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時悠人chosan流処世術

★「ウチナータイム」~苦い思い出~

2010-01-21 10:37:21 | 日記・エッセイ・コラム

 沖縄には、「ウチナータイム」(沖縄時間)というものがあるという。時間にルーズな県民性を皮肉って使われるようだ。個人生活では、ある程度許容できるが、仕事上ではトラブルのもと。

 かつて、沖縄が本土に復帰する前年(昭和46年)、東京本社で沖縄の組織編入の仕事をしていた時のこと。当時、沖縄へはダイヤル直通電話でなく、オペレータを通して接続する待時方式だった。

 国会(逓信委員会)の想定問答集作りで、急ぎの調査依頼をしたが、なかなか返事が来ないので催促すると、「今、やっている最中です」との返答。しばらくして、しびれを切らし、再度、督促したが電話がつながったのが午後5時を過ぎていた。電話に出た上司が、「担当はもう帰りました」と答えた時には、頭に血が上った。

 沖縄のデータがなければ、回答書は作れない。原案を私が作り、係長・課長補佐・課長等の上司が加筆訂正して、国会担当に送り込む手順だ。国会開会中は、徹夜続きが常識の時代だから、上司から大目玉をくらい頭の血が下がった。それ以来、私が時間に極めてシビアになったのは言うまでもない。