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備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

チビ窯、窯出し

2014-03-15 20:07:18 | 陶芸


昨日、チビ窯の窯出しをして、本日はサンドペーパーで磨いて仕上げ。
外仕事するには気温も程よく、水洗いも素手でも耐えられるぐらいでありました。

春になりにけるかも。まだ侮れないけれど。


窯出しは原因と結果の検証です。

今回は窯焚きの最後に木炭を投入後、手近にあった薪を窯の中へ放り込みました。
須恵器の焼成時ほど炉圧が上がった雰囲気はありませんでしたが、窯のアチコチから赤黒い煙が吹き出していました。
炎の出ている隙間をひとつづつ壁土で塗って密閉していくという極めて地味な作業をやって窯焚き終了。

その結果。
冷却還元の雰囲気が強かった場所は、須恵器っぽくなっていました。
全体を須恵器のようにするなら「窯は大丈夫か?」と危険を感じるぐらい薪を放り込むのですが、今回は控えめだったし部分的。
まぁまぁ、思ってた感じでした。

青備前はスカイブルーに。
欲張って入れていたコロガシは被害者続出。ここはやはり匣鉢積めがベターだなぁ。

全体的には、まずは窯出し直前の震度4で棚組が倒壊しなかった事に感謝です。
地震には、かなりヒヤッとしました。日が昇る前に見に行こうかと思いましたが、さっさと寝ました。
倒れたか否かは、その時点で既に決まっていることですし、無事を祈りつつ寝るほうが精神衛生上良いかと。
それでも開ける前に、ナグリ(金槌)を持ちつつ真剣に無事を願いましたが。


さて、何匹目か判りませんが鰯も。最近はすっかり高級な鰯。


しっかり焼魚になっています。


そうそう、イワシといえば……。
春先のこの時期は神戸っ子としてはイカナゴの動向が気になります。
今年は解禁時から大きめサイズだったとか。高級な小さいサイズはモシャモシャして好みでないので問題なしだけど。
しかし、大きいといっても『ふるせ』になると食指が動かない。(←ワガママ)

あれって、どう料理したら美味しいのかなぁ?
見かける度に魚屋の店先で手に持ったまま睨みつつメニューを考えるけれど……、いつも陳列棚へ戻す。
店先のキャッチ&リリース。


さてさて、今夜は鰯と向き合うかなぁ。
焼けてても食べられない方だけど。


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先日の窯焚き

2014-03-13 16:55:01 | 陶芸


さてさて、先日の窯焚きから。

遂に始まった怒涛の春。
2ヶ月間で個展×1、二人展×1、グループ展×2であります。ブッキング具合はダブルだかトリプルだか、もう数えません。(←現実逃避)

ヤキモノに限らず、Solo も Tutti もそれぞれの難しさがあります。人数が多いからって気が抜けません。
難しさ故の楽しさもありますが、会期前にはそんな事は言ってられない精神状態で、しかも、今期の最大のトラブルは割り木が入らないという事態に尽きる訳でして……。

当初、個展に向けて窖窯を焚く予定で素地を作り溜めていたけれど、秋に入る予定の割り木が……、入らず。
では年内にっ! ……入らず。
新年早くには? ……入らず。

┐('~`;)┌


「窖窯は少々湿気があっても大丈夫~~~」とはいえ、流石にこの時点でヤバイ。
本気でヤベェでがんす。
年明けぐらいから「急遽、チビ窯構想を立ち上げるか?」と悩む。う~~ん。割り木が少しで済むけど危険がいっぱい。
結局、まぁ、そうなるんですがね。「無い割り木は振れぬ」と言いますし。

基本、小生は窖窯使いなので、誤解を恐れずに言えば還元小窯は色モノなのである。(なんかゴメンナサイ)
チビ窯は簡易に焚く為ではなくて実験的な立ち位置で、大きな窯では出来ない事をする為にある。なので量産も安定も求めていない。
これで勝負するには、危険が過ぎるんじゃ……。しかも勝負の回数は少ない。

しかし、やらねばな!

腹を括って、それまでの仕事を止めて、チビ窯仕様へシフトしました。
出来上がりを逆算して土から調整。形もそれに応じてそれなりに。完全に最初から始めるみたいなものですわ。


で、先日の窯焚きと相成りました。
手は尽くした。……たぶん。
いや、まだ想いの方が勝ってるな。


窯焚きは、メッチャ寒くて焚きながら遭難するかという冷え具合。3月なんですけど……。
それでも昼間には懸案の窯周り整備に着手しました。「寒い」って言っても言わなくても寒いし。

歩きにくい斜面に暫定的に置いた飛び石のようなレンガ。


疲れてくると事故の元でもある。
「ここを平らにしたい」のが懸案事項だったので、延べ石で土留めにして平らにすることに。


ネコの手も借りる。(手?)



