goo blog サービス終了のお知らせ 

備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

備前焼まつり2015 終了

2015-10-19 17:29:29 | Weblog


2015年の備前焼まつりも終了致しました。多くのご来場の皆様に感謝で御座います。

珍しく初日を徹夜せずに迎えられ、意気揚々と荷物を積み込んで出発~~。
会場でまだ什器を組み立てている最中にスチームパンク(プロトタイプ)のお買い上げあり。「朝商いは大事やねぇ」と軽口を叩きつつ「さぁ、包もう」とした瞬間。

「あっ!!」

梱包材一式の忘れ物。2年前は栞であったが……。
細君に拙宅まで往復約40kmを取りに戻って貰いました。2回目到着段階では既に駐車場は一杯なので、遠方の駐車場からプチプチをサンタクロース状態で手持ちで帰還されました。
丁重にお礼を申し上げるも低調なご機嫌。ミスったなぁ。(´・_・`)

それに引換え、お天気は抜群の快晴。暑かった。
午前中こそ人通りは疎らでしたが、お昼からは例年通りな雰囲気に。リピーターさんもあり「やぁやぁ」のご挨拶。特に酒器に狙いの『同好の志』も多くなりました。特に今回は香酒盃のゴリゴリ焼けに注目があったか。

で、毎年の事ながら初対面の方に小声で言われる「ブログ見てますよ」のお言葉。ドキっとして手が止まります。自分で書いておきながら……ではありますが、急に恥ずかしくなりますねぇ。
更に「楽しみにしてます」とか「お上手」とか誉められちゃうと余計に恥ずかしい。「出来れば……ブログじゃなくて、モノも誉めて!」とか言いそうですが、流石にそれは……言えないなぁ。いやはや因果な性格です。

「拙ブログは、やきもん屋の生態を知って頂くというほんのアフターサービスで御座います」(←なんだ?)


さておき、回数を重ねるにつれてアイキャッチな役者アイテムも揃ってきました。

初回から登場していて、毎回の定位置に陣取るのは『蚊取り豚』選手。

季節はずれ商品であるが故に毎回注目されるヤツです。遠くから指を指される事が一番多く、大抵の場合「あ~、アレや~~」と言われ「アレです」と答える関係性。
本当は窯詰め道具でもあるので年間数匹焼くのだが、これが適正在庫数らしい。需要と供給が釣り合っている。


3年程前から登場したのが『ひいらぎいわし』ちゃん。

未だに、適正サイズと価格が判らないながらも注目度だけはある。
目標は招き猫並みの知名度獲得であるが、まだ始まったばかりである。ガンバロー。


今回、初登場したのが『スチームパンク』野郎。

完全に自分の趣味ながら密かに市場調査も兼ねていました。結果は、やはり『男子絶賛、女子スルー』でした。往年の備前焼ファンからは眉を顰められる事も。嗜好性がはっきりとしたアイテムで快感すらある。
それでも一応「人口の半分からは支持されている」という思い込みで自分を鼓舞しつつ、今後もまだまだ作ります。(←割と小心者)

このところよく繰り返していますが、スチパンは個人的には『新しい細工物モチーフ』と思っています。陶芸の細工物モチーフだけが、いつまでも伝統的な神様・仏様・神獣・聖獣・霊獣・瑞獣の類に限ったものではないだろうし。
勿論『伝統技術をしっかり表現する』という意義は承知の上です。その昔、クラシック音楽に身を置いていた者としてその認識は割とある方ですし。と言いつつも、その一方で『前衛のみが伝統を作る』という過激思想もありますが。アンビバレンスですなぁ。
ついでに蛇足ながら、古い織部や古伊万里などの絵付けも当時の身の回りの風景を取り込んでいる。野草、樹木、荷車、山水……。
現代で作られるモノなら今のモチーフだって良いのでは? 多肉植物、電信柱、スポーツカー、高層ビル……。むしろ表現の文脈としては然るべくであろうよ。知らんけど(←関西人的言い回し)


