
所属しております『備前焼作家集団けらもす』のグループ展のご案内です。
このGWをガッツリと倉敷・美観地区で!
今回は、喫茶をテーマに『お茶の時間を彩る器』を展示販売致します。
煎茶、抹茶、紅茶、中国茶、紅茶、珈琲……。
その他、やや強引? いや、「ホホゥ」というラインナップ!! ……もあったり、なかったり。
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タイトル : けらもす9.0 お茶時間
会期 : 4/27(金)~5/6(日)
会場 : 加計美術館(倉敷・美観地区)
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28日13:00~は、『岡山県産のお茶のテイスティング』をユルユルとする予定です。
パーティーなんて銘打ってますが、完全にユルユルやっています。
全国に先駆けて地紅茶を生産していた産地でもありますし。
宝瓶を使った珈琲抽出もお楽しみに。さて、如何なりますやら
とっ!!
ミュージアムショップ常設の『備前焼ガチャ』も特別バージョンで登場です。
展覧会恒例の「えっ、全部当たりなん?」という豪華ラインナップに。
↓↓↓ 詳細はコチラ ↓↓↓

さてさて、斯様にバタバタ続きで御座います。
ふと、改めて家の周りを見回すとイノシシ兄弟たちの悪行三昧。おかげで、家の周りが耕されて……。
土の中のタケノコを掘り返して食べています。恐るべし、嗅覚、
冬に筍掘りに行った孟宗さんも神頼みじゃなくて、イノシシの後をストーキングしたんじゃないかなぁ。

タケノコが地上に顔を出す前に盗られては、勝ち目がありません。今年も口に入りそうにありませんなぁ。
そして、こちらも今期はまだ口に入らず。

「是非、頂きたい」という希望もありながら。
タケノコが『高嶺の花』になる日が来るとは!
一方で四国は坂出にて。
開催中の展覧会の為、ほぼ毎週出向いております。
こちらでは、しっかりと讃岐うどんを頂いておりますが、馴染みの店が2店舗なくなるというのが今回のトピックス。
『個人的ベスト・オブ・カマタマ賞』の店がなくなったのが大いに残念。
でも、製麺所うどんフルコースに今年も連れて行って頂きました。感謝。

坂出駅すぐ南での好評開催中の『展覧会@かまどホール』も会期が30日までとなっております。
是非。
アチコチとウロウロしてますが、全方位的に皆様よろしくお願い致します。m(_ _)m

本日開催されました『チャリティ備前焼販売 from bizen』も無事終了致しました。

多くのご来場の皆様に感謝。
また、事前準備から始まり、広報活動、当日運営など若手メンバーによる実行委員会には大変お世話になりました。
さて、『細工物展@岡山天満屋』は本日は鼎談もあり、会場一杯のお客様でした。

●明日は、在廊日ですので終日会場に居ります。お時間ある方、ない方も是非!
現代作家の作品以外にも、西村春湖作『青備前唐櫃獅子香炉』、金重陶陽作『天拝獅子香炉』『象水滴』、古備前『彩色備前 バク』『瓦鳩』などの優品も多数展示されております。
また、明日は『型抜き』も体験(無料)して頂けますので、是非。
そして、若干前後しますが……ご案内を。(実は会期が被ってグループ展あり。また別日に)
大阪で個展です。
つい先日、イベントで梅田に参りましたが再び。
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タイトル:備前 渡邊琢磨 作陶展『Re:』
会期 : 3/14(水)~20(火) 10:00~20:00
会場 : 阪神百貨店 9階 美術画廊 Tel06-6345-1201
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●全日在廊しております。
主として花器、酒器。壁面には細工物も。
ご高覧頂けると幸いです。
(久し振りに、地下でイカ焼きかなぁ……)

