作者はイングランド生まれ、主人公もイングランド生まれのミステリー小説作家で兼泥棒。アムステルダムで小説を書いていたが、泥棒を依頼される。どうも小説よりも泥棒の腕の方が確からしい。ミステリーは謎解きのポイントとなる鞄(だったかな)がどうしてその場にあるのか、これが解決しないと完成した筈の小説は真の完成を見ない。そこに「見猿、言わ猿、聞か猿」を盗んでくれという依頼。断っておきながら実際には盗みに入る。アムステルダムの街を思い出しながら読んで、ちょっと面白い。まあまあ読めるので時間つぶしにはOK。評価は☆☆☆ほ、くらいかな。