『ネコ = 一輪車』ね。(野暮な説明)


寸法を測って並べる。


石が重くて持ち上がらないので立てて歩かせたり、テコの要領で抉ったり。
なんだか造園バイトの経験が……、さほども生かされず……か。

片側をやると反対側もやりたくなるのが人情ってもんでしょ。


ついつい、予定以上にやってしまう。
「まぁ、今日はこんなもんで許しといたろう」


終わる頃にはすっかり疲れ果てて、窯の前の椅子に落ちるように座る。と、もう根が生えたみたいに動けない。
「夕日を眺めて窯への集中力を呼び戻す」風を装って体力の回復を待つ。(……動けん)
いやはや、寄る年波を感じますなぁ。


ひと心地ついたら、本気で窯の相手を。


まずは鏡の土塗りから。

あれこれなギミックもありつつです。
なんやかんやあって終了。


さてさて、窯焚きが終わった明け方。ちょっと寝て搬入へ出向く。
今、開催中のグループ展です。



◆◇◆ 第45回 備前陶心会展 ◆◇◆

テーマ : 空間
会期 : 3/11(火) ~ 3/16(日) 9:00~17:00 (最終日15:00)
会場 : 岡山県天神山文化プラザ・第2展示室
入場料 : 無料


こちらでは、ルネスホール賞を頂きました。有難う御座居ました。


___________

■ 同時開催企画展 ■

■岡山天満屋 5階 画廊アートスペース
会期 : 3/12(水) ~ 3/18(火) 10:00~19:30 (最終日16:00)

■明日香画廊
会期 : 3/11(火)~ 3/16(日)
平日/11:00~18:00 ・土日/11:00~17:00(最終日15:00)

■アンクル岩根のギャラリー
会期 : 3/12(水)~ 3/17日(月) 12:00~19:00



___________



是非、御高覧頂ければ幸いです。m(_ _)m


さて、明日には窯出しするかなぁ……。











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念ずれば通ず。

2014-02-17 17:00:11 | 陶芸


「念ずれば通ず」なのか。

今日は所用で出たついでに、久しぶりに100円均一のお店へ立ち寄りました。
店内は「バレンタイン商戦かくありき」というまつりの後の光景。模様替え真っ最中の所々オトメなファンシーな色合い。


さてさて、本日の目的は大きめのスポイトである。
机上でチマチマと白くなる土を水簸(スイヒ)していて「あぁ、アレがあればなぁ」と最近思っていたもの。
イッチンで使う握りこぶしサイズが希望なんだけど、100均に都合よくあるのか……代用とすればカメラのブロアブラシぐらいかもなぁ。

で、まぁ、希望虚しく……「念ずれど通じず」

予想はしてた。
子供のお習字セットか化粧品詰め替え用ぐらいはある。仕方なく久しぶりでもあったので店内をキョロキョロ。
小さいスポイトのあった化粧品売り場は普段用事がないエリアなのであまり意識せず目を泳がす。
すると、最近気掛かりだった輪カンナの代用品というか進化版というか……発見! いや、正確には気掛かりながらも不要不急で、探してもいなかった。
しかし、無意識に眺めた風景が急にクローズアップされて一気に顕在化した風景に変わった。ものが立体的に起き上がってくる感じ。(←大げさ)

「念じれば通ず」じゃん!



粘土に細い溝を刻む時に使っている既製品の輪カンナが非対称な刃で、特定の向きからしか使えない若干の不便さがあった。
ダメではないけど、持つたびに刃先の方向を見なければならない。いちいち煩わしい確認。
で、「正円の小さい輪カンナがあればなぁ……」と思っていたところに、まさにドンピシャ。

パッケージの上から押してみても強度はありそう。でも付け根の強度は判らない。実用に耐えうるか。ものは試しで即購入。
家に帰って使ってみると、刃の薄さ堅さが丁度良い。使えそう。
久々のヒットじゃん!