諸先輩方のお力添えにて衆目を集めております『細工物展』も連日の賑わいで御座います。
展示のモノに掛かる手技の濃密さから発せられる『気』の所為か、小生なんぞの若輩者には背筋が伸びる思いであります。
やはり、若干アウトサイドな立ち位置を再確認しております。それでもニコニコと受け入れていただけるのは備前の懐の広さで御座います。素直に感謝。
さて、例年この時期に開催する備前焼作家有志『from bizen』の『東日本復興支援チャリティ備前焼販売』があります。
こちらにも参加しております。
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【 Pray for 東日本 がんばろう日本 from bizen 】
~ 東日本復興支援チャリティ備前焼販売 ~
日時 : 3月10日(土)10:00~17:00
場所 : 岡山一番街 コンコース広場(JR岡山駅 地下改札前)
※作品がなくなり次第終了いたします。17時より寄付金贈呈式を行います。
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東日本大震災の復興支援として始まった『from bizen』によるチャリティ販売は、本年で8回目を迎えます。
若手備前焼作家による作品を、500円からご用意。
皆様には、気軽に備前焼に触れていただきつつ、チャリティーにも参加していただける企画となっております。
※一部経費を除く、売り上げのすべてが特定非営利活動法人「AMDA」を通じて、東日本大震災の復興支援活動に、
また一部はNPO法人「子どもシェルターモモ」を通じて、岡山県を中心とした子どもの自立支援や人権救済活動に役立てられます。
諸々続いておりますが、チャリティーもよろしくお願い致します。 m(_ _)m
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なお、岡山天満屋の『備前細工物のきのう・きょう・あした』の在廊は、
●土曜日のトークイベント前後
●日曜日(実演あり)
で御座います。
諸々、よろしくお願い致します。m(_ _)m

大阪でのイベント『うつわとくらす』終了致しました。
沢山のイベント、また、懐かしい方々に多く出会えて楽しいひと時となりました。感謝。
さて、今週のサザエさん……じゃなくて、今週の展覧会のご案内です。
総勢20名による細工物のグループ展となります。
細工物というのは、ひらたく言えば『置物』です。
備前では、伝統的に『型起こし成形』による細工物があります。
かつては、造形師・型抜き職人の共同作業で作られましたが、後年は個人作家として造形師が型抜きも行い個人製作物となりました。
大きなものなら神社の狛犬があり、桃山時代には見立ての香炉、江戸期には精緻な細工、昭和初期には仏像などに受け継がれてきました。
そこに西洋的な彫刻、芸術といった概念が入り、昭和初期には(日用品が売れなかったという側面もありましたが)
東京や京都で新しいアプローチを学び、帰郷した人々による細工物が全盛期を迎えます。
型起こしではない『一点モノ』も作られるようになります。
骨董コレクター的に時代を分けるとすれば、古備前(桃山・江戸期)、又は近代(明治・大正・昭和初期)のいずれかが蒐集ジャンルになるでしょう。
そして、現代。
現代の細工物のムーブメントでは『ストーリー性の加味』が特徴かと思います。
表現としてはスーパーリアリズム、ユルさ、新しいモチーフなどの傾向が見られます。
さてさて、是非、現代細工物の一端をご覧頂き、何かを感じとって頂ければ幸いです。
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タイトル : 備前細工物の きのう・きょう・あした
期間 : 2018年3月7日(水)~13日(火)
会場 : 岡山天満屋 5階 美術画廊
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●ギャラリートーク
3/10(土)14:00~ 現代作家の鼎談。
●ワークショップ(石膏型による型押し体験)
3/10(土)・11(日)参加費無料
なお、
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●小生の在廊日は、
・7日(水)
・11日(日)
11日は『ひいらぎいわし』の製作実演する予定です。桃太郎もするかも。( ← ガチの仕事?)
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是非、ご高覧の程よろしくお願い致します。

