カタカナ・ミステリー大全

洋物のミステリーの読書日記。原則は文庫本のみ。

アメリカの警官は、ドーナッツが大好き!

どうぞ、召し上がれ。

『いつまでもショパン』中山七里 宝島社文庫

2014-08-05 22:25:46 | 和物
 久しぶりの岬洋介シリーズ。舞台はポーランド。ショパンの生まれた地で行われるショパン・コンクール。ポーランドの音楽一家に生まれた若きピアニスト、ヤン・ステファンを中心に物語が回る。今回はショパン、ショパン、ショパン。少々音楽部分が長すぎる気もするが、コンクールに二人の日本人、一人は盲目のピアニスト、いま一人が岬洋介。アフガニスタン問題からのテロが続くポーランドで、それがコンクールをも脅かす。日本のメンバーも顔を出す後半で何とか岬シリーズ気分も盛り上がり、☆☆☆ほ。