で、これが何かと言えば、


鼻の角栓を輪っかでニュルニュルと押し出して掻き取るものらしい。 

おぉぅ、知らなんだ。\(◎o◎)/
あと、何本か買っておこう。一生分は欲しいな。……多分10本。
女子アイテムみたいだし、「この人ってそんなにオイリーなの?」って思われちゃうのかな、まとめ買いするのってハズカシイかも。(← 自意識過剰)
いや、仕事の為である! 買うよ。近いうちに。
オシャレ男子を気取ってさ。

今までは、使えそうで使えないキッチンツールのコーナーはよく見てきたけれど、美容関係はノーマークだった。意外と良いかもなぁ。
まだまだ知らない世界が広がっていそうなので、これからは要チェックだ。あと各種筆とかも良いかもなぁ。(← 絵付けしないのに?)


その後、一応、キッチン関係も一通り見たけれど収穫なし。


ちなみに今、使っているキッチンツール。


スクレイパー、ナイフは各種あり。男子特有のナイフフェチに近いかも。

「ナイフ各種あり」とはいえ、実際に使っているのは自作のものが多くて、普段よく使っているものを棚から一掴みすると、これら。


加工前の素材は色々。刃の材質的に重要視するのは、薄・厚・軟・硬の組み合わせぐらい。
「透かし用は薄くて硬い」とか、「大きな面取り用は厚くて軟らかい」とか。柄の有無も大事。

まぁ、拘っている人はもっと凄いコレクションだったりするので自慢にもならない。


さて、やや待望していた道具が見つかったので、あとは作るべし。


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チビ窯焚きつつ……

2013-07-14 20:38:59 | 陶芸


チビ窯を焚いています。
ちなみに火曜日が搬入です。水曜日が初日です。う~~ん、さてさて。


数日前までは「チビ窯は諦めよう」と思っていました。
でもねぇ「やっぱりやる!」と思い立って焚く事にしました。
完全に「この期に及んで……」です。ドロナワもエエところです。でも夏っぽいのん焼きたいし。出したいしなぁ。


で、思い立ってからは分刻みのスケジュールです。(なんか、このところお手のものになってきている感がするな)
問題は時間配分でありまして……。
製作48時間。(寸法出しや図案も込み。途中で所属する会のお仕事あり)
窯詰め8時間。(窯掃除、鏡込み)
これを3日間ですると……アレ? 睡眠時間が無いねぇ。まぁ、いいか。

まずは棚板の面積から緻密な製作予定数を割り出すところから。あとはやるだけ~~GO、GO~。


ともかく、本日の朝に火が入りました。

そして窯焚きをしながら、お客さんの予定があったので窖窯の窯出しを終わらせて。(でも、来なかったというオチ)
時間が勿体無いので、窯の横にレンガを組んで家族だけのBBQ。特別感なし。勿論ノンアルコール。
昼からは展覧会のモノをチョイス。


磨いて水試験して……は、これから窯焚きしながらの仕事。今晩は窯の前にいるので楽勝。(のハズ)


という事で、やっと一息つきました。

田圃のカエルの合奏の向こうから透かしてフクロウの声が聞こえるな。
今夜は『真夏の夜の夢』でも聞きながらやりましょう。(あれ? いつの間にか夏至って過ぎてた……)


明日、リストのメール出来る予定であります。(って、誰に言ってんだか。 ┐('~`;)┌ ゴメンナサイ。 )





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窯焚きスタート

2013-06-24 20:45:13 | 陶芸


火が入りました。

今回の窯詰め日数は諸般の都合もあり最短新記録となりました。
窯詰め初日に、1本の電話から事案発生した為。
「う~~ん、窯焚き終了を予定よりも2日早く終わらせないとスケジュールが合わないなぁ」という事実に突き当たりました。

で、考えるまでも無く、窯焚きは最低限度の必要日数があるので窯詰め日数で解決するしかない。
これまでの窯詰めは『一日一段』づつこなすのが通例だったけれど、さてさて……。
解決策として、完全徹夜窯詰めを2日間発生させる事にした。全体を2日縮める為には普段の倍の仕事量をする日が2回必要という事。
「全体でイライラしながら急ぐよりも、アッサリとそういう日を作る方が精神的には良いかな」と判断。


この状態からスタートする。
時短には段取りが重要。モノを置く場所や窯の中の歩き易さの確保など、小さな事からコツコツと。


結局、今回は4日で終了。恐らく今後は無理かもなぁ。
たまたまセッティング時間が掛かるモノが少なかったので、それも幸いしたし。
ただ、出席予定のイベントまでに窯詰めが終わらずに急遽キャンセルしたので(大勢に影響はないと思うけれど)ゴメンナサイ。
見込みが甘かった。いや、頑張った方だと思うんだけど。

