再読シリーズ。デンマーク、コペンハーゲン警察に新設された特捜部Q。地下のその部屋に送り込まれたのは敏腕刑事カール・マーク警部補。捜査中に襲われ、部下一人が死亡、一人が寝た切り状態となる負傷、そこで精神的に追い詰められて地下送りに。過去の事件の情報を整理するという話から、5年前の政治家の行方不明事件を追うことに。別居中の妻は愛人の画家とのギャラリーにかかる費用を無心してくる、同居している妻の連れ子は我がまま勝手な同居人。アシスタントとなったシリア人のアサドは、謎の過去、特殊な能力を持つと、それぞれの個性がとてもいい味を出している。デンマークのことが見えてきたり、家族の愛がとても大切に感じられたり、驚きの連続で大満足。映画もWOWOWで見たが、やはり本一冊を映画にすることは難しい。本の方が上でした。☆☆☆☆☆。
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