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備前焼 やきもん屋 

備前焼・陶芸家の渡邊琢磨(わたなべたくま)です。陶芸、料理、音楽、路上観察……やきもん屋的発想のつれづれです。

【ご案内】 けらもす8.1 Wild Clay 

2017-09-03 10:26:47 | 展覧会・ご案内


所属しております『備前焼作家集団けらもす』の展覧会のご案内です。

______________

タイトル : けらもす8.1 Wild Clay
会 期 : 2017年9月15日㈮~10月1日 ㈰ (9月25日㈪は休館)9:00~17:00
会 場 : 加計美術館 
       〒710-0046 岡山県倉敷市中央1丁目4−7
       TEL 086-427-7530
______________


タイトルの8.1は、例によってのバージョン表記で、8年目の2回目の展覧会を示します。
で、サブタイトルの『Wild Clay』が今回のテーマ。

『Wild Clay』とは、地域に根ざした個性のある土の事です。

陶芸家は粘土を素材として扱います。
山野にある原土を掘り起こし、石や砂を取り除いて粘土とします。
釉薬を掛けない備前焼においては、土の表情がはっきりと露呈する為、この土作りは最も重要な表現のプロセスとなっています。
作家によって原土や土作りは異なり、結果として焼成後に現れる『土の色・質感』が異なります。

この個性ある素材としての原土『Wild Clay』、その過程、結果としての『色』を切り口とした展示を致します。


ご高覧頂けると幸いです。



という事で、原土、作品を『色』で見せる展覧会で御座います。

よろしくお願い致します。m(_ _)m


フライヤー裏側(クリックで拡大します)


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く和とろ・バロ ~それぞれの備前 2017 夏編~

2017-07-13 10:31:52 | 展覧会・ご案内


展覧会のご案内です。
_________________________

■タイトル : く和とろ・バロ ~それぞれの備前 2017 夏編~
■会期 : 7月19日(水)~31(月)
      10:00~20:00   金・土曜日は20:30まで。最終日16:00閉場
■会場 : 新宿髙島屋10階 美術画廊


【在廊日】渡邊琢磨:7/19~23、31 
     初日以降は、しばし江戸の空の下で御座います。m(_ _)m
____________


タイトル名の『く和とろ・バロ』ですが、
 ・く和とろは、スペイン語『cuatro(クアトゥロ)』で数字の『4』です。
 ・バロは、スペイン語『barro』で『泥んこ』です。

つまり『4つの泥んこ』です。

スペイン語であるのは、立ち上げ首謀者がスペイン留学経験者というところにあるのでしょうね。


美術画廊ご挨拶

上記にあるように、小生は初参加ですが、既に厚かましくも小生のカラーが各部にジンワリ及んでおります。
新参者に求められているものは「新しい風を吹かせる事」にあると自負しております故、あしからず。

……という事で、ワークショップやります。ストリート系茶会『リヤ茶』も登場。( ← ジンワリどころか、むしろ濃いぃ)

____________

■ワークショップ

●【こども陶芸体験】
・7/22(土) 14:00~、16:00~
・各回10名 《要予約》
・対象:小学生1~6年生
・講師:木村英昭、渡邊琢磨
・内容:手びねりでの作陶体験。備前で焼成後、8月後半にお届け。夏休みの宿題にも。

 → お申し込み : 10階 美術画廊 直通TEL(03)5361-1615

●【リヤカー茶室によるお呈茶】
・7/29(土)・30(日)は裏千家の先生にお願いしておりますが、小生の在廊中は気が向いたら点て……るかも。(未定)


____________

今回のフライヤー。【A4 4つ折】

(クリックで拡大)


(クリックで拡大)


今回は、『4』に因んで『4つのゾーン』を意識して構成することにしました。
図表は作風を示しています。左右方向のキーワードは書いていますが、上下方向は『?』です。
メンバー間での認識はありますが、「これらを表現する展示構成が出来るか?」がポイントになりそうです。

個人的には、ホワイトキューブの会場ですから展示作業が楽しみです。
まっ、モノはほぼ確定済みながら、展示自体は今から具体的に考えるんだけどね。
初登場らしく初々しく! ( ← ホントかっ?)