閑話休題。


例年、お祭り最中の昼食は15:00ぐらいになる。
初日は拙宅のバイトさんが買出しに行ったところ、「なんにも無かったぁ~~」といってオニギリ1個、焼穴子1匹を支給された。
ふっくらとした穴子で身太り良く美味しゅう御座いましたが。ご飯とのバランスが悪い。思わずビールを無駄に追加してしまいました。(←仕方ない)
2日目はそれを踏まえての買出し作戦を実施。午前中の早い段階で伊部のど真ん中のお寿司屋さんへ行ってもらう。「サバとサワラのお寿司があったからサワラにしたよ」との事。素晴らしい判断、GJ~~~!
「親の顔を見てみたいな」と言いつつ、隣にいる細君と顔を見合わせる。「あっ、ども」


お客さんの切れ間に一切れづつ頬張る。昆布と身の甘味と酢飯が良いなぁ。来年もこのタイミングで動こう。うん。


兎にも角にも色々御座いましたが、お祭り終わって日も暮れて……。
明けて本日はボチボチと片付けを。



明日までに片付けんとなぁ……。


ともあれ、皆様、今年も有難う御座いました。m(_ _)m 


また来年~~~~~~。 (*^o^*)/~~ チャオ!































コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

備前焼まつり前夜

2015-10-17 00:44:43 | Weblog


明日は(というか現時点では今日なんだけど)『備前焼まつり2015』です。
例年、ほぼ徹夜状態で当日をヘロヘロで迎えるのであるが、今年は珍しく「寝る!」のである。まぁ、その分、早起きするけどね。
しかし、告知もろもろが後手に回っており些かアレコレな思いもあり、現在PC前であります。もっとも「告知するぞ~~」という気迫には程遠く、普段通りの酔っ払いであるが。


さておき。


最初に断っておきますが、以下は決して悪口とか陰口では御座いません。(このブログのポリシーとしてネガティブな事は書かないので)
その辺りをお含み頂いた上で続きをどうぞ……。


例年、細君には備前焼まつりには多大なるご協力を頂いております。当日のみならず、その準備段階でも猫の手以上の働きには実に感謝の念が絶えません。
さて今年は数週間前から細君の何に火がついたのでせうか? 
多肉植物の本や実物等々を勢い込んで取り揃えておられました。ご本人様曰く「売りモノにあらず」との事では御座いますが……。俄かに入ったスイッチに戸惑いました。
しかし、我が家の園芸部の活動と思えば、まぁ通常の霹靂です。


いずれの陶家でも同じくでありましょうが、大なり小なり『物原』というものがあります。(物原:物理的に処分した陶器の破片の山)
そこから、それぞれの植物に相応しいと判断したアレコレを拾って厳選して植木鉢とされておりました。
園芸部部長のされる事なので、部員は「完全にお口はチャック」を厳守で御座います。

そして、やおら出来上がったのが……。


見ているとアレコレと楽しい造形の植物ですな。こういうモノに惹かれるのが女子力もとい!婦人力もとい!『女性の感性』なので御座いましょう。
(小生は多肉植物よりもエアプランツの方が興味深いが……)

ご多分に漏れず、末端部員もサギじゃなくて……鶴の一声で召集され、喜んでご奉仕させて頂きました。

後に残った大掛かりなパートは造園部の仕事です。もちろん上部組織の園芸部は管轄外であり、造園部部長には小生が任命されております。

まっ、これでご機嫌麗しく本来のおまつりにご協力頂けるので有難い限りで御座います。
あとは『多肉植物購入に関わる経費のご請求』が無い事を祈るばかりで御座います。


さぁ、戯言は置いといて……寝ましょう。


明日は楽しい一日になりますように! ではでは、チャオ! (*^o^*)/~~


(「全く告知になっていないやん」というツッコミはご容赦の程)




















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

多動性な秋

2015-09-20 21:19:33 | Weblog


昨日、チビ窯の窯詰め終了。
本日、朝から箱書きをワシワシとこなして梱包。昼からは配達・搬出等々の地回り各所。
明日、火入れ予定。我が家のシルバーウィークは窯の前で終わりそうだな。

