 都会なら、雑踏に紛れて見失うところだが、田舎の駅の良い所かなと、感慨にふけったが、冷静に考えれば、新幹線から在来線特急に変更すれば、安くなるのが当たり前。どこかから「ボーっと生きてるんじゃねぇよ!」と罵声を浴びそうだ。

 まあ、税金ではないので、「晋三様には及びもせぬが、せめてやりたい無駄遣い」で結びたい。

★行き帰りの旅⑥山居倉庫

2019-06-16 08:16:52 | 日記・エッセイ・コラム
 6月5日朝、海運業で栄えた酒田の象徴的な建造物をゆっくり見たくて、午前5時前にホテルを出た。

 山居倉庫まで、約2㎞の道のりだったが、すがすがしい空気を吸いながらの散歩になった。

 観光ポスターでお馴染みのケヤキ並木と12棟の倉庫群の間の石畳を歩いてみたが、インスタ映えしても、往時の活気が伝わってこなかった。

 川に面した正面側に回ると、ずっしりと重量感のある屋並みの景色に惹きつけられ、人気のない倉庫内を窓ガラス越しにのぞき込み、内部構造を観察した。

 土蔵と屋根の間に空間を設ける二重屋根構造は、風通しをよくするためと分かったが、屋根から数mほど伸びている下屋を支える柱が無い謎が解けなかった。

 雪が積もればつぶれる心配がないのかを専門家に訊きたかったが、厳しい風雪に耐えて、長い年月を経た木造の倉庫は、素朴で力強く、私好みの趣があった。