気まぐれ徒然かすみ草

近藤かすみ 

京都に生きて 短歌と遊ぶ

箸先にひとつぶひとつぶ摘みたる煮豆それぞれ照る光もつ

饂飩

2006-01-19 21:57:44 | おいしい歌
学食のオバサン何故か老人が多くゆっくり出て来し饂飩
(大野道夫 心の花 1月号)

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大野道夫の『短歌の社会学』という本を、以前古本屋で買って持っていて、ふとそれを読み始めた。1999年1月の本なので、7年前の本。特に、結社論・短歌結社の社会学というのが、面白かった。その後、インターネットが普及し、題詠マラソンなどのネット上のイベントもあり、どんどん動いている。
ネットで何でもかんたんに調べられるようになっているのに、調べない自分が怠慢なのじゃないかと、不安になる今日このごろ。いつもだれかに見られているような気分もある。卑屈にはならないが、謙虚でいたいと思う。

厨にて刻みし葱を大盛りに乗せ豊かなるきつねのうどん
(近藤かすみ)