プラチナ世代のマラソン旅行

時悠人chosan流処世術

★ちぐはぐ政策(前編):自由度

2019-05-22 08:33:56 | 日記・エッセイ・コラム
 安倍総理の命を受けて、政府は「70歳まで雇用継続を企業に義務付ける」案を検討中だが、矛盾だらけの愚策としか言いようがない。

 長寿化や人手不足が背景にあることは理解できるが、義務付けは、企業経営の自由度を奪う上、労働の自由権も奪いかねない。

 年金支給開始年齢の引き上げもセットならまだしも、これを切り離して検討する姿勢が解せない。

 ちなみに、年金支給開始年齢は、アメリカとドイツは67歳、イギリスは68歳に対し、日本は65歳で、段階的に移行中で、完全に切り替わる時期は、男性で2025年、女性は2030年だ。

 70歳雇用継続と年金支給開始時期をセットで検討しないと、国民の自由度まで奪われかねない。
 

★安倍外交の神髄

2019-05-21 07:54:51 | 日記・エッセイ・コラム
 3年前、オバマ大統領は、広島原爆ドームの前に立った。今年、トランプ大統領は、両国国技館に立つ。

 安倍・トランプ両首脳は、よほど相性が良いのか、今回も異例の「おもてなし」外交になる気配だ。

 国技館で貴賓席を使えば、過去のノウハウを活用できるが、桟敷席に陣取り、表彰式でトロフィを渡すとなると、警備の様相が全く異なってくる。

 私ごとき小市民が口を出す話ではないが、関係者の事前準備は想像以上に大変な様子だ。

 プーチンや習近平等、その他の国の首脳の目にどう映るのか、はたまた、大盤振る舞いの成果は何なのかと、詮無いことに気をもんでいる

★入れ歯の悲哀

2019-05-20 08:06:13 | 日記・エッセイ・コラム
 抜歯した後の処置を「インプラントにするか入れ歯か」で悩んだ結果、部分入れ歯を選んだ。

 先週の金曜日、出来上がった入れ歯を装着して貰ったら、咀嚼運動に支障がないので、慣れれば大丈夫と思ったが、何かと不便で違和感を拭えない。

 今までインプラントを愛用してきたが、「8020」の目標を失ったので、老い先短い身に数十万円かける意味がないと割り切ったことを後悔している。

 長年にわたる不摂生のつけが回って来たものなので、自業自得だが、手入れを含めて、煩わしい。

 余命が、あと10年以上あるならインプラントにしただろうと、自分勝手に寿命を決めた愚かさを反省したが、時すでに遅く、妻には、「どんなに貧乏しても歯の治療に金を惜しむな」と遺言を追加した。

★サービスとコスト

2019-05-19 07:59:25 | 日記・エッセイ・コラム
 JTBが、4月から旅行の相談料を徴収し始めたことに賛否があるようだが、相談から10日以内に申し込めば、旅行代金の一部に充当され、実質負担はない。

 各旅行会社とも旅行業務取扱料金表で有料としており、コストを考えれば、当然だろう。

 さて、先日、JRの窓口で、旅行代金を安く上げる切符の種類や買い方を相談する年配の女性を見かけた。数人の行列が出来たので、駅員が「調べるのに時間がかかるので、あとにして貰っていいですか?」と応対すると、「何度も来れない」と悪びれなかった。

 パソコン端末が一台しかない小さな駅の「みどりの窓口」で、長時間、相談されると、待つ者の身になれ!と、腹立たしかった。

 「おもてなし」が流行語になって以降、接客業での過剰サービスの印象が拭えない。日本人は、無料サービスがコスト高になることを理解すべきだと感じる。

★プラチナ・トリオの近況(後編)

2019-05-18 08:28:53 | 日記・エッセイ・コラム
 彼は、足腰の痛みが一向に快方に向かわないので、「今年の金沢マラソンは、諦めた」と力なく言った。

 彼は、体に不都合があっても、トレーニングを欠かさず、鍛えて治す哲学の持ち主で、昨年も体調不良で迷っていた私に、「抽選結果を見てから決めればよい」と助言するほど、前向きの人物だ。

 そんな彼が、早々に断念したのに驚いたが、医師にも原因が分からないようなので不気味だ。

 後期高齢者になったのだから、無理をするなと言うと、「そうだな」と相槌を打つが、求道者のように我が道を行く一徹さが災いしている気がする。

 振り返れば、去年の金沢マラソンで、彼は「5時間内完走」、私は「7時間内完走」を目標にトレーニングし、ウサギと亀のように私は完走し、彼は棄権した。

 高齢ランナーは、過去の栄光を忘れ、自分が納得できる範囲の見極めが大切だと思うのだが、、、。