そういえば窯焚き予告していたのに、ウチにサツマイモのストックが無いな。どうするんだろうか……ウチの子達。まぁ、エエか。「サツマイモがなければ、ジャガイモを焼けば良いじゃない。オホホ」


窯は鏡(窯の出入り口を塞ぐ壁)を作ったらいつでも焚けるのだが、正面焚口まわりの不具合を急遽改善する気になる。
こういう思いつきは即実行。延期するといつ完成するか自分でも判らない。窯焚きが終わったら放置する自信はあるし。

窯の焚き始めの低温時には、炎の大小の影響を最小限にしたい。その為にレンガでトンネルを作って焚口を伸ばす。ウチの場合は火入れ時にはレンガ4丁分のトンネルが壁から伸びている。
しかし、窯正面の床面の水平部分が短くて、窯焚きの度にレンガを仮組みして床を作っていた。これが毎回の事でちょっと不細工である。
そこで、美しいトンネルを作る為に、常設の床を作る事にした。余っていた竿石を土留めにしてレンガを埋め込んで基礎にする。

とはいえ、本格的に耐火モルタルを練って……というわけでなく、仮設よりマシな常設である。そのうち落ち着くだろう。

正面の改良工事を急遽思い立ったので、鏡はそっちのけのままである。

ほぼ終わった段階で、ふと、紫蘇の実の事を思い出した。花が終わって実がなっている。しかも沢山。
これは長く放置してしまうと種が出来て食べられなくなる。窯焚きが終わってからだと、忘れる危険もあるなぁ。試しに数粒を口に含むと"プチッ"っとした歯応えのあと香りが広がる。
「採るなら今だな」と即決。

またしても、鏡はそっちのけ。

日が傾きかけて、太陽光が黄色い時間帯。カラスが啼くのを聞きながら大急ぎで収穫する。穂をしごきつつボウルへ。若すぎる穂はまだ採らない。
あれよあれよとボウルに半分ほど。

最初こそ楽しい収穫だったが、後半は完全に作業となる。う~~む。子供達に下請けに出すんだった……。


慌てて収穫したので枯葉やゴミも混じっている。

これは窯を焚きながら洗って掃除だな。


とかく、多動性気味、行き当たりばったり、出たとこ勝負な仕事の流れであるが、漸く夕まずめに鏡に取り掛かる。
これにて、一応目前の案件は終了した。


今後の予定としては……、(←自分への備忘録として)
窯焚き中は、紫蘇の実仕込み、草刈、環境整備、焼き芋(ジャガイモ?)当番。
窯冷却中は、グループ展の作品チョイス、什器製作、企画原稿書き、散髪。
窯出し後は、仕上げ、梱包、出張準備、搬入、移動、お茶会2日間、移動、会場当番、会場当番、会場当番、搬出、栞製作。

この全ての間に製作して素地を溜めて次の準備をしなければ……。粘土の乾き具合で土を練らねばいけないし……。10月中に窯を焚きたい。あっ、割り木仕入れんと。

備前焼まつり、東京の案件、その後の企画展準備……。別件のグループ展も。うげっ。


やはり、多動性気味であるな。


秋って、そういうものかしら? (←季節のせいにして、すっとぼけ)






























コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第2回 ふるさとあっ晴れ認定委員会

2015-08-31 12:46:22 | Weblog


昨日は、オフィシャルなお仕事。

来年4月からの『晴れの国おかやまデスティネーションキャンペーン』に向けての『第2回 認定委員会』でした。
●詳しくはコチラ


岡山・備後エリアでは有名だけど、じつは県外では知られていない『えぇとこ・えぇもん・うめぇもん』を『吉備之国くまなく旅し隊』が探し出して、『ふるさとあっ晴れ認定委員会』が認定します。
選ばれた逸品は岡山駅(新幹線改札内)の『ふるさとキューブ』という特設店舗で販売されます。現在は『第1回』で認定されたものが並んでいます。また『1000円以上のお買い物で入場料キャッシュバックあり』です。