さてさて、如何なりますやら。


是非、ご高覧頂ければ幸いです。 m(_ _)m









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個展@銀座

2017-06-19 16:06:08 | 展覧会・ご案内


個展@銀座のご案内です。
_________________


◆◇◆ 備前 渡邊琢磨 作陶展 ◆◇◆

会期 : 6月23日(金)~ 28(水)
        11:00~19:00 会期中無休

会場 : 備前焼ギャラリー 夢幻庵 銀座店 
      東京都中央区銀座5-6-10 ミヤコビル2F
      Tel (03)3289-8585   

_________________

●23(金)、24(土)、25(日)は在廊しております。


(DM写真の別カット)


この数日は時間感覚がワカランチン。(´・_・`) 
アレコレ、次々と。

昨日からだけでも目まぐるしかった。
朝から梱包開始。搬入(荷物発送)が想定よりも早かったけれど「時間が無い!」状態だったので、梱包を終わらせるまで寝ない作戦で決行。
空が白み始めた刻限に終了して、そこから襦袢に半衿をチクチクと縫いつける。この日は着物で外出案件があったので。まぁ、『やきもん屋風コスプレ』です。
ふっ、やりきったぜ。少し寝る。


ここ数日での最大の山場。『第8回 ふるさとあっ晴れ認定委員会』へ出席する。

(詳細は、また後日)
その後、関係者の皆様との懇親会。
メンバーとの懇親会。

ひと晩、寝て。

今朝、荷物を送り出して、会議へ出掛ける準備をしているところに急用発生~~!! 
急遽、欠席しました。関係者の皆様、大変失礼致しました。m(_ _)m

で、現在は結果としてスポット時間が出来たので、「個展告知に勤しもう!」という段階です。
まだ、個展開始までにする事が残っているのですが、休憩がてら……。

ん~~~~、つか、会議出席していたら、いつ告知するつもりだったのだろうか?

そろそろ、別件のDM製作を始めておかないとなぁ……。


たぶん、在廊している時が本格的な休憩時間なのかもね。
なにせ、粘土もPCも無い状態なので。


さぁ、『在廊』と言う名の甘美な時間に向けてガンバロ~~。
 ↓

在廊は休憩じゃなくて仕事だからな!( ← 自分)


そういえば、今回の上京の裏テーマを決めてないなぁ。どうしようか?( ← 仕事しろ)

















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【告知】 個展@銀座

2017-06-07 18:48:46 | 展覧会・ご案内


さて、今月も展覧会があります。場所は銀座です。

で、今回は『ミライノカセキ』を中心に展覧します。去年よりバージョンアップ。
もうね、気が付いたらこんな変化球な細工物の人になっていた。どうかしてるぜっ!
新機能も投入! ( ← ヤキモノの表現として如何なものか?)
 

会期中は、6/23・24・25に在廊。金土日です。

例によって、朝の築地パトロール後、ギャラリーに出勤と相成ります。
まぁ、朝からは呑みませんが、たぶん新しい発見やら経験でニヤニヤしているのは間違いないでしょう。
楽しみ~~。( ← なにか間違ってる)


さて、先日。

DM製作で、PCにある画像をサルベージしていると、神戸で撮った写真が出てきました。
去年の夏、元町でスポーツカーやらレトロカーが並んでいた時のもの。
普段、そんなに車には興味がありませんが、おそらく「綺麗~」と思ったんでしょうな。







ちょっと懐かしいのは、このバイク。

判る人は昭和。

フォーミュラーカーもありました。エンジン丸出し。




何が何やらサッパリ判りませんが、気付いた事がありました。
自分の部品萌えは、金属が対象であるという事。プラスチックの部品には萌えない。
合点。自分の中の整合性を再確認しました。
『ミライノカセキ』シリーズは、元々、備前焼のテクスチャーが錆びた金属に見えたことに端を発している。
つまり、陶製だけど金属への哀愁なのね……。

細工物のモチーフとして、『ミライノカセキ』は「機械が錆びてのち埋没して、発掘されました」というストーリー性が加味されています。


ほらっ!! 萌え萌えキュンやん。 
 
歯車のレイヤーとかさっ、束になるコードとかさっ、
ダイヤルとか、タンクとか、
スイッチ、
カスガイ、

ネジ~~~ッ!!