窯焚き終了。
年末より怒涛の製作期間となり、2月に入ってからはスケジュール上のチキンレース。
いつまで作るか、いつからか窯詰めするか、いつから窯焚きなのか?
ジリジリとした自分の中だけの消耗戦でした。
窯焚き中には思惑通りに行かず、不安要素もあり。それはそれとて。
さて、窯の冷却中。今はPC前にてガシガシとアチコチの調整、資料作り、途中で思い出した案件とか……。
確定申告……。 ┐('~`;)┌
で、多分、窯出し後にはこれまた怒涛のスケジュールなので……告知。( ← 最近は先行して手を打つという保険を覚えた)
まずは、3月の最初。
備前焼を知っていただくイベントをします。
なので小生、大阪へ参ります。よろしゅう。
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イベント : うつわとくらす BIZEN
場 所 : ルクアイーレ 9階 蔦屋書店 (大阪駅北側のとこ)
日 時 : 3月2日(金) 11:00〜20:00 在廊してます
3月3日(土) 10:00〜20:00 在廊してます
3月4日(日) 10:00〜20:00
『うつわとくらす BIZEN』は『ふれる』『たべる』『すごす』をキーワードに、
学び・体験しながら、備前のくらし、備前焼の魅力を知ることができるイベントです。
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◆出店作家(在廊日)
伊勢崎創 (土・日)
渡邊琢磨 (金・土)
柴岡久 (土・日)
安藤騎虎 (土・日)
金光教悟 (金)
◆うつわ喫茶・うつわバー
備前焼の器で、コーヒーやお酒のテイスティングをどうぞ。
・トスティーノコーヒー
・利守酒造
◆ミニトークショー(司会・FM802 DJ 土井コマキ)
●【うつわとくらし】
・3月3日(土)17:00〜
・ゲスト:高山なおみ(料理家・絵本作家・随筆家)
・トーク参加作家:伊勢崎創
● 【うつわとお茶】
・3月4日(日)15:00〜
・ゲスト:川西まり(ティーコーディネーター)
・トーク参加作家:安藤騎虎
詳しくはWEBで!
↓↓↓↓↓
http://www.utsuwa-to-kurasu.jp/
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ひとまずは、このイベント。
そして次は!!
ん~~~、またの機会に~~! ( ← 自分が忘れない事を祈る)

本年、怒涛のスケジュールの手始めは、グループ展から。
そして、同時並行で窯詰めスタートとか……。
相変わらずのバカさ加減。今日はまだロクロするしなっ。
で、グループ展ですが……。企画自体は2年ほど前でした。
キチンとマジメな細工物ジャンルに「笑いをプラス!というスタンスでやろう」と思い立って。
開催が予定より遅れ、つくづく「企画は鮮度!」との想いがチラリと脳裏をかすめるものの、まぁ、その分「想いが凝縮された」と解釈致しまして、よろしくっっっ。
DMのハッチャケぶりから想像して頂ければ。
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◆タイトル : 備前細工物展 いとをかし
◆メンバー : 天野智也・内田和彦・柴岡力・山村富貴子・渡邊琢磨
◆会 期 : 1/31(水)~2/6(火)
◆会 場 : 岡山天満屋5階 画廊アートスペース
伝統的ジャンルの備前焼細工物を『現在の生活で使えるモノ』として見直し、洒落っ気、カワイイ、微笑ましい……など、『今に生きる細工物』を展覧します。
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是非、ご高覧頂けると幸いです。
まぁ、用途としては、デジタル機器、器、パズル、魔除け……なんかが出るんじゃないかな。……たぶん。
是非、ご高覧頂けると幸いです。 ( ←2回目 )
m(_ _)m

1週間前の土曜日の事。
天王寺での『うつわとくらす』イベントから派生した企画として、備前で1泊2日のモニター旅行が行われました。
お客様はアンケートから抽選で選ばれた関西の方々。これは天王寺の企画同様、備前市と民間の協働事業です。
ツアーでは、コーヒー焙煎工房、日本酒酒蔵、備前焼作家工房を巡ります。
その一部として、晩御飯時間に備前焼の里・伊部にて『うつわバー』を開催致しました。
『うつわバー』とは、『食のスペシャリスト×備前焼作家』での学び&おもてなしの企画です。
今回は『イタリアン×備前焼』です。
拙作の器に、イタリアン数種・日本酒・コーヒーを供しつつ作家トーク。
詳しくは、またオフィシャルに発信されると思いますので、ここでは自分の事を……。
お客様は、日が暮れた頃に『うつわバー』へ到着なので、昼から会場設営をします。
小生は準備が出来れば、現場でする事がない……。え~~と、しゃべり担当なん?
ツアーのキーワードは『学び』なので、そのあたりを意識して……。ん~、アドリブやな。( ← いつも通り)
あと、関西弁OKなので気楽。( ← これもいつも通り)
【15:00 会場設営】
ホワイトキューブな空間にテーブルを作ります。