はい、沢山の固有名詞だらけですが、まだ、あきないで……


さて、昼過ぎに会場入り。
試食があるので、味覚を研ぎ澄ますべく昼食は控えて軽いブランチで臨む。「空腹過ぎてもいけないし、満腹でもいけない」と自分ルールでいざっ!
事前にお酒のランナップが多いことを知らされているので、お勉強も楽しみもありつつ。

今回のエリアは、真庭市と新庄村でした。
中国山地に近く林業、乳製品が充実し、蒜山高原、湯原温泉などの有名観光スポットもあります。

自席から。

プレゼンを伺いつつ試食していて、写真は撮り損ねました……。


働きもののキャラクター『くまなく』。肉球はモモとマスカット。


認定メンバーはメディア界、シェフ、女将、女優、アーティスト、杜氏、それぞれの業種で活躍されている方々ですから、コメントにも「なるほど!」と刺激があります。
チーズに蜂蜜をつける事での激変ぶり、海外シェフの器の使い方例、お酒の温度と貯蔵との関係、女性目線のデザイン……。
審査しながら勉強してます。


さてさて、厳正なる審査の結果、選ばれたものはまた報告致します。




【追記 2015.9.2】

メディアに結果発表されましたので、あっぱれ大賞を記載。

湯原温泉
郷原漆器
GOZENSYU 9 NINE (日本酒)
リコッタ・フレスカ (チーズ)



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

続々と……茶の湯イベント

2015-08-20 20:26:34 | Weblog


「ヤキモノを生業に」と思い定めた学生時分にお茶を習い始めた。しかし、備前に来た直後にお茶の師匠が亡くなり浪人状態。と同時に「ビタミンCに弱い」という決定的な弱点が露呈する。
次第にお茶から疎遠になりつつも、血脈からか茶室・茶庭には興味があり、付かず離れずの関係性で遠巻きに眺めるのみ。さりとて実際に茶室を作るべくもなく、転じて現代アートとして「いつかはやりたいリヤカー茶席」と虎視眈々として構想を温めるや幾星霜。
意義に共感してくれるメンバーも現れ、紆余曲折ありつつ周りの皆様のお陰をもって遂に現実のものとなり、今、運用出来ている。本当に感謝。
そして今もなお、想像以上に皆様が楽しんで頂けているのが嬉しい。ここへきて「な~ん茶ってな『リヤカー茶人』もよきかな」と思っている次第。出来て良かった。

以来、『瀬戸内国際芸術祭2013』を始めとして、お茶に関わるイベントやお茶会に参加することが増えてきた。


今年だけでも……、


●5月はお客さん。
『備前大茶会2015』で大井戸と光悦2碗、織部の茶杓が印象的な濃茶席。

薄茶席では軽ワゴン車を改造した茶室へ。亭主曰く「リヤカーに負けじ」とも。嬉しいねぇ。また、相まみえましょうぞ。


●6月はお点前さん。
岡山市内で開催された『ひがしやま備前焼市』にてリヤカー茶席を出す。

限定プレミアムチケットも用意。特別なお菓子とお茶、掛け軸から茶碗まで道具全てを『人間国宝尽くし』でありながらリヤカーで……という「凄いんだか、何なんだか?」というギャップを楽しんで頂けたなら幸い。

お手伝いでは、『あやめ茶会』に関われた事が素晴らしかった。

早起きして『伝・尾形光琳の燕子花図』を独り占めで悠々と拝見。楽代々の茶碗、真葛の香合を今も思い出す。


●7月はお客さん。
岡山の路面電車で『納涼茶会』。

夕方ながら熱気冷めぬ電停から路面電車に乗りこむ。涼を凝らした設え。知人も多く楽しめました。


裏千家青年部の皆様の機動力に目を見張る。日々の鍛錬や、さぞかし。


電車が揺れるたびに、お点前さんとお客さんではヒヤヒヤとニヤニヤの違いが交錯する。双方いと楽し。


七夕だったなぁ。どうりで織姫ヘアースタイルの方も。


●8月はお点前さん。
山陽新聞社の本社中庭にて『リヤ茶』を開催。

準備万端にお膳立てしてもらって、当日は揚々と茶筅を振るだけのポジション。素晴らしい&有難う。
但し、氷水で冷水点てなので「溶けろ~~」と念じつつ。日差しがきつければ自分が溶けてただろうな。当日は曇天で良かった。通り掛かりの方々から注目され、質問も多くて結構忙しかった。


