団塊的“It's me”

喜寿老(きじゅろう77歳)の道草随筆 月・水・金の週と火・木の週交互に投稿。土日祭日休み

チャットGPT

2023年02月14日 | Weblog

  巷では、アメリカで開発されたチャットGPTが凄いと騒がれている。新しもの好きの私のアンテナもさっそく情報を集め始めた。

 便利な世の中である。以前なら新聞やラジオやテレビからの一方的にもたらされる情報待ちだった。今や自分が調べたいこと、観たいことを自分から発信して検索することができる。現状だけでも私にとって、充分な進化だと言える。私は、これは外国語学習に使えると思った。YouTubeに多くのチャットGPTで語学学習に関する番組を検索した。2,3の番組を観た。チャットGPTに質問をする。短い時間で答えてくれる。例えば英文を書いて、単語の意味を尋ねると、その文章の中でそれぞれの単語の意味を、まず表示してくれる。それをチェックして良ければ、次に文章全体を訳してもらう。日本文も今までの翻訳機能よりずっと自然である。

 今までにいろいろな翻訳機を買って使ってみたが、どれも完成度は低かった。こんどのチャットGPTは、使えそうだ。完璧ではないが、大きな前進を遂げたことは事実であろう。この優れた機能が出たことで、悪用されることが懸念されている。私は、悪用されることより、このチャットGPTの出現がもたらすであろう、恩恵に目を向けたい。

 先日,妻と散歩中、赤いキレイな実を付けた植物を見つけた。私が「南天かな、万両か千両の方かな?」と言った。妻が「そんなの携帯電話で調べられるよ」と言って、携帯電話を赤い実を付けた植物に向けた。おかしなことをするなと私は見守った。写真撮ってどうするの。チャチャッと携帯を操作して、「ほら、これは…」と言う。私はあっけにとられてぽっか~ん。何と携帯電話のカメラを向けると、知りたい植物の名を調べられるという。調べられるのは、植物だけでは、ないそうだ。ちなみに、万両の実は、サクランボのように付き、千両の実は、上を向いて付き、南天の実は、ブドウのように付くそうだ。

 えらい時代が来たものだ。携帯電話そのものの電話機能だけでも凄い。その携帯電話が、今やパソコン並みになった。いや、それ以上かもしれない。私にとって携帯電話は、妻との連絡用のメールと、月に1回かかって来るか来ないかの電話機能の2つの用途しかない。携帯電話の中にどのような機能が詰め込まれているのか見当もつかない。

 やがて携帯電話の中に、チャットGPTも組み込まれるであろう。ますます私にとって、携帯電話はブラックボックス化すること間違いない。それでも私は、メールと電話としてしか使えないであろう。でもそういう凄いブラックボックスを持てる時代に生きられたことは、大きな喜びだ。

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