なっ! ( ← 同意の強要)

『侘び、寂び』って、『和美、錆び』とも……、言わないねぇ。 (´・_・`)

きっと、歯車やら細々した部品を夜な夜な作っている様子は、文字通り『マッドサイエンティスト』ならぬ『マッドやきもん屋』でしょう。( ← 言いたいだけ) 
「その男。アヤシイか、変態」( ← ホメ言葉)

最近は、『同好の士』と遭遇する事もあり「無機物への愛」を語るのもお楽しみです。

(イラストレーターさんの作品)


他にも写真がありました。

これは、路面電車。


個人的には、露骨な重量感とか無骨な構成が好みのインターフェース。


拡大。

見よ! この鈍色の中で光るエンボスの文字を。

……ってな愛を語りたい人。集合です。 類友募集!


さぁさぁ、一年ぶりの『ミライノカセキ』リターンズ。

ザギンでシクヨロ。


あっ、展覧会は……
_____________

会期 : 6月23日(金)~ 28(水)
        11:00~19:00 会期中無休

会場 : 備前焼ギャラリー 夢幻庵 銀座店 
      東京都中央区銀座5-6-10 ミヤコビル2F
      Tel (03)3289-8585   
_____________
 

となっております。


皆様、ご高覧頂けると幸いです。 m(_ _)m








(ふ~~~~、珍しく早々に事前告知が出来た。……というか忘れた時の保険か)





















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個展@倉敷 終了しました。

2017-05-10 20:14:24 | 展覧会・ご案内


さてさて、『個展@倉敷』の会期終了致しました。
今回も多くのリピーターの方、「はじめまして~」の方など楽しい出会いが沢山ありました。

『ワイン&アート ふじの月』さんでの開催は初めてでしたが、もともとはギャラリー『倉敷・中央画廊』さんです。
同じ場所のオーナー違い。知っているようで知らないって妙な感覚。


丁度お日柄も良く、倉敷美観地区はイベントが目白押し。

倉敷川を流れていく観光客の皆様。夜のライトアップもあちこちで。(夜は別件にて写真無し)

心なしか外国人観光客が少ない気がするなぁ。

今回のギャラリーは、ワイン屋さんが実店舗とギャラリーを併設したお店です。
以前と同じ場所ながら、オーナーが変わったのでお店の雰囲気も随分変わりました。

毎年、この倉敷では新しい試みを見ていただく事にしています。
それは観光のお客様が多く、地域性が分散しているのでサンプリング調査といった趣きがあります。
シリーズ化した『ミライノカセキ』のプロトタイプの初お目見えも倉敷でした。


今回の調査……ではなくて、展覧会は『ミライノカセキ』がメインです。
例によってではありますが、お客様はモノをご覧になられていますが、小生はお客さんを観察。話しながらもその視線を追います。(←こういうところが心理学出身のヤラシイところ)

従来からの香炉・アロマポットを用途としたシリーズも新しい形で。

う~~ん、めんこいっ。
圧倒的に男性が喰いつく!


う~~ん、めんこいっ。
概ね、連れの女性のクールな対応……。中には喰いつく単独女性もあり。「なんだ、ツンデレかよぅ?」( ← 違う)


直前に窯焚きしたものも、しれ~~と並んでいます。


そして、今回は20尾ほどの魚もあり。

ちなみに、魚は生きてる時の単位は『匹』で、死んでると『尾』ね。
ちなみに、生物の単位は食べた後に残る部分を指す説があって、魚は尻尾が残るので『尾』、動物は『頭』、鳥は『羽』だとか。人は名前なので『名』、あっ、人って食べないのか。
ちなみに……と、バカ話に終始脱線する。


壁掛け方式は初めての製作でした。


モノのイメージだけあって、実際の固定方式は後回しにして製作したので、きっちりとツケが発生。展覧会前に「さて、どうしよう……」と悩む。
色々と勉強になりました。とりあえずお手軽なグルーガンはアカンって事をメモ。


夜な夜な持ち帰っては修理する日々でした。
結論としては、接着剤ではなくて物理的に固定するのが一番安心感があり。ネジ止め万歳。


従来の『帯シリーズ』の花入も好評でした。

お花も頂きました。「いずれ菖蒲か杜若」。この種類は多すぎだわ……。


SNSで中間発表もしましたが、女性人気No.1は『ヤシの実ボウル』でした。


男性人気No.1は『斫杯(はつりはい)』。

特に中が青備前のモノ。これから暑くなる季節には良いかと。


そして、『「備前焼に見えない」と言われると褒め言葉に感じる病気』のもと。
『青備前白象嵌盃』も人気あり。「氷をひとつ入れて、日本酒の原酒をロックで呑む器です」というフレーズもすっかり定番。

