ひろポンの“わたしにも作れますぅ” 

60’sオヤジのブログへようこそ。模型、モータースポーツ、イラストなどクルマと乗り物を中心に気ままに書いていきます。

MERIT :コンノート・グランプリ&アーチー・スコット・ブラウン

2011-12-23 | レストアもの
メリットのコンノートはサクサクとデカール貼りまで終了しました。

カラーリングはですね、キットと同じでは芸がないし結局どうしようかと考えた末
これにしました、58年グッドウッドのアーチー・スコット・ブラウン!!!

白サフを吹いてからクレオスのホワイトスプレーを吹き、ノーズのラインやナンバーサークルをマスク。
ネットの画像など見ながら適当にダークグリーン調合してブラシで吹きました。
三角マークは手を抜いてモデラーズのカラーデカールです。



50年代の片腕の名手として有名なArchie Scott Brown。
イギリスの名家に生まれたアーチーは、妊娠中の母親が患った風疹のため
生まれた時から右前腕が無く、両足にもハンデを負っていました。
数度の手術の末、歩けるようになった彼は、その後ハンデを克服させるため
親から買い与えられたクルマを乗りこなし人並み外れたバランス感覚を発揮。
クラブレースで数々の優勝を飾り、二十歳を過ぎてご近所さんのブライアン・リスターと
知り合ってからはリスター・ブリストルやリスター・ジャガーで大活躍し、その勇敢な
ドライビングスタイルで多くのファンから愛されました。

F1ではこのコンノートのマシンでもレースに出場。
モンツァではファンジオを押さえてPPまで獲得したのに、ハンデを理由に出走許可も
予選タイムも取り消されてしまいました。
27歳でリスターでデビューして亡くなるまでの4シーズンで、70勝以上を記録したアーチーの
彼の最後のレースは58年の雨のスパ。
リスター・ジャガーに乗る彼はマスティン・グレゴリーとトップ争い中、今の最終コーナーである
クラブコーナー(別名シーマン・コーナー)でコースアウト。
危険なので取り除くようアピールが出ていたのに放置された標識に衝突して他界しました。



あとはクリア仕上げしてパーツに色を吹いて組み立てるだけです。
こんなイージーだけれども雰囲気のあるキットはストレスがなくて楽しいですね。
50’sの名作キット、見つけたらぜひ作ってみてください。