団塊的“It's me”

喜寿老(きじゅろう77歳)の道草随筆 月・水・金の週と火・木の週交互に投稿。土日祭日休み

万歩計13922歩

2022年07月20日 | Weblog

  病院を掛け持ち受診した。まず9時30分の予約で、先日の右脚カテーテル施術の経過検査。そして11時45分に糖尿病の定期健診だった。家を妻と一緒に6時40分に出た。電車で東京へ向かった。品川で妻と別れた。最初に受診する病院には、8時40分に着いた。受け付けを済ませた。医師の診察の前にCAVI(血管の硬さ検査)とABI(動脈の詰まり程度の検査)を受けることになっていた。それほど待たずに検査室に呼ばれた。9時ちょっと過ぎに診察室に入った。医師が検査結果を見せてくれた。動脈の硬さが、右8.28.1(標準値8.9~)。詰まり具合が右0.820.83(標準値0.911.40)。標準値を見れば、明らかに問題がある。しかしカテーテル施術以前右脚の詰まり具合は、右0.790.71だった。数値的に大きく改善された。医師が「施術した箇所は、良くなったけれど、膝から下の動脈3本の内、2本の詰まりがあり、注意が必要です」と言った。私はすかさず「先生、どうすればいいですか?」と尋ねた。「膝から下の血管は、カテーテルで治療しても、すぐ元に戻ってしまうケースが多いので、経過を見ましょう。運動療法で現状維持しましょう」 少しがっかりした。でも大嫌いなカテーテルを入院してまで受けて、今回うまくいったという喜びが勝っていた。3カ月後の診察予約をして、会計450円を支払って糖尿病の定期健診を受ける病院へ向かった。

 

 タクシーで移動しようかとも思ったが、東京の道路は渋滞が多く、時間通りに動けないことが多い。病院から駅の距離もあるが、駅構内の複雑さに田舎者は戸惑う。今回も間違えて駅構内を端から端まで歩いた。猛暑日でなくて助かった。電車はタクシーより時間通りに動けると電車に乗った。11時半に2番目の病院に着いた。予約時間通りに診察室に入った。あらかじめ受けた血液検査の結果の説明を受けた。血液検査の結果は、いつも非常に良い。服用している薬のお陰だと思う。でもいつも不思議に思う。こんなに血液検査が、正常値に近いなら、どうして狭心症や脚の動脈閉塞が起こってしまうのかと。糖尿病患者は、インシュリン注射や透析を受けなければならなくなる場合が多い。私は、糖尿病になってすでに35年以上経った。それでもインシュリン注射や透析を受けなくて済んでいることには、感謝している。医学がどれほど進歩しても、まだ分からないことは多い。

 

 病院の掛け持ち受診は、私には無理だと痛感した。日記に記録したその日の万歩計に出た数字は、13022歩だった。普段、私が目標としている歩数は、5000歩だ。カテーテル施術を受けてから、カテーテルを挿入した所に痛みがある。階段の上り下りが苦痛なので、できるだけエレベーターやエスカレーターを使っている。現状維持には、残されているのは、運動療法しかない。退院した次の日から、5000歩を目指して歩いている。正直、5000歩でも負担に感じる。病院を掛け持ち受診した日、1万3千歩も歩いたことが信じられない。猛暑日なら熱中症になっていたかもしれない。

 

 とにもかくにも、こうして最先端の医療を、保険適用の範囲内で受けられることは、幸せなことと思う。今日は、コロナのワクチンの4回目の接種を受ける日である。3回までファイザーで今日は、モデルナだそうだ。ちょっと心配。今日も5000歩は、達成したい。

 


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