真夏の街中でありながら爽やかな環境。ビル風の中、自服にて。


床は見立てで。世界的彫刻家の作品と『晴れの国おかやまデスティネーション・キャンペーン』の幟を軸代わりに掲げる。どこでも設え可能なのが強みという事を再認識。
リヤカーの引き手に吊った備品の風鈴が売れてしまうというアクシデント(?)にニヤリとする。但し、拙作にあらず。


こうして見ると春以降、ほぼ毎月お茶に関わっていましたねぇ。


そして、
●9月は……。

満を持して『へうげもの』にいよいよ参戦。
勝手に古田織部没後四百年シリーズ『へうげOH!茶湯(ちゃのゆ)2015』(SHUHALLY+『へうげもの』presents)です。
(クリックで拡大)
全国から、へうげたる茶人が集まるフェス茶。サマソニやJazz Streetにも負けぬ熱気を予感しています。

備前からは初参加との由。「備前のへうげをご覧じろ~~」という気概にて参上。 9/28(土)、29(日)横浜・三渓園にてお会い致しましょう。


あっ、茶碗作らな~~。





//////////////////////////////////////////////////////////////

タイトル : 『へうげOH!茶湯(ちゃのゆ)2015』 詳細【FBページ】

日時 : 2015年9月26日(土)・27日(日)
会場 : 横浜・三渓園
       神奈川県横浜市中区本牧三之谷58-1 鶴翔閣 白雲邸

料金 : 5,000円(一日券・全席に入れます)   SHUHALLY公式サイトで好評発売中

 ●26日チケットはこちら

 ●27日チケットはこちら



※ 両日ともチケット枚数に制限がございます。オンライン決済につき、キャンセルできません。(なお、当日現金払いご希望の方は、事前予約の上SHUHALLYまでご連絡ください)
※ 一日券は当日のみ有効です。二日間通しでご入場くださる方は、チケットを両日分お求めください。
※ 一日券で当日全ての茶席にお入りいただけます。ただし、席によっては予定数終了に伴い、入場をお断りする場合がございます。あらかじめご了承ください。


///////////////////////////////////////////


●参戦茶人 : 濃茶席、薄茶席、立礼席、茶箱席、野点席など (予定・順不同)


SHUHALLY (横浜)
SECONDGRID (広島)
備前楽茶 (岡山)
陶々舎 (京都)
給湯流茶道 (東京)
しもきた茶苑大山 (東京)
農友閑人 (東京・東京農大)
T'sストーリー (東京・成蹊大学)
カマーソニック (岐阜&東京)

いさ珈琲 (東京) ※26日のみ
清品茶房茶通 (東京) ※27日のみ

and more! 流派・流儀にとらわれぬ独立系茶人がさらに参戦予定にて候。


●詳細はこちら。【FBページ】





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

萌えじゃなくて……

2015-08-08 16:04:13 | Weblog


先日、豊橋電鉄でのイベントの時。路面電車運行折り返し地点が操車場であったので、トイレ休憩を兼ねた時間が『大人の社会見学』状態になりました。
普段入れない場所ですから、キョロキョロと。

整理された工具類に、「流石、プロの現場ですなぁ」という素直な感想が出ます。


大容量の電気を通す太い電線と大きい碍子(ガイシ)。

しかし特に古そうに見えないので伺うと「前に倉庫が燃えたんよね」と。
あっ、どおりで……。


見慣れない部品関係はサッパリ判らないながらも興味を惹かれます。というか完全に「萌ぇ」。( ←既に死語?)
え~~と、最近では、「あぁ^~こころがぴょんぴょんするんじゃあ^~」ってやつですかね? ( ←俄か仕込み)


たぶん、モーター。


たぶん、ブレーキシュー。


何かをプレスする機械かな?



