カタカナ・ミステリー大全

洋物のミステリーの読書日記。原則は文庫本のみ。

アメリカの警官は、ドーナッツが大好き!

どうぞ、召し上がれ。

『ウォッチメイカー』上・下 ジェフェリー・ディーヴァー 講談社文庫

2011-08-18 21:08:33 | 洋物
 リンカーン・ライムとアメリア・サックスのシリーズ。通算7作目とか。セリットー、クーパーという面々。これに前回怪我をしたロナルド・プラスキーが「ルーキー」と呼ばれながら仲間に加わり、なかなかの味を出す。さらにキネシクスという尋問の専門家キャサリン・ダンスが人間嘘発見器として登場する。ウォッチメイカーという今回の敵役はなかなかのもの。筋立ても殺人事件が連続殺人へ、別件の自殺が他殺へ、さらには警官汚職へと広がり、サックスの家の歴史も浮かび上がる。あぁ、でどんでん返し、あぁ、でどんでん返しの連続。次作が待ち遠しい!という出来栄え。証拠絶対のライムが人間へのアプローチのダンスの登場で、新たな展開もありそう。☆☆☆☆ほ。



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