一昨日小麦を収穫。
30分程度で走って直播きしたようでも、それなりに育ってくれた。数kgにはなるだろう。
さぁいよいよ水を入れて田植えできる・・・・のだが・・・・
これがやっぱり気力が出ない。
今日は古巣、小香棚田の会の畦塗りのお手伝いに行ってきた。原点に立ち返ってみようかと思ったのだ。この農法に興味を持つ方はほぼ100%都会の方、非農家出身の方である。安全な食を求めて学びに来る女性もいらっしゃる。
ただ、遠いのと、やはり力仕事ばかりで、月二回程度の集まりではやはり雑草に負けたりして、教科書のようには収穫できないこともあり、なかなか定着しない。
会から初めて百姓になった自分はもう教える側だ。自分のところが忙しいのでなかなか顔を出せないのだが。
今年から参加されているというご夫婦(僕と同世代)が、うちを見たいと言うので、一緒にご案内して紫陽花や棚田などを見ていただいた。
僕も金にならないことばかりやって、かと言って自給自足もできていない、多分変人という感じになってきてるんだろうなと思う。
そしてここまで悩んでもやらない方が楽だと思ってしまう。
6年やって、収量も、耕さない無農薬無肥料で増えてきたのだが、気力が出ない理由はいくつもあって・・・山間地で、水が電気を使わないと真夏は上がらないこと、このまま電柵など何も対策しないとまた確実にいのししにやられることなどだ。
要するに大変なのでやらない方がほかに手間を回せて楽になるのではないかという、本末転倒な気持になってきていて結論が出ない。タイムリミットはすぐそこ。
煮え切らなくて苗床に蒔いた苗が、雨水だけで元気に育ってきている。そのおよそ2500本ほどのイネ子たちを見殺しにするのか、しかしただでさえマイナーな農法でこの集落に入った自分がこの猫の額ほどの田んぼすらもやらなければ、周りから何を言われるかわからない。要するに世間の目を気にする自分である。
人生悩みは尽きないものですな。