くぅ~~~~~~~~。
オイラのスチパン魂に火がつくぜっ!

色々と参考になりました。 m(_ _)m
ということで、また作りたくなってきたなぁ。『スチームパンク シリーズ』( ←これでシリーズ化決定か)

例えば、こんなのとか。

『ミライノカセキ』

歯車もリード線もぴょんぴょんするので、製作に時間が掛かる。その上『男子絶賛・女子置いてけぼりシリーズ』なのが経営的に悩みどころ。いやはや。
しかし、ガンプラもそうだよなぁ。……という事は、大丈夫か?( ←何が?)
ここは「人類の半分ぐらいは男なのだ!」という気概で臨むべしだな。きっと。


作るぜっ! 


(是非、一家にひとつ『スチパン備前』をよろしくお願い致します)




【蛇足】
・・・・・・・・・・・
●スチパン (スチームパンク、steampunkの略)

蒸気機関の発明によってもたらされた機械の発達、産業革命が、その後、電気、ガスなどのエネルギーにとって代わられなかった未来は一体どうなっていたのだろうかというSFジャンルのひとつ。
日本では、『未来少年コナン』『天空の城ラピュタ』『ハウルの動く城』『スチームボーイ』『AKIRA』『鋼の錬金術師』 などの時代錯誤的ガジェットが登場する作品に象徴される。

サイバーパンクから派生したサブジャンルとされているが、隣接ジャンルとしてディーゼルパンク(ディーゼル機関)、クロックパンク(歯車、ぜんまい)、エレクトリックパンク(真空管、電線)などがある。

拙作では『ミライノカセキ』シリーズが相当……するハズ。



















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『備前焼×フレンチ』 @豊橋

2015-08-04 12:58:12 | Weblog


昨日は、愛知県豊橋市へ日帰り出張。

民間運営ながら「市電」と呼ばれる地元愛の濃い路面電車『豊橋鉄道』のイベント『開業90周年事業』へ参加。
岡山の路面電車と姉妹提携している関係で、このたびのイベント『岡山・備前焼 × 豊橋・フレンチ』が開催されました。

過日、岡山で『お電車』=『おでん車』=「路面電車で豊橋おでんを楽しむイベント」があり、今度は豊橋での開催という運びです。
一日一往復だけの限定運行。レアです。エンブレムもしっかりと装着。

それを狙ってか、路線際には撮り鉄さんも多数いらっしゃいました。


さて、朝5:30に家を出て伊部経由『同業二人』となり、一路、東へ。三木SAで朝食予定のパン屋さんが「開店前じゃん!」という前のめりなスケジュール。
アレコレ話をしている間に豊橋到着。30秒程打ち合わせをして乗車。

電車に乗り込むと、地元食材のフレンチがずらりと!

綺麗な料理と備前焼の渋い色との対比。

拙作も。

備前焼のアースカラーと馴染んでいます。


出発前にはレセプション。


関係各位のご挨拶、シェフのメニュー説明、報道関係……皆さん、乾杯前にてウズウズ。(ビールが飲み放題なので)
地元呑ん兵衛のお歴々が、天井にある揺れず鳴らずの備前焼風鈴を睨みつつ「いまや遅しっ!」と期待値が高まったところで「しゅっぱ~~つ!」の声。

一気に、拍手!! ( ←こういうのは何処でも一緒ですな)
もう乾杯の声だか、鬨(とき)の声だか。


で、「YOUは何しに豊橋へ?」ということですが、備前焼についての説明をしに。電車の中央で独演会?

