「遅いあなたも主役です」をテーマにした「第31回海洋博公園全国トリムマラソン」は、1月17日、沖縄本部町の海洋博公園を発着地点として開催された。今年は5,834人がエントリーし、5,264人が完走した。
本大会は、テーマにもある通り、ファンラン派には願ってもない大会で、「タイム申告制」というのが最大の特徴。完走タイムを事前に申告し、実際のタイムに一番近い人から表彰するので、誰にも優勝のチャンスがある。速さに関係ないのが人気の秘密のようで、園内の熱帯植物や花の間を縫って、会話を楽しみながら走るランナーの姿が目立った。
今回は、三部門構成（10㎞、5.9㎞、3㎞）で、我々夫婦は10㎞にエントリーした。2006年に初参加した時、スタート前にあわてて時計を外した恥ずかしい思い出が甦った。カーブと小刻みなアップダウンが続く、ややタフなコースだが、その分、景色が次々に変化し楽しい。
申告タイムを65分00秒としたが、結果は66分00秒で1分オーバー（妻も申告69分00秒に対し、1分49秒オーバー）。自分で「速すぎた」と反省していたのに、逆に遅かったことがショックだった。今年は7人のピタリ賞が出た。時計無しでペースを正確に刻むランナーの存在に驚くと同時に、己の未熟さを恥じた。