ひろポンの“わたしにも作れますぅ” 

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McLAREN M6B sunoco 1968

2011-01-29 | ミニカーとスロットカー
久々、9ヶ月ぶりのミニカーネタです。
SPARKの1/43、マクラーレンM6B 1968  SUNOCO

CAN-AMマシンの中でもシャパラルやオレンジ色のワークス・マクラーレンと並んで
最も有名な1台がこのロジャー・ペンスキーチームのマクラーレンM6Bシボレーです。
名手マーク・ダナヒューのドライブで68年シリーズを盛り上げたマシンでした。
67年のチャンピオンのワークス・マクラーレンM6Aをプライベーター向けに供給した
レプリカがこのM6Bですが、このダナヒューのクルマは前年のワークスM6Aそのものの
改造車です。

68年の日本CAN-AMでは最後までフォードエンジンのピーター・レブソンと
トップ争いを繰り広げ、ラスト10周で予想外のガス欠でピットイン。
ピットアウトしたとたん漏れたガスに火がついてリタイヤとなってしまいました。
ダナヒューをめちゃくちゃ応援していた私は本当にガッカリしたものです。

ルマンのフォードMK2のテストで亡くなったウォルト・ハンスゲンの愛弟子として活躍。
73年はあの化け物1000馬力オーバー!のポルシェ917/30でCAN-AMチャンピオン。
のちにペンスキーでF1に参戦し75年のオーストリアGPのウォーミングアップラップ中
旧コースのヘラリヒト・ベンドでコースアウトし、運悪く倒れてきたキャッチフェンスの
ポールが当たって亡くなりました。

いまでは当たり前ですが、60~70年代にはほとんど重要視されていなかったマシンの
セットアップとかも、彼はテストコースで自ら煮詰めていく作業を、当時真っ先にやっていた
インテリドライバーだったとのこと。
彼についてはこんな本が発売になっています。

Amazon.co.jp: The Unfair Advantage (Driving): Mark Donohue, Paul Van Valkenburgh: 洋書



さて、ダナヒューといえば真っ先に頭に浮かぶこのマシン、スパークのデフォルメは
なかなかいい線いっていますが、特徴的なこのピンストライプがちょっと太めなのが残念。
ちなみにこのピンスト、よく見ると実車はレースごとに位置がみんな違っていますが
メカが貼っていたんでしょうか?
またボディーカラーは濃紺ですが実際当時見た人によると絶対メタリックブルーだ!とのこと。
ネットにある画像には、かなり明るいヴィヴィッドなブルーのものがありますが
あれは当時の色ではないとのことでした。

色といいピンストのセンスといい、アーモンド型のエア・インダクションボックスも、
美しさと獰猛さが見事なまとまりを見せていて、本当に名車だと思います。
M8Aの次に制作予定のバンダイのM6Bはこれにするつもりでいます。

SPARKは実にマニアックな車種やレアなバージョンを次々出してくるメーカーですが
どれも数が限られていて売り切れたら終わりというものばかりで、マニアにとっては買い逃すと
入手困難なのが辛いところ。
CAN-AM、USRRCシリーズもAVSシャドウのプレゼンテーション仕様やガーニーのマクリーグル
はてはスカラブMK1!などが発売になりましたが、引き続きホンカー2やロータス30なども
予定されています。興味のある方はいまから要チェックですね。



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2 コメント

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Unknown (jmfanjio)
2011-01-29 23:58:46
マークダナヒューファンにとって、この1台は見逃せないですね。僕も出た時すぐに買いました。明日はリンドバーグへ出撃です。
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スノコ マクラーレン (ひろポン)
2011-01-30 00:50:06
>jmfanjio様こんばんは。
こいつのデッカイのが出たら嬉しいんですけどね。
エグゾトかGMPが出しませんかね~。
明日はちょっと欠席いたしますが、例の遠足が決まったらお知らせください。
あ、プラモも待ってます!

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