軽いアルコールの席なので、軽妙なトーク……いや、単なるくだけたトーク……いや、トークが砕けて……それでも、最後は「何でも質問して~~」という時間で賑やかしを。
お客さんの興味具合を見極めつつ、話の盛りでスパッと終了すると、個人的にまだまだ興味がある方々から大声で質問攻め。賑やかしい状態が続く。
もう、最後には「今度、団体旅行で行くから!」

かくも楽しく、普段は入れない操車場にて折り返し。


小生もこの機会に記念撮影を。



普段、この車両はビール電車として使われていて、なんと市内でのビール消費量が一位という大人気イベント車両だそうな。
チケットは即日完売という地元民ラブな恒例イベント。ということで、乗っている人、見送る人、運行している人がみんなニコニコ。
訊けば、この車両は還暦とか。そうは見えないメンテナンス振りに、いかに大事にされているかが判ります。


復路では、お客様から「よっ大将、お疲れ!ビール呑みなっ」という事で、こちらもご機嫌で楽しみました。

時計の針がテッペンを回って帰宅。

旅芸人な一日でした。




























コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

網戸張替えと美味しいビールの獲得方法

2015-07-21 18:48:47 | Weblog


網戸の張替え案件発生。

犯人はこちら。


福助くんは自分が破った部分を見て反省しているのではなく、「おすわり」と言われて仕方なく座ってあげてるだけである。

網戸の張替えは以前にもやったので簡単に済むはず。新たに用意する材料は、新しい網と網押さえゴム。総額500円ぐらいかな?
しかし、作業前には細君に「業者に頼むとすごく高いで~~」という事をよくよくアピールしておくのが肝心。これは後のビール獲得への伏線なので特に重要。

作業台はいつもの如く軽トラの荷台とする。今回は暑いのでタープ付き。いやぁ、便利やねぇ、軽トラック。


以下、手順。 
__________________________

《 網戸の張替え と 美味しいビールの獲得方法 》
__________________________


◆準備

網、網押さえゴム(太さ色々)、網押さえローラー、クリップ


◆手順

破れた網戸を剥がす。桟の溝に網押さえゴム(紐状のゴム)が入っているのでそれを引っ張り出せば良い。



新しい網を広げて、クリップで仮止め。



網押さえゴムを差し込んでいきます。網押さえローラー(差し込む道具)が必要ですが、100円~200円程度。これが無いと不便すぎます。


【コツ1】
桟の短辺からはじめます。後で修正しやすいので。
なお、ゴムの途中から入れているのは、角に先端が来ないようにする為。角に先端が来ると張る力が弱くなります。

【コツ2】
スタート位置と最初の角にゴムを軽く押し込んで仮止めとします。テキトーで良いです。

順次押し込みます。

最初の角まで来ると、先に押し込んだ部分が適当だったので浮きます。それを外して修正。
クリップは下の短辺に付け替えて網をピンと張ります。網の角度を見て良ければ長辺へ進みます。

丁寧にすれば簡単。
しかし、すごく大変な作業かのように大袈裟にすると、夕飯時に細君からご褒美を頂けるかも知れないので、ここは一旦見せ場でもある。

グルッっと入ればOK。


はみ出した網をカット。余裕のある場面であるが真剣な顔で。ここも見せ場である。刃物は取り扱い注意。


見よ、昭和のカッターの切れ味! 1970年発売のNTs-200。(←現在廃番、モノ持ちが良い)