布って便利よね。
拙作もズラリ。バーなので、自分の『色』を全開で。

備前焼以外に本なども並べようかと思ったけれど、目的がボケるので割愛。
ホスト側も次々と。
イタリアンシェフ・コーヒー焙煎士・酒蔵オーナー。
単独でもイベントが成立するスペシャリストばかり。う~~ん、ラグジュアリーな面々。
【17:00過ぎ 器のセッティング】
角皿のサービスプレートが斬新。

草文のパッチワーク柄。この辺りは草食系……じゃなくて、装飾系テイストを全開に。
【18:00 お客さんご来店】
室内が一気に活気付く。室温も高くなったか。
皆さん、酒蔵見学でほろ良いの上、ロクロ実演で感嘆したものだから、既にアゲアゲ。( ← 死語)
いや、打てば響くレスポンス。
【18:00過ぎ】
アペリティフは酒蔵オーナーの『おすすめマリアージュ』から。純米生吟醸酒とママカリ。

偶然、花材として持ってきていた拙宅のユズをあしらいに使って頂く。
シェフの盛り付け方をチラ見しつつ、トーク。
勉強になります。
お好みの酒呑、酒盃を選んで頂き……乾杯!!

呑まない心算だったけれど、気が付けば手にお酒が……、何故だ? どうした? 不思議やわぁ。( ← しらばっくれ)
酒蔵オーナーから日本酒について詳細にお話を伺う。
ふむ、勉強になります。
話している間に、シェフは次の準備を。
時間配分はシェフにお任せ。この辺は流石にスペシャリスト。お客様と阿吽の呼吸で進む。
器の正面を揃えて、セルクルを使ってキチンと盛り付けるべき場所を決める。

ふむふむ、勉強になります。
ハカマエビのサラダ。

地元消費のエビを美味しく、美しく。盛り付けも小鉢の中で高さを出して立体的に。
そして、シェフのスペシャリテからリゾットを2品。


ビジュアルと香りに皆様から歓声。それを見ているコチラは悶絶ですわよ。
リゾットの器は、浅いご飯茶碗。
「茶碗にお米が入るって普通なんじゃ? 印象が弱くない?」という思いは完全に杞憂でした。
角皿とご飯茶碗の組み合わせによって、高さからくる特別感、角と丸・装飾とシンプルの対比。素晴しい一品が成立していました。
シェフの見立てに感嘆。
コーヒー&スイーツ。

コーヒーの器は蕎麦猪口で。
備前焼の蕎麦猪口は作る人が少ないので、このところ意識的に露出を上げているアイテム。良いっ!
備前焼でコーヒーといえば……のスペシャリスト。キチンとお仕事されています。

いつも思うけれど、コーヒーを淹れる時の姿勢がチャーミング。
備前焼とコーヒーのお話なども。

ふむふむ、ふむ、勉強になります。
【20:00】
仕事が終わったシェフとのトーク。

備前エリアの食材、備前焼と料理の相性など。
ふむふむ、ふむふむ、勉強になります。
【20:30】
お客様のお見送り。
【21:00】
ざっくり片付けて、スタッフは日生(ひなせ:備前市東部)に移動~~~。打ち上げ~~~。
お泊り付き反省会の開始。
【時間不明】
ディープな日生ナイト。今年初の生牡蠣を頂く。さすが日生、深夜に新鮮な牡蠣が出てくる。
バーの閉店まで残ったメンバー……、やっぱり……、天王寺で3次会開催した危険な3人。濃くて面白い。
それから宿で……。
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朝日が眩しくて目を覚ましました。