「原酒はアルコール度数が高いので加水して呑むと良いよね~~」と同好の士と盛り上がるパターンです。( ← 時々、ワイン屋さんってことを失念)
いやはや、類は友を……。


このお店ではワインの試飲も出来ます。ポルトガルのオーガニックワインで、お手頃価格からあります。

毎日、試飲できる環境。「ワインのお店だしねぇ」と言い訳して、ついついテイスティング。いや、テイスティングの量ではないか。ロゼが良かったな。


大型連休トリプルブッキング展覧会の2つが終わりました。
今後はひとまず、週末のイベント『ひがしやま備前焼市』に注力して、ロングラン中の『かまどホール』での若手グループ展もしっかりと対応せねばなっ!


お礼状は改めて。

まずは、急ぎ御礼まで。 


有難う御座居ました~~~~~~。  m(_ _)m m(_ _)m m(_ _)m


あっ、サンプリング調査の結果は、モノの発表に換えて致します。

今後ともよろしくお願い致します。m(_ _)m





















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【ご案内】 個展@倉敷

2017-04-24 20:39:49 | 展覧会・ご案内


もうすぐ開催の展覧会が3つ。この期に及んで、最後の窯焚きも終了。

いつもいつもギリギリ……いや、今回の最後のあがきはヒドイな。トリプルブッキング展覧会ウィークが控えている故。

昨夜遅くに終了したチビ窯は、かなり好調に温度が上がっていて「えぇんちゃうのん?」という手応え。そして某CM調で「焼けたかどうだか、直火焼き~~」と鼻歌まじりに最終確認をする。
覗き穴から内部を観察……。

っと!!  \(◎o◎)/

熾きが多すぎてメンドウな事になっている。好調感が一転、焦燥感に暗転。( ← 韻を踏んでいる場合ではない)
温度は下げず、還元状態を保ち、熾きを減らすことに集中して2時間ほど。集中力MAXなシビアな窯焚きである。
アレコレと善後策を施して……「う~~~む、えぇんか?」という感覚で終了した。

あまりにも窯の中を覗いていたので、輻射熱で顔がヒリヒリと。軽い火傷状態なんだろうな。
うまく行っていれば普段出ないような焼き色になるだろう。しかし……。(´・_・`)
窯出しは搬入直前になるので、是が非でも上手く焼けていて欲しい。



さて、個展のご案内。

(クリックで拡大)
(クリックで拡大)

__________

タイトル : 備前 渡邊琢磨作陶展『日常の想像と創造の日常』

会期 : 2017年 5/1(月)~7(日)

会場 : ワイン&アート ふじの月 (倉敷美観地区:倉敷市中央1-6-3 TEL086-434-3530)
__________

今回のテーマは、「日常生活での心の内外の境界あたりに潜んでいるモノを具現化する」という方向。
まぁ、なんのこっちゃ? ではありますが、そういう事。
『ミライノカセキ』シリーズと食器を中心として展覧します。

GWの倉敷散策がてら、是非ご高覧頂ければ幸いです。 m(_ _)m


さて、窯焚きも終わったので……『酒器の勉強』もキチンとせねば。
今回のDMでの『魚』繋がりから『ママカリの酢漬け』を日本酒で。

ウチの柚子酢をドバドバっと投入。こういう事には我ながらマメやねぇ。


青海波の模様の豆皿が相応しいか。


今晩は、ひとまず筋肉痛を和らげつつ、気持ちのリセットしよう。

そして、明日からはアッチもコッチも忙しいからなっ! ガンバロー、オレ。


ひとまず、乾杯を宣言して……勉強開始!!


皆様、お楽しみに! ( ← と言いたいが、一抹の不安は否めない)


























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けらもす8.0 @名古屋

2017-04-14 12:27:31 | 展覧会・ご案内


あ~~~~~、ブログでの告知を忘れてた。SNSって、アレがナニですっかりイヤハヤですなぁ。



開催中!! です。備前焼の酒器に特化した展覧会です。
__________


タイトル : 『けらもす8.0 春の酒と肴のうつわ』
会期 : ~ 4月16日  (11:00 ~19:00)
会場 : ORIBE Nagoya(織部 名古屋)

