扶桑社というのは時々大当たりがある。どちらかと言えばマイナーな所が多い気がするが、なかなか味のあるものも。ということで、初めて見るチャールズ・エッピング。考えて見れば題名が変。「闇」の「秘密口座」。ま、いいか。アレックス・ペイトンというイェール大でMBAをとったらしい女性がチューリッヒでスイスの銀行のシステム関係の仕事に携わる。そこで見つけた電話番号から、第二次大戦当時の秘密信託口座にぶつかり、その謎を追って欧米を走り回るという物語。プロットはそこそこだったのだが、追いかけはじめてからのものはあまりにいい加減。甘甘の筋立てで時間潰しにやっと。☆☆ほ。
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