長閑な瀬戸内の煌めき。

不思議と宿酔いは無し。
帰りは電車。
電車の時刻表も見ずに駅まで歩く。高台にある日生駅ホーム。
陽だまりのイスに座って、暖かさと潮の香りを満喫する。電車の到着時刻が全く気にならない心地良さ。
明るい光を照り返しながら電車が来た。ゴトゴトと全身を揺らして、金属音と共に停車する。
息を吐くようにドアが開く。中に入ると乗客が居ない。わぉ、貸切り!? う~~ん、ローカルな佇まい。
座席の揺れに身をまかせつつ、ひとり車窓を眺めながらイベントを思い返す。
プチ旅行気分が良いねぇ。
あれから、まだ1週間なのに既に遠い日のように思える。それだけ非日常であったということか。
今回はモニターツアーなので、実際の運営までは諸々ブラッシュアップしていかないとねぇ。
個人的には、このところ未経験な企画を意図的にしているので面白い事続きである。
失敗も反省もあるけれど、経験しておくか否かは大違い。まっ、どこで役に立つかは謎。
まだまだコンテンツやらアイデアはあるけれど……、仕事もきちんとね。
さぁ、山に引き篭るよん。

忘れないうちに告知です。
紅葉の名所、岡山・近水園すぐ横の『常光庵』にてグループ展をします。
不定期開催されるアートイベント『nanacafe』での登場です。
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◆タイトル : Allegro con brio ~次代へ~
◆会 期 : 2017.11.3(金・祝)~6(月)
10:00~17:00(最終日16:00)
◆会 場 : 常光庵 (岡山市北区足守795)
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今回は、備前細工物の系譜から発展するものとして、伝統的な型起こしではなく一点製作のオブジェ、彫刻、器などを展覧します。
用途の有無を問わないモノに、見る方がそこに『何か』を見出していただければ幸いです。
ニンマリして頂けると更に幸い。 (^。^ゞ
期間中、お茶会、ワークショップなどもあります。
さてさて、タイトルの『Allegro con brio ~次代へ~ 』とは……。
・Allegro con brioは、音楽用語で「生き生きとして、快適な速度で」という意味です。
・副題の『次代へ』までを含めると、『次世代へ、楽しくワチャワチャやって行こうぜ!』という感じです。
個人的には、ご機嫌な時の座右の銘である『悠々として急げ!』(開高健)あたりがイメージですが。
ご高覧の程、よろしくお願い致します。 m(_ _)m
告知は以上です。 m(_ _)m
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【以下、読みとばしOK】
一昨年あたりから、個人的に細工物推し企画や出品を連発しております。これは「備前細工物を見直そう」という趣旨からです。
個展、グループ展、公募展、新幹線コンコースでの展示などで露出を高めておりますが、なかなか難しい。
今、ひとことに『備前細工物』と称するものには、2系統あると考えています。
一つは、『伝統的な型起こしによる製作』です。
備前の伝統的細工物は、桃山~江戸期に多く秀作があります。これは原型師とデコ師(型起こし職人)の共同によって作られます。型抜きだけで生計を立てる人も居ました。
かつて昭和に興った全国的な工芸運動で『桃山に帰れ』というものがあり、それ以来『器』の需要が高まりロクロ師が重宝されるようになりました。
手の掛かる細工物を手掛ける人は少なくなり、安価なお土産品が作られたりし、今やその高い技術や道具を目の当たりにした方々も高齢に達しています。
しかし、家に型が伝わっていて、古典的技法やモチーフに則って製作する作家さんもいらっしゃいます。
今一つは、『西洋の彫刻的観点による一品製作』です。
明治以降、東京や京都の学校で学んだ彫刻技法を取り入れて一品製作の細工物を作っていた方々がいらっしゃいます。
これらは伝統的技法と融合し対立するものではありませんが、「解剖学的に骨格に筋肉を乗せて獅子を作る」考え方などはその例でしょう。
現在は、美大出身者も増えて、素材としての備前という見方や様々なテクニックも見受けられます。
今は、この2系統を更に細分化する概念の違いもあり、それらの多彩さを見せられる時期に差し掛かっていると思います。
小生の如く新規参入組はその辺りも押さえつつ、「新しい何かを提示するのが努めではないか?」と思い至った訳です。
・伝統的モチーフや型を使う『古典派』
・超絶技巧の『リアリズム派』
・微笑ましい『カワイイ派』
・器にプラスする『ちょい乗せ派』
・社会的メッセージを付加した『社会派』
・オブジェとしての『アート派』
などなど。
これらの色々とある「切り口の違いを如何に見せるか?」という事が企画の要点となります。
という事で、まぁ、毎度企画する訳ですが、その度に試行錯誤が多く忸怩たる思いもあるのが現実です。
今回は、「用の有無は問わず」展示する事から、製作者の『切り口』が見えたなら幸いです。
よろしくお願い致します。 m(_ _)m