〒461-0001 愛知県 名古屋市東区泉1-1-37
アクセス地下鉄桜通線「久屋大通駅」より北に徒歩4分
TEL 052-253-5580

__________


所属しております『備前焼作家集団けらもす』の展覧会。今回は6名のランナップ。
タイトルは恒例のビルトナンバー表記です。結成からの年数とマイナー番号は時系になっております。次回は自動的に『8.1』です。
さて、副題のとおり、春を感じさせるラインナップとなっております。


先日、在廊と称してオープニングイベントを開催しました。
メンバーでエッチラオッチラ参上。拙宅を出たのが5:00。ラジオ体操前。(まぁ、普段はしてませんが)

11:00オープンのジャストタイムに滑り込みました。スタッフさんがお店をオープンするタイミングでご挨拶。

2階が会場です。

床の朝鮮張りが気持ち良い。桜かな? 訊きそびれた……。
近くの名古屋城も桜の時期。公園の大木は新緑。ことのほか綺麗な借景です。カフェもあり良い雰囲気。


スタッフさんによって、綺麗に展示されていました。感謝。



イベントはこのところメンバーお気に入りの『一器陶千』と銘打った『酒器の試用イベント』です。

(画像は織部nagoyaさんから借用)

それぞれに思いのあるお酒とオツマミと酒器を持ち込む。小生は岡山県産のお酒とママカリ。
皆様、普段の『酒器の勉強』成果を遺憾なく発揮される。良い酔い。みんな笑顔。

自然と集結するお客様も同好の士であり『類友』ですな。名古屋のお酒事情なども伺いつつ、アレコレと。
あっと言う間に時間が過ぎて終了。

夕刻にスタッフさんに味噌煮込みうどんの店を教えて頂く。濃霧のような小雨の中を歩き、ほろ酔い加減で探す。

シンプルに、かつ大盛りで。
塩を入れないで練る麺が特徴。ツルツルというよりポキポキとした食感。粉っぽい断面ながら味噌が浸透せずに絡む。
なるほど……この味噌に塩の追加は要らぬということか? いや、一緒に出てきた漬物が良い塩加減であったので、これも込みなのね。
「忙しい商人が手早く食べる為に、粉に水を入れていきなり練るだけの麺が重宝された」と伺いましたが、それならヤキモノ屋は出来そうだなぁ。


春雨の向こうに朧に立つテレビ塔を見やりながら、300km先の家路につく。

「雨のパリみたいじゃん」とか思ってたら、広告塔がポツンと。うん、いや、まぁ……、やっぱり。(ちなみに雨のパリは知らんけど)


という事で、(←どゆこと?)

今週末まで開催中。名古屋の皆様、是非!


早速、サプライズ訪問の身内、後輩夫婦など……感謝~~~~~~。(*^ー')b


















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備前陶心会 酒器・小品展

2017-02-14 11:23:29 | 展覧会・ご案内


え~~~、展覧会のご案内です。だって陶芸ブログですもの……。
異論は受け付けませんわよ。( ̄ε ̄)~♪

所属しております備前陶心会の有志によるグループ展。明日から開催です。


DM写真には5人のモノが並んでいますが、備前っぽくないというか……須恵器テイストなのは偶然です。
________________

会期 : 2/15(水)~21(火)
会場 : 岡山天満屋 5階 アートスペース Tel(086)231-7528
________________

ここの場所には、お久し振りの登場です。

小生の在廊は、土曜日のみ。
あっ、ミライノカセキは3点出します。


皆様お時間が御座いましたら是非、ご高覧頂けると幸いです。
よろしくお願い致します。


m(_ _)m


(本業なのに簡素な記事……)






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夢二茶会(リヤ茶)

2017-01-30 10:36:59 | 展覧会・ご案内


今年一発目の『備前楽茶(リヤカー茶席)』の出動がありました。場所は、夢二郷土美術館です。(後楽園の川向かい)
名前のとおり夢二作品を所蔵する美術館ですが、この館内では初めてのお茶会とのことでした。館長代理さんが『ひがしやま備前焼市2016』で体験され「是非やりましょう!」という運びになりました。
ありがたや~~。

●『リヤカー茶席』:リヤカーを改造した移動式茶室『どこでも楽茶号』で、神出鬼没なストリート系茶会を全国展開。昨年はバルセロナ遠征も果たす。ユニット名の『備前楽茶』を標榜して活動中。略して『リヤ茶』とも。


さて、期間は2日間のみですが、しっかりと夢二仕様で望みます。

茶碗棚の地袋には夢二デザインを使用。

梅は『女の生命』の装丁。
ハートは『歌時計』の落款。

それぞれ実物も展示していました。

普段は、ガラスケースに入っている稀覯本です。それが手元に! おぉぅ。

なんとも華やかで優しい雰囲気になりました。

バレンタイン茶会(2/11)も同場所で開催します。

そして、お菓子も特製です。いつも茶会のテーマを深く読み取って、洒落っ気あるお菓子を作って下さいますお菓子屋さん。
今回は夢二に合わせて……ネコ。

ねこ?


