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★都政の悪夢ふたたび

2020-06-14 08:38:58 | 日記・エッセイ・コラム
 小池都知事が、6月18日の公示直前に、再選出馬を表明したが、この人は、よほど強運の持ち主のようだ。

 実績を採点すれば、失政ばかりが目につくのに、コロナ災禍で、立候補したくても、選挙の準備が出来ない状況下では、現職が、断然、有利になる。

 4年前の選挙公約「7つのゼロ」をみても、達成できたのは、「イヌ・ネコ殺処分ゼロ」だけで、ほかは目標値にほど遠い。「満員電車ゼロ」や「待機児童ゼロ」などは、「密」を避けるために、一時期、緩和されたが、以前の状態に戻りそうだ。

 さて、就任早々、築地市場移転を中止し、その後、豊洲市場をオープンしたが、延期に伴う莫大な損害賠償問題を残した。また、「都民ファーストの会」を「希望の党」に仕立て上げ、国政を混乱させたほか、東京五輪の競技施設の変更や建設費用の負担問題、さらには、学歴詐称の疑惑等々、マイナス点に近い。

 そして、コロナ対策は、他自治体が羨む豊富な財政調整基金(2019年度末約9,000億円)に助けられて、大盤振る舞いしたが、2020年度末では、約500億円しか残らない見込みだ。

 4年間の通信簿は、すべてコロナ・ウイルスの陰に隠れてしまった。忌まわしい新型コロナをも味方につけるパワーは、新たな魔女伝説を生みそうだ。

 次回更新は、17日の予定。