「ママが勧めた」といって、赤ワインが手放せなくなっていた――城山三郎さん

城山は一橋大在学中の５１年、名古屋の図書館で高校生の容子さんと偶然出会い、一目ぼれ。一時疎遠になったものの、城山２６歳、容子さん２２歳の時に結婚し、一男一女をもうけた。毎年、海外旅行に出かけるほどの“幸せな夫婦”だった。それだけに死の痛手は大きかった。ベストセラー『そうか、もう君はいないのか』は妻への思いを感動的につづる。 . . . 本文を読む