夢二作品には、猫が多く登場します。これは『晩春』という作品の猫でしょう。(写真はレプリカ)

右下のトラ猫ね。

はは~~ん、さてはさては、この作品をご存知……いや、ひょっとすると見に来られたか……。流石で御座います。
お菓子屋さんの真心と洒落ですなぁ。お菓子名は『陽だまり』です。


しかし、今、この美術館の猫と言えば、黒猫なのでは? 『お庭番 黒の助』でしょ?


「お菓子は手前から少しずつ切って、どうぞ!」というお達しが。ん~~~~?


柚子の餡が美味しいね。

「……!?」 


何か仕込みがある!?



クロネコ!! Σ(゚Д゚)!!

なんと『黒の助』やん。

ちっちゃっ。

これはいつ頂くのが良いのやら……。悩む人続出。

ひとまず写真とか。


いやはや、今回も見事なサプライズ。


という事で、現・人間国宝の揮毫による『恕』にて、報告終わり。 (`・ω・´)ゞ


お客様、応援頂いた方々、美術館関係者、メンバーに感謝。

皆様、有難う御座いました。


じょじょじょ~~~~。 m(_ _)m  (「じぇ」ではない)



【補足】
『お庭番 黒の助』は、夢二の絵にある黒猫そっくりで目の色まで同じです。おすわり、お手が出来る賢いネコです。まだ、子猫ですが将来大きくなりそうな予感……。出勤してくると中庭に居ります。



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『えぇもんミュージアム』の入れ替え

2016-12-30 15:02:51 | 展覧会・ご案内


岡山駅新幹線コンコースにある『えぇもんミュージアム』の入れ替えをしました。

岡山県の特産品を展示するブースです。

壁に一体化した什器で、スポット照明も入ってラグジュアリーな佇まい。



(vol.1)

(vol.2)

さて、今回の入れ替えのテーマは、すんなりと決めました。新年を迎えるなら干支!! となると……「備前焼の伝統的ジャンルである『細工物』を展示しよう!」という流れです。

細工物というのは、まぁ『置物』なわけです。
備前では、伝統的に『型起こし成形』による細工物があります。大きなものなら神社の狛犬があり、桃山時代には見立ての香炉、江戸期には精緻な細工、昭和初期には仏像などに受け継がれてきました。
そこに明治より西洋的な彫刻、芸術といった概念が入り、昭和初期には(日用品が売れなかったという側面もありましたが)東京や京都で新しいアプローチを学び帰郷した人々による細工物が全盛期を迎えます。一点モノも作られるようになります。

コレクター的に『備前細工物』の時代を分けると、古備前(桃山・江戸期)、又は近現代(明治・大正・昭和初期)のいずれかになると思います。

また、現代細工物のムーブメントでは『ストーリー性の加味』があります。表現としてはスーパーリアリズム、ユルさ、新しいモチーフなどの傾向が見られます。


さて、今回の展示。

いつものことですが、作風からセレクトさせて頂きました。
特に今回は細工物メインの作家さんへお声掛けしたこともあり、各自の個性を発揮して頂け、現代の細工物の『幅』として展示出来た気がしています。

伝統的なモチーフとして、『獅子』『牡丹と獅子』
細工に工芸要素を加味した『獅子杯』
リアルな表現の追及として、『軍鶏』『蛸壺と渡り蟹』『目白』
ストーリー性と柔らかな雰囲気の『桃太郎 エピソード0』
SFジャンルとして『ミライノカセキ』

と、まぁ、多岐に渡っています。

問題点があるとすれば、拙作が細工物に入るか否かという評価が分かれるところでしょうか?



ともあれ、年末年始に岡山駅を通りかかることが御座いましたら、是非、ご高覧頂けると幸いです。

m(_ _)m


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