久々に手にしたスティーブ・ハンターによるスナイパー、ボブ・リー・スワガー物である。『極大射程』から読んだが、『四十七人目の男』から三冊は読んでいなかった。さてこの作品、何とハンターがケネディ暗殺に挑んだものである。ある男が車にはねられた。この男は作家で、ケネディ暗殺事件が背後にある殺人ではと。そこにボブ・スワガーが登場する。そこで展開されるのは、銃器の専門家としてのケネディ暗殺に対する挑戦で、それがなかなか興味深い。登場人物にはスワガー・シリーズで登場済みの人物もおり、そこら辺りに詳しいともう少し楽しめるかも。ということで、☆☆☆☆としておこうか。