あっと言う間に草が伸びてきて、半年ぶりの草刈り始動。
昨晩こいけの長女が借りてきてくれた「フラガール」と言う映画を見た。
こいけが見たいと言っていた映画だ。こいけはこの舞台となった町で思春期を過ごし(父親は炭坑で働いていた)、同級生でフラガールになった子もいるとか。
ほとんど知らなくて、大して期待もしていなかったのだが、見てびっくりの大感動映画だった。あの常磐ハワイアンセンター(現・スパリゾートハワイアンズ)にあんな歴史があったとは・・・
深く考えたこともなかったが、あの寒い福島にハワイを持って来ようとしたってのがそもそもすごいわね。
最後の激しいダンスと打楽器の響きが(大きな音が怖いのも忘れて)魂を揺さぶられるような高揚感を覚えた。
そう言えば・・・以前も金八先生で生徒達が踊るロックソーラン節や古くは"サタデーナイトフィーバー"(古い映画です)なんかにも同じような高揚感を覚えたっけ。
僕は踊りが踊りたかったのかなぁ。
ゴールのない、先の見えない中、いい子を必死で演じていた自分。喜怒哀楽を抑えて、必死で受験戦士の鎧を着ていた。
いつも何かにおびえ、何かに怒っていた。その枠からはみ出たいと、心の底からあふれ出るようなさまざまな感情を、僕は無意識の中で長いこと表現したかったのかも知れない。
今更フラダンスってわけにはいかないけどさ。