待ってました『カーラのゲーム』に続く第二弾。原作の発表は本作の方が早いらしい。しかしこの本、2005年11月の発売、それをカタカナ・ミステリー好きでありながら気がついていなかったとは不覚、実に不覚。IRA物で女性が活躍。しかしこの女性達がいいのだ。色恋役の登場ではなく、本格である。そして読ませる、読ませる。ハラハラ、ドキドキ。種が明かされたプロット、隠されたプロットと次々で、楽しい。それぞれの脇役陣がいい個性を持っているが、意外にあっさり舞台から消されたりするところが初期の作品ということなのだろうか。☆☆☆☆☆。早くあと未訳の二作を、そしてノンフィクションも含めて出して下さい。そしてもうちょっと宣伝しといてくれると、読みそこなうこともないと思うのだけれど。
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