団塊的“It's me”

喜寿老(きじゅろう77歳)の道草随筆 月・水・金の週と火・木の週交互に投稿。土日祭日休み

パワハラ・セクハラ

2018年06月25日 | Weblog

 このところのワールドカップサッカーの盛り上がりで財務省トップや外務省のロシア課課長のセクハラ、日大のアメフト部の監督とコーチ陣や日本レスリング協会強化本部長であり至学館大学レスリング部の監督のパワハラ問題が影を薄めてきている。マスコミが大騒ぎしてテレビでも朝から晩まで同じことを何回も何回も異なる番組で取り扱う。私は同じ内容同じ映像を我慢できるのはせいぜい3回までである。度が過ぎる。いい加減にしてほしい。繰り返しより私が一番知りたいのは、セクハラ、パワハラをやらかした偉い人たちの夫婦関係がどれくらいセクハラ、パワハラに影響しているかの分析検証である。

 ハラスメントに関して次のような定義を読んだ。「人間としての尊厳を侵害する行為であり、人に対する思いやりと敬意を欠いた行為。他の者に肉体的、精神的な苦痛や困惑、不快感などを与えること。ハラスメントの中にはセクシュアル・ハラスメント、アカデミック・ハラスメント、パワー・ハラスメント、アルコール・ハラスメントなどがある。またそれらが複合した形態。自分自身が「不快だ」「恐怖感を感じる」と思う経験」

 これを読んで私は妻との関係を考えた。他人事のようにセクハラだパワハラだと言うが、私だって大切な妻に対して明らかに“思いやりと敬意に欠いた行為や肉体的、精神的な苦痛や困惑、不快感”を多々与え続けてきている。ただ夫婦という関係で表沙汰になっていない。ある意味夫婦関係とは、夫婦以外の第三者への被害の防波堤なのかもしれない。「幸せな時も、困難な時も、富める時も、貧しき時も、病める時も、健やかなる時も、死がふたりを分かつまで愛し、慈しみ、貞節を守ることをここに誓う」と私は妻と結婚するにあたって理想を描いた。これがどれほど実行するのが困難か、毎日思い知らされる。

 どんな学校でもこんな短い結婚の誓いのような夫婦関係を保つ方法は教えてくれなかった。自分で学ぶしかない。この学びは一生続く。私にとってセクハラ、パワハラ、いかなるハラスメントをも犯すのを防ぐのは、まず妻との関係をいかにして良好に保つかにかかっている。そうすれば他人様に対する態度に変化が出る。他人様に迷惑をかけるのはもちろん、そうすることで妻を悲しめることだけは避けたい。あともう少しだ。人生のゴールは見えてきた。


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