窯詰め終了して、正面焚口を作って直後に火入れ。
窯の周りのゴチャゴチャは窯焚きしながら片付けする。(と、ブログ更新も)
火が入れば時間はたっぷりあるしね。


しかし、いつもバタバタ傾向だけれど今回はなかなかに手強かった。
さて、あとは窯焚き。温度が低いうちに体力回復して横焚きに備えよう。

ひとまずはお神酒をあげて、ひとり直会して……。
一日遅れのスーパームーンを楽しみますか。フクロウの声が谷間に響いている。
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台風対策

2013-06-11 11:21:38 | 陶芸


台風接近情報あり。
昨日までの予報では岡山直撃コースでしたが、今は若干、東に逸れつつあるみたい。
「梅雨前線の刺激も何処へやら」という青空さえも出ている。

DM写真を撮りに行かないといけないんだけど、それ以前の案件が色々と(いや、ひとつだけ)あって、引きこもり状態。
言い訳に「晴れ間が出たタイミングで写真撮りに行きたいんだけど、台風がねぇ」と責任転嫁。
引き伸ばし工作(悪あがき)しています。


小さい台風とはいえ、窯の周りに吹き込むとその辺りにおいてある素地が濡れる。
用心の為に素地を窯の中へ避難させる緊急ミッション発生。
窯焚き前にまた引っ張り出さないといけないので完全な二度手間なお仕事です。
というか、一週間前に窯詰めスタートさせてりゃこんな事にならなかったはず。

遅れていう原因は、「窯詰めにあたってモノがなくて苦労するよりも、モノがあって時間が無い方が仕事がやり易いに違いない」という些か強欲に駆られた判断に基づいている。
窯詰めを遅らせてもまだロクロが回っているという暴挙は、いままでも多少なりともあったけれど今回は過去最大級。

後でしっぺ返しが来るのが判ってるんだけどねぇ……。いやはや。 ┐('~`;)┌


そんなこんな黒い思惑がありつつ、朝メシ前に素地を右から左へと移動。
気配のないYAGI(ヤギ)さんを青空の向こうに睨みつつ徒労感一杯で終了する。まだ朝なのにぃ。

というか、今作ってるモノが乾燥不足で切れたら、それが一番の徒労なんだけどなぁ……そこは気付かないフリをしておこう。


でも、素地移動中に「作らんといかんなぁ~」と思ってたものを発見。
「ぬぉ、ラッキー!」と思ったけれど、大勢に影響がありませんでしたね。


悪あがきに注ぐ悪あがき。
もう流石に窯を詰めないと……。

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丸太割り

2013-05-27 17:40:40 | 陶芸


中国地方は入梅したそうです。濡れて困るものの対応をせねば。
まずは軽トラに積んでいた丸太から。降ろしながら割ることにする。

窯焚きから帰ってきて、そのまま直ぐに取り掛かる。
煙で燻されているので風呂に入りたいけれど、汗を書くのが判っているので全て終わってから風呂へ行くべし。
朝飯前の一仕事と朝風呂ですな。


割るのはいつも通りの方法で。

まずは、斧でガツンと一撃。


斧で出来た割れ目に矢(金矢)を打ち込む。

大きいハンマーで殴るので、斧を振り回すよりも怪我する確率は減ると思われる。

打ち込むこと数度で、更に割れ目が広がり始めたら、あとは次々と。


金矢が複数あると、割れ目を追っかけながら使えるので便利。
ちょっとした思い付き程度のノウハウというかコツはあるけれど、やることはこれだけ。結構、ビジュアル的には地味な方法です。

斧を上段に構えて乾坤一擲「ウオリャ~~」真っ二つぅ!! とかはしないのです。
怪我のリスクを減らして、簡単に早くが基本。

今回は、太かったけれど杉だったので割りやすかった。
もっとも乾く前だったら更に良かったんだけどね。こればかりはタイミングなので。
丸太1本で大割12本換算の太さでした。まぁ、二束か。全部で10本あったので20束分ぐらいの仕事でした。



朝飯前とは言いながらも昼飯前ぐらいに終了。ちょっと疲れた。
終わって、会議一件に出かけて夕方帰宅。


さて、寝ないと~。まだ窯焚きは続いてる。


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久々に手捻り

2013-05-08 14:56:58 | 陶芸


GWはグループ展が怒涛に重なってました。
グループ展なので当番は人数割りです。数日出勤で良い筈ですが、会場が多いので結局ほぼ毎日出ていました。

前半に家族で買い物がてら出掛けたので、その後の休日に「どっか連れてけ~」的な問題が勃発した感じはありませんでした。
(というか知らないだけと思うけど)


