
昨日、チビ窯の窯出しをして、本日はサンドペーパーで磨いて仕上げ。
外仕事するには気温も程よく、水洗いも素手でも耐えられるぐらいでありました。
春になりにけるかも。まだ侮れないけれど。
窯出しは原因と結果の検証です。
今回は窯焚きの最後に木炭を投入後、手近にあった薪を窯の中へ放り込みました。
須恵器の焼成時ほど炉圧が上がった雰囲気はありませんでしたが、窯のアチコチから赤黒い煙が吹き出していました。
炎の出ている隙間をひとつづつ壁土で塗って密閉していくという極めて地味な作業をやって窯焚き終了。
その結果。
冷却還元の雰囲気が強かった場所は、須恵器っぽくなっていました。
全体を須恵器のようにするなら「窯は大丈夫か?」と危険を感じるぐらい薪を放り込むのですが、今回は控えめだったし部分的。
まぁまぁ、思ってた感じでした。
青備前はスカイブルーに。
欲張って入れていたコロガシは被害者続出。ここはやはり匣鉢積めがベターだなぁ。
全体的には、まずは窯出し直前の震度4で棚組が倒壊しなかった事に感謝です。
地震には、かなりヒヤッとしました。日が昇る前に見に行こうかと思いましたが、さっさと寝ました。
倒れたか否かは、その時点で既に決まっていることですし、無事を祈りつつ寝るほうが精神衛生上良いかと。
それでも開ける前に、ナグリ(金槌)を持ちつつ真剣に無事を願いましたが。
さて、何匹目か判りませんが鰯も。最近はすっかり高級な鰯。

しっかり焼魚になっています。
そうそう、イワシといえば……。
春先のこの時期は神戸っ子としてはイカナゴの動向が気になります。
今年は解禁時から大きめサイズだったとか。高級な小さいサイズはモシャモシャして好みでないので問題なしだけど。
しかし、大きいといっても『ふるせ』になると食指が動かない。(←ワガママ)
あれって、どう料理したら美味しいのかなぁ?
見かける度に魚屋の店先で手に持ったまま睨みつつメニューを考えるけれど……、いつも陳列棚へ戻す。
店先のキャッチ&リリース。
さてさて、今夜は鰯と向き合うかなぁ。
焼けてても食べられない方だけど。