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時悠人chosan流処世術

★遠のく北方4島(前編):経過

2022-04-10 06:24:15 | 日記・エッセイ・コラム
 ウクライナ問題で、日本政府が、ロシアに対する経済制裁を強化したことで、北方領土が遠のくのは、やむを得ないとしても、顛末を国民に説明すべきだ。

 安倍元総理は、27回もの首脳会談を重ねて、「シンゾーとウラジーミルとの間で、必ず、解決する」と、自信満々だったが、プーチン大統領は、終始、「双方に痛みがある形」の解決を譲らなかった。

 功を焦った元総理は、周囲の反対を押し切り、4島一括返還を2島に譲歩し、経済協力を先行した。

 したたかなプーチン大統領の思うつぼで、次の一手は、「返還すれば、米軍基地が出来る」と、足元を見透かされ、日本側だけが痛みを負う形になった。

 長期政権に胡坐をかいて、ゴルフ外交に明け暮れた軟弱外交が残した最悪の”負の遺産”といえよう。