で、平常に戻っての仕事開始。朝から家族に『今日は手捻りするねん!」と宣言。
目が覚めた瞬間に、「今までロクロで作っていたモノを手捻りで作ったらどうかな?」と思いついた。
多分久しぶりだったのでテンションが上がってたんだろうな。
これが間違い。

途中まで御機嫌良くやっていたけれど、ロクロ成形ぐらいの連続した曲面を出すまでにひどく時間が掛かって途中から完全にイラッと。
「もう止めてしまおうか」と思いつつも、何とか耐えて完成。
止めると丸っきり時間を捨てる事になるという一点だけで精神バランスを保持。

今の自分の中にある形と技法が合致してなかったなぁ。選択ミス。
気持ちは欲していたけれど。
久々に「粘土触れるぞ~~」という勇み足で勘が狂ったのか。
普段はロクロ挽きした後、変形するのがパターンなんだけど。


なんとか昼過ぎに手捻りの区切りをつける。


外仕事で体を動かして、頭を空っぽにしてクールダウン。
落ち着いて夜にロクロしよ。


いやはや、参りました。

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荒巻鮭あります

2013-03-25 12:35:42 | 陶芸


『柊鰯(ひいらぎいわし)』君が想像していた位の健闘ぶりを果たしたので、まぁまぁ良かったです。


ん~~と、荒巻鮭の新物って今の時期じゃない気がする。
しかも産地って……いや、そもそも焼けてるし。

過日、イワシばっかり作っていた時に気まぐれに「サケ科の魚も作ってみよう」と思って作りました。
サケ科は脂鰭(あぶらびれ)があるので見分けが付きやすい魚ですしね。

サイズ的にはアマゴの子供ぐらいですが……個人的にアマゴって好きなんですよねぇ。
綺麗し。サツキマス(アマゴの降海型)も美味しいし。
ただ、備前で赤い点々を表現すると……ちょっとグロいかも。なので銀色に近い色を狙って焼成。

まぁ、話を大きく盛り気味に、ここは馴染みのある「鮭」と言う事で御容赦。m(_ _)m

あれか…、ちょっと切り取った部分を作って『立体版・高橋由一の鮭』を狙うとか。
いや、既にあるだろうな。樹脂素材で作ったならミュージアムショップ向きアイテムだろうし。


閑話休題。


さてさて、柊鰯ですが、何だか好評な手応えもありますので製作ラインナップに加えるかちょっと考慮中です。
備前焼の魔除けアイテムって、そういえば無かったかもなぁ。

作るか……。

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備前陶心会展、40パーセント終了

2013-03-24 23:54:55 | 陶芸


本日、備前陶心会展(天神山文化プラザ・明日香画廊)は終了致しました。
天満屋・高島屋・晴れの国おかやま館(敬称略)は引き続き会期が残っております。
5会場のうち2会場が終了致しました。


メイン会場であります天神山文化プラザでは、毎回アンケートを頂いております。
アンケート内容は、特に気に入った作品・感想・コメントなどです。

そして、お気に入り作品の得票数を集計し『上位10名の作家からお客様へ抽選で記念品進呈』という段取りになっております。
只今、その集計を行っております。(画像処理により御芳名、御住所は塗りつぶしております)

アンケートに御協力いただいた方のお楽しみという事で、集計結果は……ヒ・ミ・ツ。
小生が「良いなぁ」と思っていた作品も上位に入っておりました。


あっ、拙作を選んで頂いた方には特に厚く御礼申し上げます。

コメントで拙作の「何処が『角』なん?」という感想も頂きました。
次回のキャプション書きの参考にさせて頂くという反省を持ちまして、「敢えて申し上げない」という事に致しとう御座います。
また逆に、小生と違った角度から考察をされた方には敬服しきりで御座います。
「まぁ、お互いにニヤニヤ出来たかしら?」と嬉しく思います。有難う御座居ました。


さて、昨日は天満屋アートスペースに一日中居りましたが、5会場全てを廻られている方もいらっしゃいました。
「スタンプカードでも作って差し上げれば良かったかしら?」と今になって思っております。
有難う御座居ました。


重ねて申し上げますが、天満屋、高島屋、晴れの国おかやま館(敬称略)は引き続き展示中です。
是非、御高覧承りますれば幸いで御座います。m(_ _)m


来年のテーマは『空間』です。

さてさて、如何するかのぅ……。



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