【日本遺産認定記念 第35回備前焼まつり】の告知です。
日時 : 平成29年 10月14日(土)9:00~17:30 ・15日(日)9:00~16:30
前夜祭 炎の祭り『かべりだいまつ』は、13日19:00スタート。
会場 : 備前市伊部(JR赤穂線 伊部駅周辺)
●今年も出店致します。
場所は例によって例のところです。オレンジ色の幟出してます。たぶん。
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【出店場所】
●駅を降りたら正面通りをまっすぐ。T字路にぶつかったら右。そのまま右を見ながら歩いてオレンジ色の幟がウチです。(旧、安達酒店前になります)
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また、お買い上げ頂いた方への『ローリエ(月桂樹)一掴み進呈』が好評だったと思い込んでいますので、今年も半強制的に配布します
【経験上のメモ】
■駐車場関係
・伊部小学校は、7:30時点でほぼ満車。
・リフレセンター(伊部の西端)に駐車すると遠いようですが、旧道や路地をブラブラ歩けるので良いです。
・リフレセンターと片上(伊部より海側)の駐車場からは、無料シャトルバスもあります。
■交通関係
・JR赤穂線の臨時列車があります。(岡山~伊部約40分)
・閑谷学校へは無料シャトルバスで行くのが便利。(無料になりました!)
■飲食関係
・飲食の出店あります。
・カフェ(コーヒー)の出店が増えています。(岡山は意外にコーヒー焙煎士が多い)
・ビールなどアルコール飲料を売る店は少ない。
・アイスクリームが悩みどころ。白桃・醤油など。晴れた日は大行列します。
・黒豆の枝豆、コノコ、アナゴ、デビラ、ぶどうが地元特産品。
・ちりめんじゃこの美味しい店がある。
・地元醤油屋さんの唐揚げが美味しい。醤油ソフトクリームも人気。
・岡山市内の日本料理店のハヤシライスが出張。
・スーパーマーケット(マルナカ)あり。駅から東へ10分弱のところにあります。
・コンビニあり。伊部駅から西へ。
■新しいイベント
・備前陶芸センター:『野の花と器展』 陶友会青年部×IKENOBOYS
・埋蔵文化財管理センター:備前焼フラワーポットを秋の草花で彩るイングリッシュガーデン。
・備前陶芸センター:備前焼体験(製作→窯詰め→窯焚き)
●個人的注目は、
・さわら棒寿司・穴子押し寿司 (地元寿司店による出店。数量限定)
・BIZEN BLUES BAND(備前焼作家バンドによる演奏)
・備前焼ガチャ (備前焼作家集団けらもす)
■その他
・花材として黒米、唐辛子、トウモロコシを売るお店もあります。
・路地に入ると備前焼以外の面白いものがある。
・紫外線ケアはしたほうが良い。
・日傘は邪魔かつ危険です。(見ていてハラハラします)
・スマホ片手に歩いている人は急に立ち止まる事があるので注意。
・時間に余裕のある方は湯郷温泉へ! 程よいドライブの距離です。
・両日とも伊部の町並みを観光ボランティアガイドが無料でご案内。
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■小生の個人的なこと
・お昼ごはんは例年『アナゴ飯』『アナゴ棒寿司』が鉄板でしたが、一昨年より『サワラ寿司』推しに変更。
・毎年、昼ごはんが15:00過ぎ。
・毎年、備前焼小町を見そびれる。
・ほぼ毎年、写真愛好家撮影の小生のアップ写真が駅に飾られる。
・ほぼ毎年、2日目の山陽新聞朝刊に写真で登場する。
・時々見かけるワンコ達は皆、可愛く、お利口さんである。
・主催者発表の来場者数は、実際より○○いと思う。
・備前焼ガチャ(けらもす)は、好評の為、売り切れ必至。
ってな感じで、まったく祭りの準備をしていない状況ながら、告知まで。
・詳細は、【備前焼陶友会のページ】へどうぞ。ページ下部にあります。
なお、【備前焼作家集団けらもす】メンバーの出店位置です。
