ひょんなことから、とある短期間で高卒資格が取れるとうたう
会社を知り、本当なのかここ数日調べてみた。
送られてくるテストを4教科分郵送し、合格すればアメリカの私立高校の卒業資格がわずか数ヶ月、早ければ数週間でもらえるのだという。
やっているのは沖縄の有限会社だ。う~ん。話がうますぎる。
ホームページをのぞくと、実は”アメリカの”高卒資格なのだとはなかなか書いていない。
その会社がフロリダにある(らしい)高校のアジア校になっているらしい。
日本の大学へも進学実績がありそうに書いてあるぞ。
実際に電話して聞いたら、まだ進学実績はないらしい。
アジア校の校長は名古屋に実在するマンモス女子大学の英語系学科の客員教授だそうだ。
その大学のHPを見ると、確かにその先生がいる。
写真がおんなじだ。
その大学の入試センターへまず電話してみた。で、この短期で取れるプログラムを説明し、実際にこういう受験生が来たら入試を受ける資格があるのかどうかを聞いてみた。
すると、いざとなったら個別に判断することができるので、今の段階でははっきりとは言えないが、個人的には非常に難しいと思うということだ。
そこで、おもむろにこの教授のことを聞いてみると・・・
アメリカの(信用のある)宣教師団体から派遣されてきた宣教師で、彼は給料をそこからもらっている。だから大学とは正式な雇用関係はない。そういうわけで学校外でのことはなかなか聞きにくいのだけれどと言う。
でも、もしかしたら御本人がそういう事業とは知らないところで
この会社に名前を貸したりしている可能性があるので、と
できる範囲での内部調査をお願いしておいた。
毎日のように来る英文の宣伝メール。
タイトルもよく読まず削除していたが、改めてよく見ると中に
ひんぱんに"学歴を売ります"というものが混じっている。
学士(Bachelor)、修士(Master)、博士(Doctor)がいくらいくらと書いてある。
調べていてここ数日初めて知ったのだが、このような
学位免状製造工場(ディプロマミル)
というビジネスが存在するというのである。
詳しくはここなど。
新手の高卒資格(ハイスクール ディプロマ)バージョンが日本にも入って来ているのではないだろうか。
まだ化粧品会社にもクレジット会社にも書面では
何も解約の意志を示してもいなかったのだが・・・
昨晩突然クレジット会社から、「昨日付けで解約になったので、商品を全部送り返して欲しい」という電話が彼女の自宅へ入った。
今日再び国民生活センターの方から確認してもらうと、
無条件解約で、商品は使ったものも含めて全部着払いで送り返して欲しいという回答だそうだ。
「キャッチをするような会社とは今も認識していません」
などと捨てぜりふとも取れることを言っていたらしいので、結局このクレジット会社も化粧品会社と結託してるんだろう。
国民生活センターでもこのような(意思表示もしていないのに)
向こうからの無条件解約は非常に珍しいそうで、ほめられてしまった。わ~い。
彼女がクレジット契約の際、銀行印を押し間違えたらしいのだけど銀行からもクレジット会社からも何も言ってきていないことに気づき、僕が先週直接クレジット会社に電話した。
その際に「国民生活センターに相談中」とか「キャッチをやるような会社と契約していること自体、お宅の会社の社会的信用という点で問題ありますよ」なんてちょっと嫌みを言ったのだけど、それが、結果的には思わぬ効を奏したようだ。
まぁ使っちゃったけど一銭も払わないで済みそうだ。
でも多分今回だけの特例なんだろう。泣き寝入りしている人にはそのまま払わせ続けるのだろう。こういうケースもあるのだということを今後の相談者に教えてあげて下さいとあちこちへ報告しといた。→しつこい
プレッシャーの多い環境で育った僕は人にプレッシャーをかけるのがうまいのだろう。言い換えれば人を追いつめるのが得意ということだ。
今回の場合は吉の方向に役立ったが、それが自分より弱い立場の者に向かわぬよう注意して生きて行かなくてはならないなと改めて思った。
知人の娘が5月末にキャッチセールスにつかまり、化粧品などを買わされていたことが判明。すでに一部使っちゃってる。
あらら。
二年払いで総額20数万円のクレジット契約もしてしまっていた。
アンケートに答えるだけと言われてビルの中に連れて行かれ、そこで別の男が出てきて化粧品などの紹介を巧みに行うのはキャッチの典型。
それ自体いかんのだけど、あなたの肌に合ったものを送るからと契約したものの、実際は一種類づつの化粧品しかなく、しかも肌の調子が悪化してきたらしい。
実はこの子の姉もその昔、似たようなことがあり、それはクーリングオフ期間だったので、国民生活センターにアドバイスをもらって事なきを得た。
それを思い出して、急いで国民生活センターに電話し、クレジット契約書などの書類や経緯などを書いて送った。これから具体的なアドバイスをもらいつつ、業者と交渉していく予定だ。
その会社名とキャッチで検索しただけで、何件かヒットした。
泣き寝入りした人も多いようだ。
ここ数日特定商取引法などを検索した限りでは、今度はクーリングオフの期間は過ぎているが、キャッチであること、不実の告知、長時間の説得など禁止行為があり、なんとか契約の取消に持って行ければと思っている。
使っちゃったけど、できれば一銭も払わせたくないな。
そういう悪質商法の会社を野放しにしておくのは、良くないこと。
結託してるっぽいクレジット会社と共に、都や警視庁、経済産業省などに早速情報提供しておいた。
夕方草刈り二時間。
夏の日暮れ時、誰もいなくなった田んぼを渡ってくる風が汗をかいた顔に心地良い。
写真はきゅうりの赤ちゃん。