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★行き帰りの旅⑥山居倉庫

2019-06-16 08:16:52 | 日記・エッセイ・コラム
 6月5日朝、海運業で栄えた酒田の象徴的な建造物をゆっくり見たくて、午前5時前にホテルを出た。

 山居倉庫まで、約2㎞の道のりだったが、すがすがしい空気を吸いながらの散歩になった。

 観光ポスターでお馴染みのケヤキ並木と12棟の倉庫群の間の石畳を歩いてみたが、インスタ映えしても、往時の活気が伝わってこなかった。

 川に面した正面側に回ると、ずっしりと重量感のある屋並みの景色に惹きつけられ、人気のない倉庫内を窓ガラス越しにのぞき込み、内部構造を観察した。

 土蔵と屋根の間に空間を設ける二重屋根構造は、風通しをよくするためと分かったが、屋根から数mほど伸びている下屋を支える柱が無い謎が解けなかった。

 雪が積もればつぶれる心配がないのかを専門家に訊きたかったが、厳しい風雪に耐えて、長い年月を経た木造の倉庫は、素朴で力強く、私好みの趣があった。


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