初回の1860年代、幕末の福沢諭吉。うわあ激動の時代。
2回め講座。転回って、なんだろうね。------------- 以下転載。
第2回 2017年1月22日(日) 14:00~17:00 会場:立川ホール
立川ホール(地図参照 立川南口HMビル5F/4F 三幸駐車場隣り、ひまわり薬局の奥のビル)
定員 40人
受講料 1回 1200円、会員・学生・経済的困窮者1回 1000円(全回前納者4300円・会員3500円)
お問い合わせ/お申込み シビル1階事務室(午後1~7時 メール申し込みも可)
Tal:042-524-9014 Fax:042-595-9431 Mail:civiltachikawa@yahoo.co.jp
いま誤読されて福澤の神話化を生んでいる『学問のすゝめ』は、刊行当初、書き継がれていくあいだに大きく方向転換を遂げました。これと並行して『文明論の概略』を書き下ろした福澤は、『学問のすゝめ』全17冊の刊行終了から3年後の1879年には力作『民情一新』を、その翌年には、彼自身が『学問のすゝめ』を補完するものと位置づけた『民間経済録』を出版します。
『学問のすゝめ』の実地応用編と言える『民間経済録』はまさに、『学問のすゝめ』で次第に顕著になった彼の「実学」思想を具体化したものでした。理想主義でさえあった福澤の思想は、ここで端的に資本主義の現実を論理化し正当化するものになります。この推移の過程を具体的にたどり、時代背景との関連で福澤の意図と問題点を探りたいと思います。
池田浩士の本