網戸を元の位置へ戻す。この機会に高さ調整。戸車の調整ネジが側面にあります。


【コツ3】
建込みの時には、声を出しながらすると労働のアピールが出来る。最後の見せ場と思うべし。


かくして、労働の後のビールは旨い。


福助くんのお陰の一杯でもあるが、被害額とビール代のどちらが高くついたか……。
しかし、ここで再度「業者に頼むと……」を言っておきましょう。次もあるのでね。


以上、網戸の張替えと美味しいビールの獲得方法についての備忘録でした。オシマイ。








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

目を見る事

2015-07-17 14:03:08 | Weblog


巷では「会話の時には、相手の目を見なさい」と言われる。
『目は口ほどにものを言う』ので、コミュニケーションをより深く正確にする為に必要な共通認識なのだろう。

しかし、小生は実のところ人の目を見て話すのが苦手である。
シャイな性格なのもあるけれど、相手の眼差しから反応を推察しライブで対応しつつ話していると、本来の話とこれから話す事との2重の組み立てになってくる。すると途中で話の流れの整合性が破綻しそうになる。これがマズイ。
ひとえに、自分の話す能力の低さから苦手意識が出来ているだけだが。
なので、会議なら資料を見たり、展覧会ならモノを見たりして都合よく視線を外す理由があれば随分と気楽。その為、人の顔を見ないで話をしている事が多いかも。
向き合い方も正対するよりも90度ぐらいの位置関係で、視線がナチュラルに外れる感じが良いな。

よく「大勢の前で話すのが苦手」といわれる向きもあるけれど、目を見なくても顔を向けていれば不自然さはないので1対1より1対大勢の方が気楽なぐらいでもある。吹奏楽やオーケストラでは50~100人規模を相手にするのは日常的だったし。


ある時に気がついた事がある。
小生の人の顔を覚えるのが苦手である原因。ズバリ! 「初対面の相手を見て話をしないから、顔を覚えないのだ」と。
それ以来、顔を覚える事を主な目的として、顔を見て会話するように心掛けている。時々、目ではなくて鼻のあたりを見たり……。

しかし、そもそも女優さんの顔もあまり覚えないのはなんだろう。髪型が変わったり化粧が変わるとたちまち判らない。顔の認知能力が低いのか? 相貌失認という病気もあるけれど……。う~~む。
家人を見ていると「顔を見分ける能力は女子のほうが高いのかな」とも思う。単なる関心分野の程度問題とも思うけれど。


そんな事を天気予報の台風の目を見ながら、つらつら『目を見る事』について考えていた次第。


(台風もボチボチ目がなくなったかな)









コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

窯焚きお手伝いの楽しみ

2015-07-13 18:38:58 | Weblog


夏の窯焚きお手伝い強化月間中であります。アチコチに単発(横焚きのみ)の参加で顔を出しております。

窯焚きお手伝いで楽しいのは、雑談に加えて技術交流や情報交換などでありますが、それにも増してそれぞれのご家庭の味も楽しみひとつであります。
頂き易いようにオニギリだったり、奥方の出身に因んだご当地もの、また、定番メニューや初めてのレシピで作るナンチャラなど其々であります。
いずれも窯焚きスタッフを労っての心尽くしであり「ありがたや~~」という気持ちで頂きます。

そういう意味では窯のオーナーはもとより、奥方も大変です。

昨日は、トマトの冷製スープが抜群。(写真は御座いません)

窯焚きシフトの休憩中に順次頂きます。塩分補給の梅干を頂きつつのオニギリが良いです。外で食べつつ、バカ話というのも良いのでしょう。

余談としては、他家の食器も少し興味あり。もちろん窯オーナーの作もありますし。
「ウチの食器、もうちょっとなんとかせんとなぁ」と反省する事も多々。拙宅の食器は『同一サイズ・一点モノ』=バラバラな食器が多いしねぇ。まぁ、そういう買い方をしてるからだけど。


そして、翌日。

窯焚きが終わって風呂。ちょっと寝て、午前中の会議。帰宅後、冷蔵庫を物色すると到来物のサクランボ発見。(まだ、あるんだねぇ)
ひと掬い手のひらに盛って、「サクランボを入れる器は……」と見渡す。(←昨日、食器の事を思った為、俄かな意識高い系である)

古代オリエントの雰囲気のある器へ。サクランボが綺麗です。
七角形、飾り羽(?)のある取っ手、トルコブルー。ちょっと拙作に共通するセンスを感じて頂いたもの。



木陰で番犬福助くんと並んでサクランボを摘みます。ユルユルと仕事の段取りや製作物を思いながら種を吹く。
何故か、遠くに飛ばす事に拘りだす……。

「夏だねぇ」

もっとも、サクランボを貰えなかった福助は知らん振りですが。


さてさて、明日も窯焚き案件ありです。





























コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする