寒い一日。
家のそばの山へと上がる昔の道の杉が枯れて倒れそうになっているので、まずは伐採。
放っておいたら、近いうちに倒れる。
こうやって元を切っても、周囲の枝にかかって倒れていかないんよ。間伐されてきていないから。
一本倒すのもここから、木の棒でてこの原理で回したり、下から切ったり結構手間がかかる。
ついでに、周りの倒れ掛かった杉などを伐採しようとしたのだが・・・
上からのふじづるが絡みついてブランブラン状態。
下から少しづつ切ってロープで引っ張ったり、なんだかんだ午前中一杯かかってしまった。
午後は3窯目窯出し。止め窯から約二日間たって表面はもう冷えていた。
一応最後に止めた釜口の煉瓦を先にどける。手を差し込むと若干まだ温かいという程度。
まさか火がつくほどではないだろうと、周りの煉瓦や石などを崩していく。
やがてドラム缶のふたが出てきて・・・すきまからまた温かい空気が出てきた。
なんかやばいか?と思いつつも今更は塞げないので、開口。
するとパチパチと音をたてて、なんとドラム缶の奥のできたばかりの炭が燃え始めた。
完全に冷え切ってなかったところへ、空気を入れたから火がついたのだ。
急いでトタンに取り出し、燃えているものをはじき、さます。
そこで、なんと小雪がちらついてきた。全くの予報外。
仕方なく、トタンごと軒下にずるずる引っ張っていって冷ます。
点火してしまったものは、取りあえず室内の火鉢と、七輪に移してお湯など沸かしたが、だいぶ使ってしまった。
それでも段ボール2箱くらいの炭は採れた。
それにしても寒い一日だった。
今日間伐した杉を、今度は炭にしてみようかと思っている。(一般的には針葉樹は、薪、炭には向かないとされているが、僕の炭焼きはあくまで”始末"なので。それと、ちょっと調べてみると、杉炭は燃料にはあまりよくないが、調湿材、水の浄化効果などとしては優れた特徴があり、吉野地方などでは実際に作られて販売されているようだ。)