goo blog サービス終了のお知らせ 

備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

にわか花見

2010-04-07 23:33:04 | Weblog
所用で出かけた折、道すがら桜がキレイに咲いていた。

子供と一緒だったので近隣で桜餅とお茶を買って、にわかに花見とする。
天気は良かったけれど「寒~っ」と言いながら、桜の下で桜餅。


時折吹く強めの風に、ハラリ~ハラリ~と花が散っていく。

風の軌跡を花の舞いが彩って……「ええ感じやなぁ~」


ふと振り返ると、我が子が吹き溜まりから花びらを両手に掬い上げては風に乗せていた。

どうやら、ええ感じの桜吹雪には演出家がいたようで……。


写真は、その演出家との共作。

これも、また良しか。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

窯焚きお手伝い

2010-04-05 09:08:27 | Weblog
いつも自分の窯焚きでお手伝いに来て頂くヤキモノ屋さんの所。
窖窯(あながま)使いの作家さんチ。
窯焚きお手伝いは、お互いの窯の焚き合いっこでの『手間返し』が習い。

今日は、返す方だった。


窯焚きは、お仕事でもあるけれど、玉石混合の情報交換の場でもある。でも手元は真面目にしつつ。お気軽な軽口を叩いてるようでも、そこはお互いの信頼で。

オーナーごとに、考え方や狙いがあるので、深刻にヤバイ状況にならない限りはイロイロな進言は概ね遠慮がち。
オーナーは常に考えつつ動いているので、それを邪魔しない為。
勿論、訊かれればそれぞれが自分の考えを述べつつ……。
これが信頼感となる。
お互いが『より良い方法の選択と実践の為のスタッフと成り得るか』がポイント。

より経験者は、多角的に細やかな対応方法の引き出しがあるし、経験を積みつつある若者の素朴な質問は情報の整理に役立つ。
玉石混合の情報の『石』が、やはり石のままだったり、玉に変わったりするのも、また愉しい。

そういう意味では、窯焚きは知的作業でもある。
『推測、選択、実践、結果、理屈、実証、……』を内面でこなしている。


ともあれ……、窯焚きで一番肝心なのは、オーナーの狙いが実現できる事。

その為に『お互いがスタッフとなり協力し合うこと』に尽きる。
だからこそ、少々しんどくても無理があってもヤキモノ屋同士は全面的に協力しあう。
これは自分の窯焚きで、遠慮なくイロイロとお願い出来るシステムに繋がっている。

年少オーナーであっても年長者に遠慮なく作業オーダーを出す事が出来る所以。
ヤキモノ屋の現場って拓かれているのですぞ~。(少なくとも小生の周りでは。)


連帯感がしっかりとある窯焚きメンバーの時は、良い雰囲気。
「これってライブのセッションやな~」って、いつも思う。


現場に見学者がいるとすれば、「この人たちって与太話ばっかりして!」って思うかも知れないけれどね……。


さて、今回、最大の与太話ですが……。


あっ、オフレコでした。 m(_ _)m


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

迷子のサワガニ

2010-04-02 10:02:29 | Weblog
朝、番犬福助のご飯をやりにいった子(ちっこい方)が、しばらく家に戻ってこない。
いつもなら、すぐに帰ってくるのだが……。

窓から見ると、福助と並んで地面にしゃがみこんでいる。
子供は片手に持った棒、福助は鼻先で何かを確認中。


あまりにも夢中な背中が可笑しくて、見に行くと……サワガニ。

雨続きで、移動しやすかったのだろう。
たまたま出来た水溜りで休憩したところが、福助の家の前だったと。

何故か、福助は手出しもせず、どちらかというとビビってる?


「日干しにならないうちに、川にお戻り」という事で、子供が用水に放流する。

迷子のサワガニを川に戻してあげるという…
なんと心暖まるお話でしょうか……。 (T_T) う~~ん感涙。


サワガニも集団でいらっしゃれば、コチラとて鍋と油を用意する都合もあるけれど、1匹じゃあ……ねぇ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大本棚設置プロジェクト

2010-04-01 19:33:35 | Weblog
子供たちが大きくなってくると、狭い拙宅が更に狭く感じるようになってきた。

そこで、急遽『家庭内デッドスペース』の再開発について協議された。
 (細君にせかされて、もともと設置予定のモノをやっと作る気になっただけ)


まずは、天井までの作りつけの大本棚設置が検討される。
加えて、その本棚にPC関連の作業台を組み込むという複雑な構成が決定した。
 (設置本棚の一部の棚を大きくするのみ)


間髪入れず、多方面からの材料検討・価格調査が厳しく行われ、ついに大プロジェクトは始まった……。
 < !-- 推薦BGMは『地上の星/中島みゆき』-- >
 (すぐに近所のホームセンター2軒へ行って、材木売場の価格比較。メートルあたりの単価を計算。)


部材調達特別チームは、その後、チーム人員を増員しつつ、奔走することとなる。
  (定員2名の軽トラで出かけて、店員さんに積み込みを手伝ってもらう。買い忘れがあり、また行った)
 < !-- 繰り返しますが、脳内BGMは『地上の星』で-- >



機は熟して、ベテランの匠による材料取り、組み立てが慎重になされた。
 (ベテランだが日曜大工。『匠(たくみ)』とは『たくま』の打ち間違い。木目を見ながら組み立てた)


こうして、『大本棚設置プロジェクト』は、構想8年、延べ人数は数え切れないほどのスタッフを要して完成した。
 < !-- BGM音量ア~~ップ! -- >
 (8年前に思いついて、延べ人数は海外の流通段階まで含む)


そして、クライマックスとも言うべき、最大の懸案である『重量物高所引き上げ作業』も無事に終了し、一連のプロジェクトは陽の目を見ることになったのである。< !-- BGM音量マックス!!! -- >
 (美術書を二人掛かりで最上部に載せた。暗くなったので照明を点ける)



え~~と。
実際は2時間買出し、1日で造作、PC設置完了でした。
ちなみに、サイズが1900×400(700)×2700mm、材料費は約8000円。


これで棚が崩れた日には、「まさか、棚に何かモノでも置いたんじゃねぇだろうなぁ?」っていうつもり。


たまにやる大工仕事は気分転換に良いです。
最近、モノを作っていなかったので、フラストレーションが溜まっていたし……。

さて、次の仕事せななぁ。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする